米西部カリフォルニア州沖のサンクレメンテ島で行われた日米共同訓練で、周辺状況や今後の作戦について協議する米海兵隊と陸上自衛隊員ら=2013年6月17日、西田進一郎撮影 【サンクレメンテ島(米西部カリフォルニア州)西田進一郎】「敵に占領された空港施設をオスプレイの海兵隊が制圧して、その後自衛隊に入れ替わる」。日米共同訓練が行われている米西部カリフォルニア州沖約120キロにあるサンクレメンテ島。記者団の近くにいた海兵隊員が17日の離島奪還訓練のシナリオを明らかにした。 【離島奪還訓練の様子】 土煙を巻き上げて着陸した4機の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイから、計約80人の海兵隊員が小銃を構えて荒野に走り出した。敵が占拠する空港へと間合いを詰め、銃撃戦を始めた。 「パンパン」と空砲の撃ち合いが15分ほど続き、陸上自衛隊の戦闘ヘリが上空に現れた。ヘリが一帯を旋回して周辺の安全を確保した直後、