暦刻んだ大刀出土 福岡市西区・元岡古墳 「庚寅」の文字、５７０年製造か / 西日本新聞暦刻んだ大刀出土 福岡市西区・元岡古墳 「庚寅」の文字、５７０年製造か 2011年9月21日 16:22 カテゴリー：社会 九州 > 福岡 元岡古墳群から出土した西暦５７０年に製造されたとみられる銘文入りの大刀。手前はエックス線撮影＝２１日午前、福岡市役所 福岡市教委は２１日、西区の元岡・桑原遺跡群の元岡古墳群（７世紀中ごろ）で西暦５７０年に製造したことを示すとみられる「庚寅（こういん）」など１９文字の銘文が象眼という技法で刻まれた鉄製の大刀が出土したと発表した。暦使用の日本最古の実例とされ、６世紀半ばに朝鮮半島から暦が伝来したとする「日本書紀」の記述を裏付ける貴重な発見とみられる。 古墳から銘文が入った刀剣が出土したのは全国７例目で、干支（かんし）や年次と月日を組み合わせて表記された刀剣が発見されたのは初めて。 日本書紀によると、暦は５５４年に百済から来日した「暦博士」から伝わったと
