戦後、再開された日本の航空産業の初期に、東京・立川市の会社が製造した軽飛行機が当時の姿のまま修復され、立川市で披露されました。 この軽飛行機は「R-HM」と呼ばれ、昭和29年、フランス人技師の設計の下、海外に輸出する目的で立川市の会社が1機だけ製造しました。 この機体は、立川市内の倉庫に長い間、保管され、会社では貴重な機体を後世に残そうと、当時の材料や塗料などをできるだけ使って、ことし1月から機体の修復に取り組み、完成した機体が9日、披露されました。 機体は、全長およそ6メートル、幅8メートルで、木製と鉄製の骨組みに布を貼り巡らし、特殊な塗料を塗っています。 修復された機体は飛ぶことはできませんが、製造当時、最高速度が時速150キロ、3000メートルの高さにまで上昇できたということです。 修復した会社の内田満夫部長は、「修復作業を通して戦後まもない時期に国産の飛行機を作った先輩たちの心意気
今日の産経コラムは不肖・木走の琴線に触れた怪獣オタク魂に火をつけたのでした。 ●破壊王ゴジラでさえ、タブーを守っている〜だからどうした産経抄 本日(10日)の産経新聞コラム産経抄から・・・ 九十一歳で亡くなった作曲家の伊福部昭さんは、ゴジラ映画の音楽を担当したことで“おたく族”にも熱烈な信奉者がいるが、テーマ音楽のみならず、ゴジラの鳴き声も「発明」したそうだ。 ▼封切りが迫るなか、ゴジラの鳴き声が決まらない。録音部が動物園で猛獣の咆哮(ほうこう)をとり、回転速度を変えたり、複数の動物の声を混ぜたりしたが、しっくりこない。そこで音楽担当の伊福部さんがコントラバスの弦を、松ヤニを塗った革の手袋でしごくアイデアを思いついた。空想の怪物に命が吹きこまれた瞬間だ。 ▼北海道生まれの伊福部さんは幼いころアイヌの歌や踊りに触れ、独学で作曲を始めた。大学も北大農学部に進み、音楽家としては異端の道を歩んだ。
58年前、世界で初めてのヒトの臓器の生体移植である腎臓の移植手術を成功させ、ノーベル医学・生理学賞も受賞した、アメリカの外科医、ジョセフ・マレー氏が、26日、亡くなりました。 93歳でした。 ジョセフ・マレー氏は1919年にアメリカ東部・マサチューセッツ州で生まれ、第2次世界大戦中は軍医として、やけどの兵士に死亡した別の兵士の皮膚を移植する治療を行うなど、早くから移植医療に取り組んできました。 そして58年前の1954年、1人が重い腎臓病だった双子の兄弟の間で腎臓の移植手術を行い、世界で初めてヒトの臓器の生体移植に成功しました。 また、移植手術で最大の障害となる拒絶反応についても、マレー氏は、患者が臓器をもらう相手と血縁関係がなくても拒絶反応を小さくできる免疫抑制剤の開発に取り組みました。 これらの功績からマレー氏は、1990年、ノーベル医学・生理学賞を受賞しました。 マレー氏が入院してい
県内屈指の専門書を有する県立図書館2館について、県教育委員会は7日、横浜市内の1館に図書所蔵機能を集約し、閲覧・貸し出しサービスは廃止する方向で検討していることを明らかにした。川崎図書館は廃館となる見通し。県緊急財政対策に基づく施設見直し計画の一環で、今後は市町村立図書館の機能を補完する事業に特化させる方針だ。都道府県立図書館を県民が直接利用できなくなるケースは例がないという。 県教委は、県立図書館の役割として▽図書の相互貸借システムの運営▽司書の研修▽専門書の収集-などを列挙。県内の公立図書館は、全33市町村で40年ほど前の約4倍に当たる75館が整備されていることから、「閲覧や貸し出し業務は県民に身近な市町村が担うべき」との考えを示した。 県立図書館2館の蔵書計約104万冊は、公立図書館など112機関が加入する「県図書館情報ネットワークシステム」(KLネット)を大学や企業に拡充し、各
人工的に暗闇で長期間飼育したショウジョウバエのゲノム(全遺伝情報)を読み解いた結果、解毒を促す遺伝子が変異していることを京都大の布施直之特定研究員(遺伝学)らのチームが突き止め、14日付の米オンライン科学誌に発表した。毒に対し強くなることで暗闇に適応している可能性も考えられ、今後、変異の影響を調べ、メカニズムを解明したいとしている。 ショウジョウバエは昼行性だが、京大では生物の環境への適応を調べるため、1954年から約1400世代にわたり暗所で飼育している。 チームは、このハエの雄20匹のゲノムを解読し、通常のハエと比較。約1万4千個の遺伝子のうち241個で変異が受け継がれていた。この変異には、体に入った毒を排出する酵素を作る遺伝子が多く含まれていた。同様の変異が雌にもあるとみている。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く