「ネット解禁しなければ、ここまで苦労しなかった」 「ミスターIT」民主・スズカン氏、ネガディブ情報に沈む 20人の候補が乱立した東京選挙区(改選数5)では、最後の5議席目が特に激戦になった。僅差で涙を飲んだのが現職の鈴木寛氏(民主)だ。元通産官僚でIT政策通の鈴木氏は、楽天の三木谷浩史氏らIT業界からも後押しされ、民主党広報委員長としてネット選挙の解禁にも尽力した。しかし、皮肉にも初のネット解禁選挙で苦杯をなめることに。とくに鈴木氏を苦しめたのは、ネット発のネガディブ情報だった。 山本氏「引きずり下ろしてでも、僕が上がる」 ネット上をかけめぐった鈴木氏への主な批判は、(1)鈴木氏が文部科学副大臣として、子どもの被ばく許容量を年20ミリシーベルトに決め、無用な被ばくをさせた(2)文部科学省がSPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)のデータを隠し鈴木氏がそれに関与した、とい