コミック版「おもいでエマノン」の続編。「おもいで」のレビューは、最後は、どうか幸せな記憶を「おもいでエマノン」 をどうぞ。 彼女の名前はエマノン ――― 四十億年分の記憶とともに生き続ける女性。見た目はハタチそこそこの娘にすぎない。長い髪、おおきな瞳、彫りの深い貌、そばかすが、日本人ぽく見えず、メスティーソのよう。前作では分厚いセーターに包まれた肢体が、今回では惜しげもなく日のもとにさらされている。すんなりと伸びた、まぶしい、うつくしい、彼女のはだかを、たくさん堪能できる。凝視せよ、眼福とはまさにこのこと也。 ストーリー的には小説版「おもいでエマノン」の後半のエピソードに想を得ている(ように見える)が、タイトルは「さすらいエマノン」なのでちょっと困惑する。ひょっとすると、わたしの思い違いかもしれないので、小説版「さすらい」を読む。すると、また違った「エマノン」が浮かび上がってきて面白い。
竹沢 尚一郎著 ★★★▲☆ 人々が「社会」というものを意識しだし、それを国家観に結び付けていった系譜。 中世のヨーロッパにあっては、封建主義から啓蒙主義へと発展していった訳だが、そのなかにあって、グーテンベルグの印刷技術が興ったこと契機になっていたのはいうまでもない。それに加えて、本書では、「百科全書」の効用も挙げられている。知を包括する試み。それが公共意識を生み出す流れと相まっていたという。 逆に、印刷メディアの歴史や価値をを考える際には、本書にあるような「社会観」(すなわち国家観・世界観)の変遷をもあわせて見なければならないだろう。 先日「図書と図書館史」の単位をとったばかりだが、図書館の歴史を考える上で、17世紀のこの「百科全書」の位置づけは、なかなか取り上げられていないのではなかろうか。 知の総合目録を確立し、啓蒙主義の扉を開いたことが明らかにされているわけだが、これがデューイの分
2010年03月04日13:35 カテゴリIT テレビ局が次世代携帯を殺す テクニカルな話で恐縮だが、マスメディアではまったく取り上げられない問題なので、繰り返し指摘しておきたい。ASCII.jpでも書いたが、アナログ放送終了後に移動体通信に割り当てられる予定の700MHz帯について論争が起こっている。ここでおかしな割り当てを行なうと、日本のIT産業は致命的な打撃を受けるおそれが強い。 総務省の案では700/900MHz帯をペアで割り当てる方針だが、これは図のように国際的な割り当てとまったく違うため、欧州やアジアで使える通信チップが使えない。この原因は、710~730MHzをITSに渡し、770~806MHzをテレビ局のFPUが占拠しているため、移動体通信に使える周波数が730~770MHzの40MHzしかないことだ。770~800MHz帯はAWFのView1~4でもアップリンクに使われて
あれは、まだ私がマイクロソフトに勤めていた頃...10年以上前のことになってしまったが、ある社内ミーティングでの会話を覚えている。「新しくできたサーバーセンターのストレージ、なんと数Terabyteもあるそうだよ。」当時は、テラバイトなんてものすごい容量だと思っていた。それが、今ではペーパーバックス大のポータブルHDDで1TBなんて当たり前。ストレージ容量の拡大のスピードにはまさに目を見張るものがある。 ちょうど、今週のエコノミスト誌で便利な表を見かけたので、備忘録代わりに、ここでご紹介。 Terabyte (TB)... ギリシャ語の"Monster"が語源。アメリカ国会図書館の全蔵書は15TB。 Petabyte (PB)... アメリカの郵便サービスが取り扱う郵便物の一年分が約5PB。Googleが一時間に処理する情報量が約1PB。 Exabyte (EB)... エコノミスト誌の1
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