厚生労働省は5日、新型コロナウイルス感染拡大に関連した解雇や雇い止めが見込みを含めて4日時点で2万540人に上ったと明らかにした。先月21日に1万人を超えてから2週間で倍増した。雇用情勢が急速に悪化している実態が鮮明になった。政府は雇用維持策を相次いで打ち出しているが、歯止めがかかっていない。 厚労省は、各地の労働局やハローワークに相談をした事業所から集計した。業種別や都道府県別、非正規労働者の人数は明らかにしていない。だが四半期契約の派遣社員は6月末で契約更新のタイミングを迎える人が多く、1カ月前の5月末に雇い止めの通告を受ける場合がある。
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