伊丹十三ファンです。 僕が初めて俳優としての伊丹十三の演技を見たのは「北の国から」でした。田中邦衛が離婚した嫁の再婚相手という役柄でかなりニヒルなキャラだったのですが、悪カッコイイ男として強烈な印象を受けました。遊園地のパンチングマシーンを殴った後に、「ボクシングの経験はあるんですか」と聞く純に対して「真似だけな」とキザな一言。純も「実は僕はあのおじさんは嫌いではないわけで」と言っていたわけで。 キザ男の印象が強かった伊丹十三ですが、ひょんなことからエッセイ読んでみると、そんなにキザ男ではないぞ、と。こだわりは強いけどなんか洒落てるぞ。と。 そんなこんなで伊丹映画を一気見しましたが、結論から言うと、一気見はもったいなかったです。なぜなら全てハズレなしの名作揃いだったから。いや、ちょっとはハズレかな?ていうのもありましたよ、でも、日本映画低迷期に伊丹映画だけがヒットを飛ばし続けたのも納得の作