ほやほやの1000歳。 こちらはW49B、地球から2万6000光年離れたところにある超新星の残骸です。生まれてから1000年経ちますが、1000年なんて宇宙の時間で言えば人間の心拍1回分にも達しません。そしてW49Bは、新たなブラックホールの誕生かである可能性があることがわかりました。もしそうなら、我々の銀河ではもっとも若いブラックホールです。 冒頭の画像はNASAの研究者らが作ったもので、NASAのチャンドラX線観測衛星のデータ(青と緑)、米国立科学財団の超大型干渉電波望遠鏡群のデータ(ピンク)、カリフォルニア工科大学のパロマー天文台の赤外線データ(黄色)を合成したものです。これを見て彼らは、この超新星残骸の形成過程について疑問を持ち、詳細に検討しました。そして「X線や他の周波数データで見えるたる型の形から、この星が通常とは異なる状況で活動停止したことが示唆される」としています。 研究に