学内の食堂や家賃の支払い、 さらには単位までもがポイントで 購入できるの。そのポイントを 稼ぐために商売をしたりアプリを 開発したりと学生たちは頭をひねるのよ。 『卒業のための犯罪プラン』浅瀬 明 (著)宝島社文庫あらすじ大学二年生の降町歩は家庭の事情により、今年度中に卒業せざるを得ない状況になった。 彼の通う「庭大」こと木津川商科大学ではポイント制度が取り入れられており、学内の食堂や家賃の支払い、さらに単位までもがポイントで購入できる。 学生たちはこのポイントを手に入れるため様々な「事業」に取り組む。 歩もポイントを稼ぐために、不正行為によるポイント取得者を摘発する「監査ゼミ」に所属。 ところが調査対象から取引を持ちかけられる。 卒業をかけた「ポイント稼ぎ」の行方は父が亡くなり、学費の工面が厳しくなったため今年度中に卒業しなければならなくなった歩。 卒業に必要な単位を取得するためにはまと