ブックマーク / socius-lover.hatenablog.com (18)

  • 定食春秋(その 464)煮込みハンバーグ定食 - 今日も 来て しまった

    ハンバーグの原体験はマルシンである。牛肉輸入自由化前は、一般家庭でハンバーグなぞ出てこなかった。ブルジョワは知らんけど、少なくとも我が家では。 ゆえにマルシンの練り物にも通じる味わいが原体験だった。ミートボールならばイシイのオベントくんだし。牛肉はごくたまにすき焼きをべるくらいだった。 今の若い世代はハンバーグというと、香ばしく焼かれて、ナイフを入れると肉汁ジュワーで、芯にほんのり赤みが残っているものを思い浮かべるかもしれない。 でも、昭和の卓では半生など御法度だった。我が家のハンバーグは、鬼の首を取るようにグツグツと蒸し焼きにされ、こぼれた肉汁で煮込まれてたっけな。 前口上が長くなりましたが、煮込みハンバーグ定。「昔なつかしい味!」との添え書きにて即決で注文です。10分待ってやってきたのは、ザ・ハンバーグ。 箸でべるのがいいよね〜とひと口べれば、お肉はフワフワ。噛むごとにケチャ

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    ot_nail 2022/10/15
  • 麺喰らう(その 704)カレーそば - 今日も 来て しまった

    っぽいカレーべたい。油断すると膜がはるような、黄色いヤツ。辛みはそこそこ、スパイスよりもソースが似合うような、そんなカレーべたい。 ところが、意外とこれが難しい。印僑の店は言うに及ばず、ココイチ、日乃屋などのチェーンも、街の洋屋さんも給っぽいカレーは取り扱いがない。 あえていうならば、そば屋のカレー。店によって、ツユに近い味だったり、カレールゥだったりいろいろだけど、懐かしさを覚えるカレーはそば屋にある。 で、こちらは立ちいならぬスツールいのお店。券売機をみるに、残念ながらご飯ものはないけど、カレーそばを選ぶ。南蛮を名乗らないのが、興味深い。 やってきたのは、黄色くはないけど、色合いにノスタルジーを感じるカレー。肉をひとつまみすると、給というより、家庭のカレーかな、でもおいしい。 豚肉は適度な脂身で、ヒラヒラ肉をすすれちゃう。そば屋のカレーの玉ねぎは、つど煮ることが多

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    ot_nail 2022/05/09
  • 定食春秋(その 393)山かけトロロ丼と蕎麦 - 今日も 来て しまった

    「蕎麦屋で一杯」は、大人の嗜みである。ビールで天ぷらを喰み、そば焼酎でそば味噌を舐め、日酒でそばがきをチビチビかじる。 〆には、もりそばとそば湯もいいけど、かけそばのツユを飲んで酔い覚ましなんてのも悪くない。でも、残念ながらお天道様は高い。 午後の仕事もあるので、壁一面の銘酒の一升瓶に秋波を送りつつ、手元のメニューに目を落とす。丼ぶりとそばのセットがお得だな。 カツ丼、カレー丼、しらす丼、天丼。どれもおいしそうだけど、にわかにマイブームの山かけトロロ丼に、たぬきそばをつけるかな。 先日べたラーメンは限定だったのだろう、すでにメニューになく、一期一会だったな。代わりの四万十産のうな丼がおいしそう。 ふとみれば、お隣は昼間っから瓶ビールを飲んでおり、コロナ禍が落ち着いたのだとしみじみ思う。夜の客足は戻ったのだろうか。 さて、うずらの玉子がかわいらしいトロロ丼をさじでパクリ。ダシの香り、トロ

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    ot_nail 2022/04/16
  • 麺喰らう(その 659)叉焼雲呑麺 - 今日も 来て しまった

    「俺たちは機械じゃねえ」「話はすべて聞かせてもらった」とは、漫画「それでも町は廻っている」に出てくる、一度は言ってみたいセリフ集。 確かに、ドラマや映画ならではのカッコいいセリフは、日常で試してみたくなります。シャア語録ならば、応用もききそうだしね。 自分ならどうだろうと考えると「この店で一番高い酒を持ってこい!」ですね。私が行くような居酒屋なら、たかが知れてるので安心。 これがホストクラブならば、ウン十万円のドンペリが出てきて、えらいことになるのかな。などと愚にもつかないことを思うお昼どき。 ラーメン店でメニューを右から眺めれば、支那麺、雲呑麺、高菜麺、叉焼麺と徐々にお値段が上がり、高菜雲呑麺、叉焼雲呑麺が最高峰。 連日の4桁オーバーは緊張しますが、コロナ禍で忘年会もないし、ランチで少し贅沢してもバチはあたるまい。叉焼雲呑麺に狙いをつける。 よく見ると、雲呑の数が5個か3個を選べるらしい

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    ot_nail 2021/12/16
  • 麺喰らう(その 644)朝の特製かき揚げうどん with こだわり卵 in なか卯 - 今日も 来て しまった

    きつねうどんでもべようとなか卯に立ち寄ると、朝は「特製かき揚げうどん」がお得らしい。君子豹変してかき揚げ腹に切り替える。 かき揚げに限らず、なか卯の揚げ物はおいしいし、揚げたての朝ならばさらなり。なか卯名物、琴によるポップス演奏を聴きつつ待つ。 かき揚げが別盛りなのが嬉しい心遣い。箸で2つに割って、半分はうどんにのせて、半分はサクサクを楽しむとしよう。我ながら好判断。 さて、こだわり卵はどうしようかな。いつもなら月見にするけど、せっかく器が付いてきたので、丹念にかき混ぜて、ダシに注ぐ。 熱が入らないので、かき玉汁のようには固まらず、ダシと一体化していきます。京風のお淑やかなダシと卵のやわらかな風味が合いそう。 まずは、かき揚げをガブリ。特に味をつけずとも、油の香ばしさと、玉ねぎ、人参、カボチャの甘さで十分おいしい。期待通りサクサク。 ここで、たおやかなうどんをツルツル。讃岐のようにコシが

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    ot_nail 2021/11/25
  • 定食春秋(その 385)カレー丼 - 今日も 来て しまった

    人気のラーメン店で「スープ売り切れのため閉店」とのお知らせがある。作り置きができない絶妙な味わいなのだろう、致し方ない。 では、定屋さんで「ご飯が売り切れのため閉店」はありうるか。ありえそうだけども、私の狭い人生経験では、寡聞にして知らない。 で、こちらそば屋さんのお昼どき。たまには丼ぶりものでもべようと、各種丼ぶりからカレー丼を選択。あきたこまち100%が嬉しい。 ここのカレー南蛮は絶品で、カレーせいろなんて変わり種もおいしい。つまり、成功の約束された味なので、大船に乗った気持ちで待つ。 やってきたのは、豚肉と玉ねぎだけのシンプルなカレー丼。見た目からして御馳走です。陶器製の匙を手にとり、まずはひと口パクリ。 ダシ、かえし、カレー粉。以上のはずなのに複雑な味わい。隠し味があるのだろうけど、家庭では再現できないプロの技に感心しきり。 丼ぶりでカレーべるときは、ソースとご飯のペース配

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    ot_nail 2021/11/18
  • 麺喰らう(その 636)辛味大根おろしそば - 今日も 来て しまった

    秋は収穫の季節です。果物が実り、魚は脂を蓄え、稲穂が頭をたれる。欲の秋にふさわしく、瑞々しいおいしさに満ちあふれています。 秋はまた、新そばの季節です。そばの風味は繊細ですが、新そばは格別。ウキウキとノレンをくぐり、目についた辛味大根おろしを注文。 海原雄山なら「せっかくの新そばにこの薬味をつける鈍感さは許せぬ」と、憤りますが、あたしゃ田舎者のそばいですから気にしない。 大根おろしがおいしいと思えたのは30過ぎかな。あればべるけど、決して自分で注文しない存在で、サンマの添え物、程度の認識。 ところが、今では熱心に大根をおろして、しらす、明太子と和えたり、卵と混ぜてすき焼きのつけダレにしたり、ジアスターゼの虜です。 ともあれ、新そばをツルリ。そば粉率が高いので少しゴツゴツした喉越しなのがステキやん。ふた口めはどっぷりツユをつけちゃえ。 さて、大根おろしの出番です。ひとつまみしてツユに溶

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    ot_nail 2021/11/13
  • 麺喰らう(その 632)コロッケそば in 箱根そば - 今日も 来て しまった

    コロッケそば。存在が当たり前すぎて気にしてなかったけど、考えればとんでもない組み合わせである。なぜに、そばにコロッケ? どうやら関東発祥のメニューらしく、銀座が元祖ともいうけど、手軽にべられるのは、首都圏ローカルの立ちい界隈に限られる。 そもそも通勤途中にサッとべる立ち文化は、大都市圏だけ。名古屋がきしめん、大阪がうどん、東京がそばの棲み分けです。 最近では各駅そばの SNS がコロッケそばを盛り上げてましたね。改めて希少性に感謝しつつ、箱そばでコロッケそばをいただく。 箱そばのコロッケは、カレー風味が味の決め手です。まずはそばをズルズル、思ったよりツユが熱く、ふうふう温まりつつすする。 お楽しみのコロッケは、ツユに浸っても崩れない強度だけど、箸を入れるとスウっと切れてゆく。ひと切れ切り出して、バクリと。 衣の油っ気、じゃがイモの甘み、カレーの辛味がおいしい。断面からツユに溶けゆ

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    ot_nail 2021/11/08
  • 定食春秋(その 381)寿司トッツォ - 今日も 来て しまった

    イタリア発のスイーツは、定期的に流行する。美の国というのもさることながら、緯度が近いから日人との嗜好が合うのだろう。 ジェラート、ティラミス、パンナコッタはすっかり定着したけど、こんどはマリトッツォらしい。イタリア語で「夫」が語源とか。 さながら「父っつぁん」とでも解釈すればよいのか。丸くて小ぶりなパンに、はみ出さんばかりのクリーム。カロリー爆弾のようなひと品。 で、すぐにブームにのるのが日人たる証です。街のパン屋さんならまだしも、持ち帰り寿司屋までが参戦、その名も「寿司トッツォ」。 パンが酢めし&海苔、クリームがネギトロにそれぞれ置き換えられ、魔改造にも程がある。でも、約束されたおいしさには抗えない。 どこからべればよいものか。少し醤油をつけて、大きく口をあけてガブリ。ネギトロのとろりとした旨みが、口に流れ込んでくる。 粘り気ある海苔だけでなく、タクアンも潜んでおり、ポリポリと

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    ot_nail 2021/11/07
  • 麺喰らう(その 631)すごい煮干しラーメン in 富士そば - 今日も 来て しまった

    最近の富士そばは、やたら攻めている。映画ゲームのお次は、同業ともいえる人気ラーメン店とのコラボメニュー、煮干そばです。 ■科捜研の女コラボ https://socius-lover.hatenablog.com/entry/2021/08/10/070000 ■ゲームコラボ https://socius-lover.hatenablog.com/entry/2021/09/21/070000 新宿はゴールデン街に店を構える、ラーメン凪とのコラボメニュー。いちどべたことがあるけど、これでもかと煮干がきいていた。 で、新商品の噂を聞きつけ、途中下車してまで先行販売の店へと。我ながらこの情熱と行動力を、ほかに活用できないものかと思います。 朝早いものの、JR 駅近くなのでそれなりに混んでます。周りが朝そばを頼むなか敢然と煮干そばの券を差し出す。楽しみだな。 富士そばは店ごとの裁量が大きいの

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    ot_nail 2021/11/06
  • 麺喰らう(その 630)ボロネーゼ - 今日も 来て しまった

    たまにはイタリアンを攻めようと、メニューとにらめっこ。ピザかパスタか悩ましいけど、ひとりランチに丸いピザは恥ずかしい。 パスタはペペロンチーノやボロネーゼといった格派から明太子まで幅広い。せっかくなので、あまり縁がないボロネーゼを選ぶ。 たしか場風ミートソースだと調べれば、イタリア・ボローニャの名物で、挽き肉のトマトソース煮込みを指すらしい。なるほど。 正式名称はスパゲッティ・ボロネーゼ。気分を盛り上げて待つと「ミートソース、お待たせしました〜」って運ばれてきた(笑)。 気を取り直して眺めれば、たしかにミートソース。あらかじめ粉チーズがかかっており、たっぷりの挽き肉が期待どおりおいしそう。 イキのよいパスタを巻いてべれば、トマトを中心とした野菜の風味と、オリーブオイルの香り、挽き肉の旨みが見事な三重奏です。 途中でイタリア人が見たら怒りそうなほどタバスコをかけて味変する。ちなみにイタ

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    ot_nail 2021/11/05
  • 麺喰らう(その 627)鍋焼きうどん - 今日も 来て しまった

    鍋焼きうどんは、はっきりべたいという意思がないと頼まない。店にいく道すがら、なんなら、朝起きたときから鍋焼き腹なのだ。 断固たる決意が必要、そう、桜木花道さながらのダンコたる決意が必要なのです。ブログをひもとけば、およそ1年ぶりの注文です。 ずいぶん久しぶりと思うけど、真夏にべたのは味噌煮込みうどんでした。同床異夢のように、微妙にジャンルが異なりますね。 ほどなくやってきました鍋焼きうどん。ジンライムのような、お月さまのような玉子を覆い隠す具材たち、ウキウキしますね。 ぐらぐら煮えたつ鍋に、七味をざんざん振って、香りを楽しむ。箸を割り、小鉢にうどんをいく筋か取り分け、ハフハフとべる。 醤油と味醂のきいた甘〜いツユが、たっぷりの七味と手を取り合ってうどんをアシスト。ズルズル、アチアチ、汗が噴き出します。 かまぼこはムッチムチで、板わさにしたら、日酒が似合いそう。ツユをたっぷり吸ったお

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    ot_nail 2021/10/30
  • 麺喰らう(その 622)アサリとキノコのスパゲティ - 今日も 来て しまった

    スーパーにあるキノコの種類が増えている。栽培か、流通か、あるいは両者の進化かもしれないが、昔からこんなにあったっけ? 団塊ジュニアの記憶にあるのは、エノキ、椎茸、なめこくらい。あとは、秋になると松茸を巡ってカツオが暗躍した記憶がある。 マッシュルーム、しめじ、舞茸、エリンギ、ブナピー、ヒラタケなどと徐々に種類が増えた気がする。ホクトの功績は見逃せないな。 ともあれ、日はアサリとキノコのスパゲティ。天然でなければ旬も何もなかろうけど、やはりキノコは秋にべると気分がよい。 アサリも潮干狩りのイメージで春が旬と思っていたけど、調べると、春と秋の産卵期前が旬なのだとか。なるほど、楽しみが増えた。 サービスのコーヒーをチビチビなめていると到着。みればカツオ節がたっぷり。これは想定外ですが、香りの重畳がいい感じです。 ザッとまぶしてべれば、和風ダシがアルデンテに似合います。みたところキノコは、椎

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    ot_nail 2021/10/20
  • 麺喰らう(その 616)鳥中華 in 高幡そば - 今日も 来て しまった

    京王線は私鉄のなかでも路線が短めで、ほぼ都内を走っている。乗車時間が短いため、駅ナカの飲店は控えめで、ユーザーとしてはちと寂しい。 沿線の名所、高幡不動から名をとった高幡そばも2店舗のみ。競合の小田急が箱根の名を冠した箱根そばを沿線各地に展開するのとは対照的です。 それでも明大前は線と井の頭線の乗り換え駅なので、高幡そばだけでなくカレーのC&Cなどが軒を連ねており、いわば最後の砦となっている。 労働人口の減少により業である鉄道収入が頭打ちで、各社は不動産、沿線開発などにシフトせざるを得ない。東急あたりはそこがうまいよな。 そんなことを思いつつ、名物の鳥中華。マスコミで紹介されたとの貼り紙もあり、主力感が半端ない。待っていると、後客も鳥中華を頼んでいる。 登場した鳥中華はツユに黄色い中華麺が泳ぐ。海苔、ナルト、水菜、揚げ玉あたりはそばの援用だね。やきとり大の鶏肉もころころ入ってます。

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    ot_nail 2021/10/11
  • 麺喰らう(その 609)冷やしとろろそば - 今日も 来て しまった

    イモは基的に生でべない。サラダで少々生することはあっても、ジャガイモもサツマイモも加熱されてこそ、ホクホク感の領発揮である。 一方でとろろ。ヤマイモ、自然薯など原料はともあれ、独特の粘りと野趣あふれる風味、ツルンとした喉越しなど、生できるイモの代表である。 季節は秋めいてきたけど、日はあえて冷やしとろろそば。自らの意思というより、野生の勘、能的な衝動に近い。すべて体の決めたままに。 とろろは精がつくなんていうけど、とくに使い途もない。とはいえ、天高く馬肥ゆる秋だし、長い冬に向けて栄養をつけるに越したことはない。 おお、海苔たっぷりで嬉しい。まずはそばをチョコっとツユにつけてすすり込む。温かいそばは味がぼやけるけど、冷たいとやはり凛としてるね。 お次はとろろをたっぷり絡めてズゾゾ。唇から喉越しまで心地よいぬるぬるが通過する。とろろにとって牛タン&麦ごはんと伍する晴れ舞台だな。

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    ot_nail 2021/09/28
  • 麺喰らう(その 608)朝うどん in 箱根そば - 今日も 来て しまった

    朝の散歩ついでに朝なぞ。休日の朝なれば箱根そばも人はまばらで、ゆったりとべられます。涼しくなると、またぞろ温かい汁ものが恋しい。 朝麺は温 or 冷/そば or うどんからの四択。こう秋めいてくると、うどんにツユのしみたのが欲せられ、「うどんで」と告げつつ券を提出する。 すると冷蔵庫からうどん玉がとりだされ、茹で時間の始まり。調理をじっと見つめるほどヤボではないので、水をいれ席を確保して、座って待つ。 さて、ほどなくうどんの呼び出し。揚げ玉、お揚げ、ワカメ、ネギの陣容は必要にして十分。箸を割り、徐にうどんを持ち上げ、ズルルとすする。 コシはないけど、ゆるゆるとツユになじむ姿勢がたまらない。黒くてみりんのきいた、いわゆる関東風の甘辛いツユが似合う。七味もかけとこう。 こちら箱そばの揚げ玉はパウダースノーである。サラサラとほぐれ溶けるので、唇を寄せてツユとともにゴクリ。適度な油っ気がたま

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    ot_nail 2021/09/27
  • 定食春秋(その 340)ひと口ヒレカツ定食 - 今日も 来て しまった

    若いみぎり、歳をとると脂がキツくなるのは都市伝説だと思っていた。ところが、五十路がみえてきたこの頃、きっちりと脂がキツくなっている。 カルビよりタン、トロより赤身、豚ロースよりヒレ、モモより砂肝。好みの問題とごちゃ混ぜだけど、明らかに嗜好も変わっている。なるほどね。 で、ひと口ヒレカツ。好評につき再登場という日替わりメニューに期待がかかる。ランチコーヒーをチビチビ舐めて待てば、程なくお出ましです。 ひと口とは名ばかりで、立派なカツが3枚も。まずはソースをかけてガブリ。熱々の衣、キシキシとした肉の繊維、ソースの甘みが三位一体です。 チャンスとばかりにご飯を追いかけてかきこむ。ハフハフと熱気を逃したら、味噌汁をズズっと。小市民の幸せここに極まれり、といった味わい。 2切れ目は卓上の塩をパラリ、肉の旨みがよくわかります。要所要所で野菜をみ、口を軽くしてカツに戻る。キャベツは油物によく似合う。

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    ot_nail 2021/07/30
  • 麺喰らう(その 559)証誠寺そば - 今日も 来て しまった

    通勤時にエアコンで冷える季節です。かといって弱冷房車では蒸し暑く、兎角住みにくい人の世でございますが、暖をとろうと立ちいそば屋へ。 今朝はたぬき玉子そば。たぬきが月見するので、その名も証誠寺そば。勝手に名づけましたが、組み合わせの券があることからも味はお墨付き。 BGM は AM ラジオ、壁に直貼りされたティッシュ箱、カウンターのみ椅子なし。絵に描いたようなザ・立ちい店のすみっこで、楽しみに待つ。 ♩ 証、証、証城寺、証城寺の庭は、 つ、つ、月夜だ、皆んな出て来い来い来い オイラの友達、ぽんぽこぽんのぽん おお、久しぶりだな、証誠寺。濃いめ熱めのツユが濁らぬよう、まずは白身をツルンと飲み干し、揚げ玉もろとも一気呵成にそばをすすりこむ。 色とりどりの揚げ玉は、フワフワ、クニクニ、歯ざわり楽しく、朝だからか新鮮な気がします。おや緑色は春菊天のカケラだね、風味が鮮烈だな。 そばの実の色が濃

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    ot_nail 2021/07/16
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