警察は本当に、この被害者を守ることはできなかったのか。 神奈川県逗子市で、33歳の女性が元交際相手の男に殺害された。男は女性に対する脅迫罪で執行猶予付きの有罪判決を受けた後に、「慰謝料を払え」などとする1千通を超えるメールを送りつけていた。 相談を受けた神奈川県警逗子署は、ストーカー規制法に連続メールについての規定がないことなどから「立件できない」と判断した。女性は「警察は動いてくれない」と不安を口にしていた。そのあげくに刺殺された。 警察は事件を深く反省し、同じ悲劇は繰り返さない、ストーカー犯罪を許さないという強いメッセージを発信してほしい。 平成12年に施行されたストーカー規制法は、拒む相手に連続して電話し、ファクスを送りつける行為を禁じている。だが当時はメールが今ほど広く普及しておらず、連続メールを禁じる規定はなかった。条文が時代に合わなければ、改正しなくてはならない。 自民党は、大