韓国・ソウル近郊の平沢にある烏山空軍基地に到着した、最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の装備。在韓米軍提供(2017年3月6日撮影)。(c)AFP/US FORCES KOREA (USFK)〔AFPBB News〕 中国当局が韓国に怒りをぶつけよと国民をたきつけている。ただし、やり過ぎには用心している。 3月半ば、北京の望京地区にあるスーパー、「ロッテマート」の店内は妙に静かだった。ショッピングカートを押す年配の買い物客がほんの数人いるだけで、店員は棚にある商品を並べ直してばかりいる。レジ担当の店員によれば、数週間前に「何かがあった」せいで客の少ない日が続いているという。その「何か」とは、韓国のロッテグループが2月28日、韓国にある社有地に米国のミサイル迎撃システムの配備を認める契約を交わしたことだ。 中国政府はこれに反応し、国民に怒りを表に出すよう促している