毛唐(けとう)は、本来は「毛唐人(けとうじん)」といい、毛色の変わった人たち、あるいは外国から来た人という意味。差別用語の一種とされる。「外国人」の異称。 概要[編集] 元々、日本では、唐天竺本朝以外に世界はないかのような言語の設定であったので、江戸時代までは外国人と言えば主に中国人で、毛唐人も中国人を指すことばであった[1]。しかし江戸末期ペリー来航以降、欧米人が来日するようになると、当初は軽蔑の念をもって西洋人、白人を指して毛唐人と呼び、攘夷せよと言うようになった。代わりに中国人を指す言葉としては「清国人」や「支那人」が多く用いられるようになった。今でこそ「白人」ということばは普通に使われているが、本来は「皮膚の色が白い人」の意味ではなく「うすらばか(白痴)な人」の意味(無位無官の人物が白い衣服を着用するとされたことから、漢字文化圏で「白」はマイナスイメージを持たれることが多い)であり