BRM(Biological Response Modifiers)療法とは生体応答調節剤療法と訳される非特異的がん免疫療法です。 この治療法に使用される物質は細菌やキノコなどから抽出された生物薬剤です。 この治療法では,ある種の物質を投与することで,免疫系をはじめ,体全体の機能を調節することにより,治療効果を得ようとしています。 これは,がん細胞を直接たたこうとする抗がん剤とは全く異なる考え方であり,どちらかといえば,からだ本来の機能を高めようとする漢方薬など東洋医学的な治療法ともいえるでしょう。 したがって,BRM療法を広い意味でとらえれば,漢方薬やも含まれるといえます。 ただし,BRM製剤と呼ばれるものが,漢方薬と異なるのは,有効とされる成分のみを生物などから抽出し,利用している点です。 この治療法は単独では,効果が弱いいため,免疫力が低下してしまう外科療法や放射線療法や抗がん剤治療