ロキシー・ミュージックの一員としてデビューして以来、常に革新的なアプローチの表現活動を行っているブライアン・イーノ。カール・ハイドとの共同名義による最新アルバム『Someday World』も話題のイーノの音楽とファッションの関係について、「アンビエント」をキーワードに考えてみた。 今でこそ一般的に使われる「アンビエント・ミュージック」という概念は、実は登場からまだ半世紀にも満たない。このアンビエント・ミュージックを提唱したのがブライアン・イーノである。 『Discreet Music』(1975年)に始まり、『Ambient 1 Music For Airport』(1978年)『Ambient 2 The Plateaux Mirror』『Ambient 3 Day Of Radiance』(ともに1980年)そして『Ambient 4 On Land』(1982年)のいわゆるアンビエ