デング熱の国内感染が広がりを見せている。6日、新たに東京の明治神宮外苑か外濠(そとぼり)公園で蚊に刺された男性の感染がわかった。週末にかけ、イベントの主催者や施設の管理者も対策に追われた。だが、感染しても発症しない、発症しても軽症な場合が多いことから、専門家は冷静な対応を求めている。 厚生労働省は6日、都や区の担当者らを集め、緊急対策会議を開いた。代々木公園がある渋谷区と隣接する世田谷、目黒など計7区の人通りが多い公園の蚊のウイルスを調べる方針を確認。ウイルスが確認されれば駆除をすることにした。 ウイルスを持った蚊をなくすには、殺虫剤で死滅させるか、公園などを閉鎖してヒトスジシマカが寿命(約1カ月)で死ぬのを待つほかない。だが、ウイルスを持つ蚊の生息場所が拡大して対処が難しい。 このため、殺虫剤は茂みや木陰… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちら