大きないびきをかき、眠った後でも疲れが抜けない、睡眠時無呼吸症候群。これが脳卒中や不整脈のリスクをかなり高めるとする、研究結果が発表された。 高血圧や鬱病などのリスクも 睡眠時無呼吸症候群とは、眠っている間に呼吸が止まったり、大きないびきをかいたり、途中で何度も目が覚めたりといった症状を伴う疾患で、多くの人が診断されないまま、この状態にあると言われている。 また睡眠時無呼吸症候群は、高血圧、2型糖尿病、鬱病などの深刻な健康問題のリスクを高めることがすでに知られているという。 そして今回、アメリカの研究者は、無呼吸症候群による、心臓への影響についてさらなる証拠を発見したそうだ。 脳卒中になる可能性が60%高い アメリカのスタンフォード大学の専門家が参加した2つの研究では、20歳から50歳の約170万人を10年間にわたって調査。 その結果、睡眠時無呼吸症候群の人は、心房細動(不整脈の一種)にな