大阪大学の辻大介氏へのインタビュー記事が朝日新聞に掲載されていて*1、ネトウヨの皆様がどういう存在なのか論じているのだが、そこの操作的定義に注意すべきことが幾つかあるので指摘しておきたい。厳しい判定基準のためにネトウヨを自認する人すら漏れる可能性があるし、65歳以上を調べていないため高齢者の動向は追いきれていない。 記事よりも詳しい説明がある辻(2017)を参照してみたのだが、韓国・中国に親しみを感じるか5段階評価での質問に、「あまり感じない」「まったく感じない」と評価し、かつ閣僚の靖国神社への参拝、憲法9条第1項及び第2項の改正賛成、かつ小中学校の式典での国旗掲揚・国歌斉唱に賛成、かつ小中学校での愛国心教育に賛成、かつブログのコメント欄やTwitterなどのSNSで政治や社会問題に関して意見を書き込んだものを、ネトウヨと定義している。2007年調査では中韓への否定的態度は36.6%が、2