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ブックマーク / pc.watch.impress.co.jp (13)

  • 後藤弘茂のWeekly海外ニュース

    NVIDIAの新GPU「GeForce 8800(G80)」は、シェーダプログラム(GPUで走るグラフィックスプログラム)が進歩し、GPUの使い方が発展すればするほど高速になる。その主な理由の1つが、マルチスレッドアーキテクチャだ。 例えば、従来のGeForce 6/7(NV4x/G7x)では、条件分岐命令を使うと、パフォーマンスが落ちるケースが多い。しかし、G80では原理的にこうしたペナルティが少ない。また、G80では、1つのGPU上でグラフィックスと非グラフィックスプログラムを併存させても、原理的には高速に動作するはずだ。これらは、いずれも、マルチスレッド化したShaderプロセッサ制御の結果だ。 そのため、GPUがG8x世代へとシフトして行くと、ソフトウェアデベロッパ側の自由度が広がる。原理的には、分岐を多用し、またプログラムが非常に長いシェーダを書いてもスムーズに走る。また、GPU

  • AMD、大規模データ処理用新プロセッサとしてRadeonを投入

    11月14日(現地時間)発表 米AMDは14日(現地時間)、世界初のエンタープライズ向けHPC(High Performance Computing)専用プロセッサ「AMD Stream Processor」を発表した。 Stream Processorは、従来の意味のプロセッサではなく、GPUであるRadeonをグラフィックス以外の汎用データ処理に用いたもの。AMDではCTM (Close to Metal)と呼ばれる開発環境も発表しており、これにより、GPUのネイティブ命令セットやメモリにアクセスでき、CPUと同様に扱えるようになる。 GPUはストリーミングデータ処理に適していることから、財務分析や地震の解析など大規模な並列計算が必要な分野で、CPUを用いるより、処理時間を短縮できる。 性能についても、CTMにより、OpenGLなど一般的な3D APIを使う場合より、最大で8倍向上する

  • 後藤弘茂のWeekly海外ニュース

    ■後藤弘茂のWeekly海外ニュース■ これがGPUのターニングポイント NVIDIAの次世代GPU「GeForce 8800」 ●C言語でプログラムできる500GFLOPSのプロセッサ NVIDIAの次世代GPU「GeForce 8800(G80)」がついにそのベールを脱いだ。その正体は、驚くほど革新的だった。Unified-Shader(ユニファイドシェーダ)型アーキテクチャでDirectX 10準拠というだけではない。G80は、それを超えたフィーチャを多数備えていたからだ。そして、G80の新フィーチャの多くは、GPUを、より汎用的なコンピューティングに応用するのに向いている。 G80の最大のポイントは、極めて高いグラフィックスパフォーマンスを維持しながら、より広い汎用性を獲得したことだ。G80は「シェーダ言語でアクセスできる高性能グラフィックスチップ」と、「C言語で利用できる膨大な浮

  • 西川和久の不定期コラム - 「去年からSNS作ってます!」

    2005年の1月、『Blogサーバーの引越し(中?)』という記事を書き、最終的にsbと言うブログエンジンを使い、自前でブログサーバーを構築した。現在もそのまま運営しているが、実はあの話には続きがある。 その後、SNSにも興味を持ち、今話題のmixiやGREEはもちろん、米国のMy Space.comなども会員になり、それなりに遊んでいたのだが、何か違う……。ではブログ同様、自前でサーバーを上げ、カスタマイズすればと、オープンソースのSNS、OpenPNEも試してみたがこれも趣向に合わない。「自分の欲しいSNSが無いなら一から作るか!(笑)」と始めだしたのが、このblueプロジェクトだった。 Text by Kazuhisa Nishikawa 実際SNSに参加している人も多いと思うが、機能的には日記、メッセージ、コミュニティ、この3つが大きな柱となり、加えて写真やスケジュール、レビューなど

  • 後藤弘茂のWeekly海外ニュース - 綱渡り状態だった東京ゲームショウのPS3

    仕切り直しとなったPLAYSTATION 3(PS3)の価格とスペック。東京ゲームショウ(TGS)でのショックにより、PS3を取り巻く状況は変わり始めた。それは、PS3向けタイトル開発も同じだ。 実は、TGSを前にして、PS3のタイトル開発には、かなり暗雲がたれ込めていた。開発の難度が高くてタイトルが遅れている、特にSCE側のソフトウェアスタックの準備が遅れている、タイトルをPS3として期待されているレベルにするのは難しい、といった声が聞こえてきていた。TGSには各社ともなんとか間に合わせて、それなりのタイトルを並べたが、内実は綱渡り状態で不安も強かったという。 これまでもPSPのように、ローンチ時にタイトル開発で綱渡りだったSCEのプラットフォームはあった。しかし、今回のPS3ほどせっぱ詰まった状況はこれまでになかったと言われている。例えば、ソフトウェア開発キット(SDK)はTGS時には

    oto-oto-oto
    oto-oto-oto 2006/09/30
    これまでも、ゲームデベロッパは、「ここで1命令(32bit長)削れば、4 bytes分メモリが節約できる」といった、ケチケチプログラミングを強いられてきた。
  • ■コンピュータは人間を進化させるか■アラン・ケイ氏インタビュー - 後藤貴子の米国ハイテク事情

    ●ビジョナリーが夢見るのは数百年後の世界 数年先のPCや家電の規格とか、Webやケータイの新しいサービスとか。IT業界の大きなテーマが、当はいかに小さいか、この人に会うとよくわかる。 “この人”とは、アラン・ケイ(Alan Kay)氏。メインフレーム主流の時代に、パーソナルでダイナミックなメディア「Dynabook(ダイナブック)」を構想し、先進的アイデアを詰め込んだワークステーション「Alto(アルト)」の開発でも中心的役割を担った伝説的人物。未来を予測する最良の方法は未来を発明することだとの名言を自ら実践してきた、最高のビジョナリーの一人だ。 だが、著名な学者やビジョナリーの中でも、ケイ氏はちょっと毛色が違うように思う。米国のビジョナリーには、起業したり企業の顧問になったり、あるいは自分の大学への企業の寄付集めに熱心だったりと、ビジネスと深い関わりを持つことで自分のアイデアの実現を図

  • 笠原一輝のユビキタス情報局 - Intel、CPUブランド戦略を修正 ~Pentiumブランドは存続へ

    ■笠原一輝のユビキタス情報局■ Intel、CPUブランド戦略を修正 ~Pentiumブランドは存続へ Intelは、年頭に同社のプレミアムCPUのブランド名として“Intel Core”を新たに導入し、モバイル向けにCore Duo/Soloを1月に、デスクトップ/モバイルPC向けにCore 2 Duoを7月に発表した。Intelは当初、PentiumをIntel Coreに完全に置き換える戦略だったが、ここにきて若干の軌道修正を始めている。 Intelに近い情報筋によれば、IntelはOEMメーカーに対して公表した新しいロードマップの中で、Pentiumブランドを今後も継続し、CoreブランドとCeleronブランドの中間の位置付けとしていくという。 ●CoreマイクロアーキテクチャベースのPentiumがロードマップに登場 2005年の記事でもお伝えしたように、Intelはこれまで1

  • Let'snote 10周年記念モデルの決定版を下期に投入〜松下電器・高木事業部長インタビュー - 大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」

    ■大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」■ Let'snote 10周年記念モデルの決定版を下期に投入 ~松下電器・高木事業部長インタビュー 松下電器産業 パナソニックAVCネットワークス社 ITプロダクツ事業部 事業部長 高木俊幸氏。8月26日に行なわれたパソコン組み立て教室では、自らもTシャツを着て、参加者を迎えた 今年(2006年)、発売10周年を迎えた「Let'snote」。4月に発表したW5、T5、R5、Y5の各製品は、10周年を記念した第1弾製品と位置付けられ、中でも防滴機能を採用したY5シリーズは、計画以上の好調な売れ行きを見せているという。 そのLet'snote事業において陣頭指揮を執る松下電器のパナソニックAVCネットワークス社ITプロダクツ事業部 高木俊幸事業部長は、「10周年モデルの決定版ともいえる製品を今後投入する計画がある」ことを明かす。 果たして、10周年記念

  • WindowsユーザーのためのMac OS講座 【第1回】Macを初めて使うときに知っておくべきこと

    MacBookの発売は、2005年1月のMac mini発売時を超える注目をAppleのコンピュータに集めた。Intelプロセッサの採用、BootCampの発表、それに実用的な速度で動作する仮想PCエミュレータの登場などの話題が提供された後のMacBookの発売は、絶妙のタイミングだった。 MacBookという製品そのものも、確かにコストパフォーマンスと機能性の両面で優れた側面を持つ製品だが、それ以上にタイミングにも恵まれたというのが正直な感想だ。このMacBookを機会に、初めてMac OS Xに触れたという人も多いようだ。 しかしWindowsユーザーがMac OS Xを使い始めると、それまでの常識が通用せずに面らう人も少なくないようだ。筆者の周囲でもMacBookは買ってみたけれどとまどっている、あるいはMacBookを購入しても使いこなせるかどうかわからないという話を訊く。 筆者

  • グーテンベルクの願い、アルダスの夢(山田祥平のRe:config.sys)

    ヨハン・グーテンベルクは活版印刷術を実用化し、その数十年後、アルダス・マヌティウスは持ち歩けるを作った。出先ではや雑誌、新聞を読み、家では音楽を聴きTVを見るぼくらの日常は彼らの仕事に源を持つ。彼らの功績からほぼ500年。いつのまにか、印刷コンテンツより音楽や動画コンテンツの方が持ち出しやすくなってしまってはいないか。でも、10インチのディスプレイは、文庫のほぼ見開きサイズ。ならば、パソコンで文庫を読んでみよう。そう思って書籍のデジタル化を試みてみた。紙のと比べていったいどうなのか。 ●スキャンのためにを裁断する インターネットを探せば電子ブックを購入できるサイトはずいぶんたくさんあるように見える。でも、そこに読みたいコンテンツがあるかどうかは別問題だ。やはり、書店に積まれた新刊書の方が、まだまだ魅力があり、を読むとなると、どうしても、書店に赴いたり、通販サイトを物色して、紙の

  • 【PC Watch】 AMDモデルナンバー一覧表

  • “CPU 1億個=PC市場シェア40%” AMDの賭け

    ■後藤弘茂のWeekly海外ニュース■ “CPU 1億個=PC市場シェア40%” AMDが始めた25億ドルの大バクチの理由 ●AMDが膠着状態を抜け出すために必要な製造キャパシティ AMDは、CPUの製造量を倍増させようとしている。2008年には自社Fabだけで約8千万個弱、製造委託も含めて最大1億個のCPUアウトプットを目指している。AMDの製造量が急増するのは、新しいFab 36が大型の300mmウェハを使うためだ。従来の200mmウェハFabよりFab当たりの製造量が1.5倍に増えるため、AMDは一気にCPUの製造数を増やすことができる。 しかし、製造キャパシティが増えることは、AMDにとって重荷でもある。2億数千万台のPC & x86サーバー市場の中で、AMDシェアを倍増させて40%以上を握らなくてはならないことを意味している。シェアを取って製品を売ることができなければ、Fabへの

    oto-oto-oto
    oto-oto-oto 2006/04/29
    AMDがシェアが伸びないのはネガティブスパイラルが存在するからと分析。それを断ち切るためにできる事は全部(訴訟含む)やると読んだ。
  • エプソン、液体プロセスによるシリコン膜形成技術を開発

    4月6日 発売 セイコーエプソン株式会社とJSR株式会社は共同で、液晶TFTディスプレイに利用可能な、液体プロセスによる高性能/低コストなシリコン膜を開発した。 今回開発されたシリコン膜は、液体材料を回転塗布して形成したもの。そのシリコン膜を使って作成した低温ポリシリコンTFTは、従来のCVD製法で作成されたTFTと同程度の性能を有するとしている。 従来のTFTディスプレイの生産は、巨大な真空装置とフォトリソグラフィー装置を必要とし、高コストで環境負荷が高いという問題があった。今回開発した高次シラン化合物を利用する方式は真空装置を必要としないので工程が減り、生産コストを引き下げることができたという。 回転塗布で形成した新シリコン膜でTFTを試作してみたところ、移動度が108平方cm/Vsで、従来の製法で作成されたものとほぼ同等の性能を示した。また、印刷によるTFT形成の可能性さぐるため、イ

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