この本は、私が高校時代に将来は日本語の研究をしようかと思いたったきっかけになった2冊の書物のうちのひとつです。もう1冊は、金田一京助編『明解国語辞典』(現在の『新明解国語辞典』の前身)なのですが、それは辞書なのでまた別の機会にお話しするとして、ここでは、この『象は鼻が長い』について紹介してみます。 『象は鼻が長い』は1960年に、くろしお出版から刊行されたもので、もう半世紀も前の書物ですが、まだその中で述べられていることは日本語研究の中で解明されていないことも多いのです。具体的にどんなことがかいてあるのか、ちょっと見てみましょう。 日本語には、「象は鼻が長い」や「日本は温泉が多い」など、「○○は××が……」のように二重に主語があるように見える文が多くあります。また、主語だけでなく、「この本は、父が買ってくれました」の「この本は」のように「買う」という動詞の目的語が「は」で示されているように
夏目漱石『夢十夜』を形態素解析とマルコフ連鎖で再構成するスクリプトです。リロードするたび文章は変わります。 第534夜 こんな夢を見た。 ある七星の話をしていた。足には大きな藁沓を穿いて、黒い頭巾を被って、勝手口から出て行った。その時は母も笑った。 それから庭へ下りて、真珠貝で穴を掘った。真珠貝は大きな滑かな縁の鋭どい貝であった。 床屋の敷居を跨いだら、白い着物を着ている。商売をするなら水菓子屋に限ると云って無はちっとも現前しない。 なるほど八寸角の石が腰ほどの高さに立って見廻すと、四角な部屋である。窓が二方に開いて、掌を大将の方へ向いて青い茎が伸びて来た。 リロード
この本の概要 技術が進むにしたがって,コンピュータの中身が見えなくなってきています。コンピュータの頭脳としてCPUがあって,OSがあってプログラムが動く…。漠然とわかっていても,実際にどういうしくみで意図したとおりに動作しているのかとなると,なかなかイメージできないものです。本書はこのように,ブラックボックスになっているコンピュータのしくみを,「炙る」「揚げる」などの過激な手法も用いつつ,半導体レベルから実際に目に見える形でひもといていきます。 こんな方におすすめ コンピュータの仕組みを知りたい人 Maker(『ハードウェアハッカー』の読者層) 第1章 ソフトウェアとハードウェアの世界の境界 1.1 コンピュータが「見えなく」なってきている むかしはパソコンと電子回路は一体 コンピュータを理解する上での抽象化・ブラックボックス化 1.2 ブラックボックスの中身を見るといいことが? ブラック
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く