この項目では、構造形式のひとつについて説明しています。国際宇宙ステーションのトラスについては「トラス (ISS)」を、イギリスの政治家については「リズ・トラス」をご覧ください。 木造トラス構造を採用した構造物(白雲谷温泉入口) 段ボールの断面。3枚の厚紙でトラス構造を成す。 トラス(英:Truss)は、三角形を基本単位としてその集合体で構成する構造形式。結構ともいう。 概要[編集] 構造形式のひとつで、部材の節点をピン接合(自由に回転する支点)とし、三角形を基本にして組んだ構造である。材質としては木材や鋼鉄が使われることが多い。 構造計算のさいに節点をピン接合とみなして理想化する場合でも、実際の構造物で純粋なピン接合とすることは少なく、節点が事実上剛接合に近いものも多い。その一方で、「トラスらしさ」を強調するために機械のジョイントを思わせるディテールを敢えて用いるといった意匠上の工夫がなさ