この項目では、ドイツの伝承の妖精について説明しています。 アメリカの総合格闘家については「ケリー・コボルド」をご覧ください。 ドイツの天文学者については「ヘルマン・コボルト」をご覧ください。 コボルトは、ドイツの民間伝承に由来する醜い妖精、精霊である。 16世紀頃のドイツで、鉱山に、時々発見される、熱すると有毒ガスを吐く鉱石について、Cobaliと呼ばれる妖精が銀や銅を抜いたものであるとされた。後、この伝承がイギリスに渡った際、その石はヒ素や銀、銅を含んだものであると解釈され、さらに後の18世紀、そこから精製された物質が原子番号27の金属元素 に制定されるにあたって、その名をこの妖精の名からコバルトとした[1]。 パイプを吹かすコボルト。 アンナ・フランクリンによれば、ドイツ、デンマーク、オーストリア、スイスで言い伝えられている精霊[1]である。彼らはミルクや穀物などと引き替えに家事をして
身近な金属ニッケル。その名は伝説上の悪魔に因みます。一方、日本で知られたニッケル鉱山に近い京都府北部の大江山は、鬼退治伝説の地でもあります。それぞれどんな歴史があるのでしょうか。 悪魔が役立たずにした石 古くからドイツでは、ある鉱石がガラスを緑に着色するのに用いられました。その鉱石は銅鉱石に似ていて、硝酸に溶かすと銅に似た緑色の溶液ができましたが、そこから銅は得られませんでした。 ドイツの鉱夫たちは、これは伝説上のいたずら好きな妖精ニコラウス(Nicolaus)の仕業で、困り者の妖精が銅鉱石を役に立たなくしているとして、この鉱石をKupfernickelクプファーニッケル(偽の銅)と呼びました。ドイツ語のNickelには「強情な子」の意味もあり、英語でold nickはずばり「悪魔」のことです。 「偽の銅」はニッケルとヒ素を含む紅砒こうひニッケル鉱(主成分はNiAs)でした。この鉱石は、酸
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