ザ・エンジン(The Engine:より正確には片仮名表記ではたとえば「ズィ・エンジン」)は、『ガリヴァー旅行記』の中でジョナサン・スウィフトによって語られた架空の装置である。おそらくこれは、近代的コンピュータに少しでも似ている装置としては最も早く知られた例である[1]。スウィフトによると、 「... ...普通のやり方では芸術や科学を達成するのにどれだけの苦労が要るか誰でも知っておるじゃろう。しかし彼の仕掛けを使えば、全く天才や秀才の力を借りずとも、最も無学な者が、そこそこの値段と少しの肉体労働だけで、哲学、詩、政治、法律、数学、神学についての本を書く事ができるのじゃ。」彼はそれから私を枠組みの方に案内しました。脇には弟子たちが一列に並んで立っています。 その面積は二十平方フィート、部屋の中心に置かれていました。表面は沢山の木片で組み立てられていました。木片はさいころ程の大きさで、中には