ランドルフ・カーター(Randolph Carter)は、クトゥルフ神話に登場する架空の人物。 創造者はハワード・フィリップス・ラヴクラフト(以下HPL)であり、HPL自身をモデルとした人物と分析されている(後述)。 概要[編集] アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン在住の神秘学者、東洋学者、数学者。第一次世界大戦でフランス外人部隊に所属するが、1916年に重傷を負っている。1928年に謎の失踪を遂げている。資産家。 夢を介して異世界「ドリームランド」に赴く事ができる力(夢見人の力)があったが、30歳のときに喪失する。以来、現実世界から脱出して夢の中へ行きたがっていた。他人と同じ生活をしてみたが人間の野心が無意味と悟る。一族に伝わる「銀の鍵」を使い先祖のエドマンド・カーターの記録を頼りにアーカムの洞窟「蛇の巣」で失踪する。 HPLの小説『ランドルフ・カーターの陳述』で初登場し、『銀の鍵