マイタイ(英: Mai-Tai)とは、ラム酒をベースとしたカクテルである。「トロピカル・カクテルの女王」と称される[1]。 ラム酒の研究家であったヴィクター・バージェロン(英語: Victor J. Bergeron)は、1944年のある日、自身がオーナーであるカリフォルニアのレストラン「トレーダーヴィックス(英語版)」で何気なく手に取った17年物のジャマイカ産ラム酒、ライム果汁、ロックキャンディーシロップ、オレンジキュラソー、オルジェー・シロップ(フランス産アーモンドシロップ)を砕いた氷が入ったグラスに注いで、タヒチ出身の友人に提供した[2]。それを飲んだ友人はタヒチ語で「MAI TAI ROA AE!(この世の物とは思えない!)」と歓喜した[2]。世界中で愛されることになるトロピカルカクテルの誕生であった[2]。 バージェロンがハワイにマイタイを持ち込むのは1953年になってのことであ