makeは作業を自動化するためのツールです.makeを利用するには, メイクファイルに作業内容を書く コマンドラインからmakeを実行 という2つの手順を踏みます.ここでメイクファイルというのは作業内容が書かれたテキストファイルのことです.makeはメイクファイルの中身を参照し,そこに書かれた一連のコマンドを実行します.メイクファイルは通常Makefileというファイル名をつけます.makefileでもいいですが,Makefileが僕の好みです. 実際にやってみましょう.まず,次の内容のファイルをMakefileという名前で作成してください. all: echo Hello World! このメイクファイルは,"Hello World!" という文字をechoコマンドを使って表示するという単純なものです.ここで,注意しなければならないのは,2行目の先頭とechoの間はタブ1文字である,とい
![- 自動化のためのGNU Make入門講座 - makeを使ってみよう](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a4917add26d5a526d1aaca16b2903ff9bf74c135/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fobjectclub.jp%2Fcommunity%2Fmemorial%2Fhomepage3.nifty.com%2Fmasarl%2Farticle%2Fgnu-make%2Fgetting-started%2Fcompilation-error.png)