タグ

ブックマーク / www.eng.u-hyogo.ac.jp (2)

  • 指数と率

    ある日の材料強度学研究グループ.頑張り屋の院生Mくんが机で文献と格闘中. M: 「よ~し,次の雑誌会こそは頑張るぞ.負けるかこのヤロォ~.」 そこへ教官Tがやってくる. T: 「M,実験の進み具合はどう?また追加で頼みたいんだけど.」 M: 「(ちょっとビクッとしながらも)あ,はい,わかりました.あのぉ,今文献呼んでてひとつ分からないことがあるんですけども,加工硬化指数と加工硬化率の違いって何ですか?」 T: 「いきなり難しい質問だね.けど,両者には違いがあるんだよ.まず,加工硬化指数(Work hardening coefficient)は真応力-真ひずみ曲線をHollomon(ホロモン)の式, s=Ken,で整理したときのnの値を示し,真応力-真ひずみ曲線を両対数グラフで整理したときの傾きからも求められる.一方で,加工硬化率(Work hardening rate)は同じく真応力-真ひ

    otori334
    otori334 2021/01/28
    “同じひずみでの加工硬化率が等しい場合でも,応力レベルが違えばそのn値は違うことになる”
  • ひずみ速度

    金属材料は,変形の際の速さ,ひずみ速度,によりその抵抗値である応力-ひずみ関係が変化します.鉄鋼材料は他の金属に比べてひずみ速度による変形応力の変化(ひずみ速度依存性)が大きい材料と言われています.材料の基的な機械的特性を測定する際の引張試験(静的引張試験)においては,通常ひずみ速度は10-2~10-3 s-1で行います. たとえば,初期平行部長さ(GL0)が25mmの試験片を用いて,クロスヘッド速度(CHS) 5mm/minで試験を行ったときの初期ひずみ速度(s-1)は, となります. 先程の応力-ひずみ曲線の説明の時に,ひずみには公称ひずみ(en)と真ひずみ(et)の2種類ある,と述べました.通常の引張試験においては,CHSが一定で試験が行われます.時々刻々と平行部長さは変化しますので,「真のひずみ速度」も変化することになります. 身近な例をあげてひずみ速度の影響について考えてみまし

  • 1