京都の市街地は碁盤の目に例えられるように、東西・南北の通りは全て直角に交差しています。京都の住所には、他の都市と同じように、「京都市○○区△△町××番地」と表示するほか、南北の通りと東西の通りを組み合わせて、その交差した所から 北へ行く場合は「上ル(あがる)」 南へ行く場合は「下ル(さがる)」 東へ行く場合は「東入ル(ひがしいる)」 西へ行く場合は「西入ル(にしいる)」 と表現します。「京都市中京区河原町通三条下ル○丁目△町」といった感じです。地元の人は、通常、こちらの方をよく使います。 そこで、住所の呼び方の基本ですが、右図の京漬物屋の例でいうと下記のようになります。 ①まず、その地点が面している通りを言います。「河原町通」(この時、送り仮名の「り」は付けません)と、「通」まで付けて呼ぶことにより、「河原町通」に面していることが分かります。 ②次に、交差する最寄の通りを言います。河原町通