今回は,画像のフーリエ変換を応用して,走査トンネル顕微鏡(STM)でグラファイト(HOPG)を撮像し,FFTで鮮明化します. 具体的にはこのような作業をします. (左)STMによるHOPG撮像結果 (右)FFTとマスキング処理によって鮮明化 左側の画像に赤線がありますが,すいません,元画像は紛失しました. 作業途中のスクリーンショットのみ見つかったので,これで勘弁してください. 走査トンネル顕微鏡(STM)とは?グラファイト(HOPG)とは?と思っている方へ. STMは,簡単に言うと針で物の表面形状を見る顕微鏡です. 測定対象の近くに針を極限まで近づけると,測定対象物の表面原子の持つ電子がSTMの針に移動します(トンネル効果). STMの針は電子を受け取って,その電流によって測定対象物の表面形状を測定できます. ちなみにSTMの受け取る電流は,原子1個分の距離でも変化が読み取れるので,ナノ
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