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ブックマーク / peer2peer.blog.fc2.com (54)

  • P2Pとかその辺のお話 映画盗撮防止法を全力で批判してみる

    映画盗撮防止法が去る8月30日に施行されたのだが、このようなブログを書いている私としては、非常に気に喰わない話だ。簡単にこの法律を説明すれば、映画海賊行為を防止するために、私的複製の範囲を狭めるというもの。 まず、簡単にこの法律が成立するに至った経緯から。 映画の海賊版は海賊業者による物理メディアでの販売、P2Pファイル共有等での流通など、広く出回っている。そのソースとなっているのが、映画館での盗撮行為なのだけれども、これまでの著作権法ではそれを取り締まることができなかった。というもの、著作権上許されていた「私的複製」のための録画だと言い張られれば、たとえ海賊業者の一味であろうと、インターネットに流してやろうという輩でも、その時点では犯罪として立証することはできず、みすみす見逃さざるを得ない状況であった。 ただ、ここで1つ明記しておきたいこととしては、映画館側がそれを犯罪として立証すること

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    otsune 2007/09/04
  • 敵はYouTubeにあり:違法ビデオを発見、削除する匠たち(時給11ドル) | P2Pとかその辺のお話

    世の中には仕事でYouTubeを見ている人もいる。そのような人の中には、1日中YouTubeを見てお金をもらっている人もいる。というとうらやましいお話に聞こえるかもしれないけれど、これまで何度かお伝えしてきているBayTSPというアンチ海賊行為企業が、如何にしてYouTubeからクライアントの著作権を侵害する動画を削除しているか、というお話。元記事はWall Street Journalなのだが、なんとも悲哀に満ちた書き方をしてくれるので、それを更に砕けた感じでご紹介したい。 原典:Wall Street Journal 原題:YouTube magic: now you see it, now you don't 邦題:時給11ドルでビデオ見放題、YouTubeの違法コンテンツハンター 著者:Kevin J. Delaney(訳:ITmedia) 日付:August URL(原文):ht

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    otsune 2007/08/19
  • DRMフリーへの流れがAppleのDRMによるiPod/iTunes支配を延命する? | P2Pとかその辺のお話

    P2Pとかその辺のお話 WinMXとかWinnyとか、日ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。 Steve Jobsがデジタル音楽配信業界にDRMフリーの流れを起こしたと考えている人も多いが、個人的には逆の考えを持っている。ただ、ともすると電波チックな妄想なので、あくまでも以下のお話は私の妄想であることをご了承くださいな。 前のエントリで予告したとおり、Steve JobsがDRMフリーを唱導しつつ、いかにしてDRMによるデバイス/ストア体制を維持していくことを考えているか、というお話。結局のところ、DRMによって最大の利益を得たのはAppleであり、最大の損失を被ったのはユーザである。以前、Steve Jobsが発表した「Thoughts on Music」という声明を見たときから、なぜ彼は自らのデバイス/ストア体制の根幹で

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    otsune 2007/05/21
  • Nine Inch Nails:真のファンが搾取されるのでは「人々が音楽を盗むのも不思議はない」とUniversalを批判 | P2Pとかその辺のお話

    Nine Inch Nailsのフロントマン(というか実質はNINそのもの)のTrent Reznorが、自身のアルバムYearZeroに高い値段をつけて販売しているUniversal Music Groupを批判しているよ、というお話。オーストラリアでのAvril Lavigineのアルバムが日円で2,200円であるのに対して、彼らのYearZeroは3,500円である。その理由についてレーベルに尋ねたところ、NINのアルバムは真のファンがついているのだから、多少高くても買ってくれるといわれたのだそうな。それに対して、Rezonrは、「真のファン」がなぜ搾取されなければならないのか、と憤慨しているようだ。 原典:nin.com 原題:non_title 著者:Trent Reznor 日付:05_13_2007 URL:http://nin.com/tr/ レコードレーベルにとって、状

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    otsune 2007/05/19
  • P2Pとかその辺のお話 FoxTorrent、ついに公式リリース:FireFoxでTorrentをダウンロード可能に

    FireFoxのBitTorrent拡張として話題を集めていたFoxTorrentがついにリリースされたよというお話。以前には、FoxTorrent関係者が余計なことまでTorrentFreakにリークしてしまったり、開発元のRedSwooshがAkamaiに買収されたりと、FoxTorrent以外のことで話題にもなっていたが、ようやく来の「FireFox初のBitTorrentアドオン」として評価されることになる。これまでに紹介したBitFoxやFireStormといったBitTorrentアドオンも今のところはクローズドだしね。とりあえず、背景はともかくとして、実際に使ってみることにする。 まぁ、FireFoxのアドオンなので、インストールは非常に簡単だ。FoxTorrentのサイトに行き、ダウンロードボタンを押して、FireFoxを再起動するだけ。それだけでOK。しかも、わずらわし

  • P2Pとかその辺のお話 Joostベータのレビュー

    P2Pとかその辺のお話 WinMXとかWinnyとか、日ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。 知らぬ間にJoostのクローズドベータテスターの申し込みが終わっているようで(現在はユーザの招待制に移行している。試してみたい方はコメント欄にでも書き込んでくださいね。)、どうも紹介するタイミングを逃してしまった感もあるけれど、今更ながらJoostの使用感をレポートしてみるよ、というお話。 Joostとは、KazaaやSkypeの創設者2人がかかわっている、P2Pを利用したIPTVサービスである。 先日のViacomなどとの提携でも世間を騒がせたが、現在正式なサービスの開始に向けて注目が高まっている。 **追記** どうもFireFoxでこのエントリを閲覧すると、コメント欄の後半が空白になってしまって表示されない模様。FireFox

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    otsune 2007/04/11
  • 豪州調査:海外番組の放送の遅延がP2Pの視聴者の利用を促す | P2Pとかその辺のお話

    豪州での調査によって、海外番組が豪州地方局によって、海外での放送から大幅に遅れて放送されることが、オーストラリアの視聴者を海賊に変えているんじゃないの?ということを示しているよ、というお話。もちろんこれは、英語圏であること、その放送の需要が非常に高いこと、放送が意図的に遅延させられていること、その期間が非常に長いことといった独特の条件によって引き起こされているようだ。 原典:smh.com.au 原題:TV program delays 'turning viewers into pirates' 著者:Asher Moses 日付:February 21, 2007 URL:http://www.smh.com.au/news/home-theatre/tv-program-delays-turning -viewers-into-pirates/2007/02/20/117173375

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    otsune 2007/03/04
  • CES DRMディスカッション:Ashwin Navin、「人々を違法ファイル共有に駆り立てているのはDRM」 | P2Pとかその辺のお話

    CESで行われたDRMに関するパネルディスカッションのお話。DRMに関わるそれぞれの分野の人がパネルディスカッションを行ったらしいのだけれど、見た限りでは自分とのメリットのみを考えた発言が目立つなぁというのが正直な感想。それゆえ、ディスカッションの目的が産業としてのコンセンサスが必要だと言うところから始まっているらしいのだけれど、結局は縄張り争いの様相を呈してしまったといったところだろうか。 原典:InfoWorld 原題:Experts: Vendors need to reach DRM consensus 著者:Elizabeth Montalbano, IDG News Service 日付:January 09, 2007 URL:http://www.infoworld.com/article/07/01/09/HNdrmconsensus_1.html 専門家や産業の経営陣に

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    otsune 2007/01/17
  • 韓国、7月にもインターネット実名制を一部導入か | P2Pとかその辺のお話

    お隣韓国では、どうやら今年7月から10万人/日をこえるサイトへの投稿を行う際に、自らの実名など個人情報を含んだIDを使わなければならなくなりそうだというお話。おそらくはネット上での誹謗中傷や名誉毀損などに関わるものなのだろうけれど、あまりに短絡的な気もする。 原典:The Korea Times 原題:Internet Real Name System to Start in July 著者:Kim Tae-gyu 日付:January 9, 2007 URL:http://times.hankooki.com/lpage/tech/200701/kt2007010919184511790.htm 7月より、インターネット利用者が、1日10万人以上が訪問するローカルWebサイトに投稿するためは、実名を含む自らの識別データを提示しなければならない。 先月の終わり、そのような必要条件を導入する

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    otsune 2007/01/14
  • Warner Music CEO、子供たちの著作権侵害を告白、でも訴訟にはならない | P2Pとかその辺のお話

    WarnerのCEOがインタビューでうっかりなのか、問題ないと思ったのか、自分の子供たちも著作権侵害行為をしていたを認めたよというお話。子供たちにはちゃんと言い聞かせたので、もうこのようなことはない、とはいっているものの、彼らのしている訴訟を考えると、あまりにも自分に甘いんじゃないのと思ってしまう。もちろん、彼の子供を訴えろということではなくて、少なくとも子供を裁判に引っ張り出すのはやめろといいたいわけです。 原典:Reuters Blogs 原題:The most dangerous download of al 著者:Robert MacMillan 日付:December 1, 2006 URL:http://blogs.reuters.com/2006/12/01/the-most-dangerous-download-of-all/ お金を払うことなく音楽を共有するために、オンラ

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    otsune 2006/12/30
  • なぜ日本でのオンラインビデオ配信は遅れているのか | P2Pとかその辺のお話

    それほど掘り下げるわけではないけれど、非常に納得できる記事があったのでご紹介。個人的にも、既得権益を守らんとする業界団体の努力と、その業界団体自体が権利関係の管理をきっちりおこなってこなかったことが原因だと思うわけです。現行のVideo iPodのパッケージには、Jack Sparrowがでかでかの載っているわけですが、どうなんでしょうね。 原典:nikkei BPnet 原題:デジタルは進む。でも肝心なことは遅々として、進まない 著者:(署名はありませんが、林信夫氏の連載のようです。) 日付:2006年12月18日 URL:http://www.nikkeibp.co.jp/style/life/digital/haya2/061222_stress/ ところがこの「魅惑のiTunes Store」も日での展開は苦戦している。米国サイトでは2005年10月に有料でビデオ配信を始めている

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    otsune 2006/12/28
  • RIAA、あなた、そして私:Big4とRIAAの空回りの1年 | P2Pとかその辺のお話

    RIAAのこの1年は、がんばっては空回りを続けた年だよなぁというお話。確かに、ファイル共有ユーザ個人を訴えることに、どれだけの効果があるのか、音楽産業の顧客を泥棒扱いし続けることが、どれだけの利益に繋がるのか、疑問は尽きない。個人的には、まだそれが許されている部分もあると思う。それはファイル共有が業界団体が言っているほど一般的ではないから、ではあるが。もし今後オンラインでの購入が一般的となり、それでもこれまでと同じような対応をし続ければ、顧客からそっぽを向かれてもおかしくはないと思うのだけれど、その辺はちゃんと軌道修正できるのかしら? 原典:p2pnet.net 原題:The RIAA, you and I 著者:Jon Newton 日付:December , 2006 URL:http://www.p2pnet.net/story/10829 2006年はBig4 Organized

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    otsune 2006/12/28
  • RIAA、Allofmp3に200兆円の損害賠償を求める | P2Pとかその辺のお話

    P2Pとかその辺のお話 WinMXとかWinnyとか、日ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。 先ほどのエントリでも少し書きましたが、こちらでもうちょっと掘り下げたいと思います。先日のRIAAによるAllofmp3に対する訴訟では、1曲につき150,000ドルの損害が出たとして、総額1兆6,500億ドルの賠償を求めているよというお話。Alofmp3の言い分としては、ROMSという著作権使用料徴収団体にちゃんと支払っているのだから、未払いがあるのであれば、そのROMSに直接あたって欲しいというもの。RIAAの言い分は、その団体を含めてロシアからの使用料は1セントたりとも支払われてはいない、というもの。普通に考えれば、ROMSという団体を訴えればよいと思うのだけど・・・。 原典:Slyck,com 原題:AllofMP3.com

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    otsune 2006/12/28
  • RIAA、Allofmp3に$1.65 trillion(約200兆円)請求か | P2Pとかその辺のお話

    P2Pとかその辺のお話 WinMXとかWinnyとか、日ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。 詳しいことはわかりませんが、訴状そのもの、またはその要旨を読んだSylckの記事から、どうやらRIAAはAllofmp3に200兆円の損害賠償を請求しているよというお話。ちょうど今見たばっかりだったけれど、あまりの衝撃にとりあえず、エントリを書いてみる。 Slyck.comによると AllofMP3’s argument has not impressed the music industry, or the RIAA. The December 21 lawsuit argues that 11 million songs were allegedly pirated, and seeks damages totaling $15

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    otsune 2006/12/28
    幼稚園児が言いそうな金額だ