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ブックマーク / srad.jp/~yasuoka (69)

  • 安岡孝一の日記: QWERTYに代わる新しいキー配列

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    otsune 2006/10/08
  • 安岡孝一の日記: ショールズ社のタイプライター

    ロジャー・フォン・イークの『頭にガツンと一撃』(新潮社, 東京, 1984年4月)には、以下のようなトンデモない一節がある。 一八七〇年代の話だが、当時の指導的なタイプライター・メーカー、ショールズ社は、利用者から、速く打ちすぎるとキーがからむという苦情をしきりに聞かされた。これに応えて、経営幹部は技術者たちにそれを防ぐ方法を考えだしてくれ、と頼んだ。技術者たちはしばらくこの問題を検討した。やがてひとりが言った。「速く打てなくしたらどうだろう? そうすれば、キーもそれほどからむまい。どうすれば速く打てなくなるだろう?」。ひとつの答は、キーボードの配列をかなり非能率的にすることだった。たとえば、「O」と「I」はそれぞれ英語のアルファベットのなかで三番目と六番目に頻繁に使用される文字であるが、彼らはこれらを比較的弱い薬指と小指で打たなければならない位置に据えたのである。この論理はキーボード全面

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    otsune 2006/08/27
    ショールズ社のタイプライター
  • 安岡孝一の日記: ANSIが1962年に制定した文字コード

    第3回ITTVC公認インストラクター資格認定試験用語試験問題用紙(IT人材育成事業者協議会, 2004年3月28日)を読んでいて、問14でしばし長考した。 文字コード年表にも書いたが、ANSI (American National Standards Institute)の発足は1969年10月6日なので、1962年時点ではANSIなどという団体は存在しないはずだ。それとも私の知らない別のANSIなのだろうか、と思いつつ、選択肢を見ていくと、(ア)のUnicodeはVersion 1.0が1991年10月発表だから、これは除外できる。(イ)は、JIS C 0803が1961年11月1日制定、JIS C 6220が1969年6月1日制定、JIS C 6228が1975年3月1日制定、JIS C 6226が1978年1月1日制定、JIS B 9561が1979年12月1日制定、JIS X 02

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    otsune 2006/07/03
    ANSIが1962年に制定した文字コード
  • どうやってQWERTY配列は主流となったか | yasuokaの日記 | スラド

    ロックインは市場の失敗かにコメントしながら思ったのだが、QWERTY配列に対する誤解をここまで広めた元凶はどうやら、QWERTY-nomicsを提唱したPaul A. Davidのようだ。そこでDavidの『Understanding the Economics of QWERTY』(Economic History and the Modern Economist (1986), pp.30-49)を読んでみたのだが、…あまりに事実誤認が多い。とりあえず、Remington配列(いわゆるQWERTY配列)とCaligraph配列の競争について書かれた It was not until 1882 that the radical innovation of an eight-finger typing method was put forward by the proprietress o

  • JIS C 6226の1983年改正を国語審議会はストップできたか | yasuokaの日記 | スラド

    語学会のサプライズ人事へのコメントで、野村雅昭の『漢字に未来はあるか』(漢字の未来, 朝倉書店, 2004年4月, pp.221-240所収)を読み直したところ、以下の文章にひっかかった。 結論がどちらにせよ,文部省および国語審議会は83JISの審議中に,この問題に対して発言をすべきであった。審議中が無理でも,83JISの制定に対して,ストップをかけることはできたはずである。(p.231) 文部省および国語審議会は、JIS C 6226の1983年改正を、当にストップできる状況にあったのだろうか? まず、文部省についてだが、JIS C 6226-1983およびJIS C 6234-1983の原案策定委員会に、文部省から委員は出ていない。委員の中で、東京大学の元岡達、国立国語研究所の林大、国立国語研究所の野村雅昭などは、文部省傘下と言えなくもないだろうが、文部省が東京大学や国立国語研究

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    otsune 2006/06/23
  • 安岡孝一の日記: YEN SIGN問題縁起

    tarosukeの日記にもコメントしたのだが、YEN SIGN問題の歴史的経緯は、あまり知られていないように思える。そもそも、情報処理学会コード標準化委員会が1965年1月28日に完成した文字コード案では、「¥」は0x24に収録する予定だった。ところが、1966年4月のISO/TC97/SC2 + CCITT/GM ALPパリ会議において、ISO 7ビットコード最終案の0x24は「$」に固定されてしまい、1967年12月22日にISO R 646として制定された。やむをえず日側は0x5Cに「¥」を移し、JIS C 6220として1969年6月1日に制定した。一方アメリカは、1970年10月のISO/TC97/SC2ロンドン会議において、ISO R 646の0x5Cを「\」にするよう要求してきたが、日はこれに反対、ISO 646の1973年7月1日改正においても、0x5Cを国内使用箇所と

  • yasuokaの日記: WAVE DASH問題縁起

    Encode - 規格のバグまでは直せませんにコメントしながら思ったのだが、JIS X 0208の1区33点「波ダッシュ」をUnicodeに変換する際、U+FF5EのFULLWIDTH TILDEに変換するのは明らかに間違いだ。この件に関して、私が知る限りのことを、ここに記しておこうと思う。 平成5年度のUCS調査研究委員会WG1において問題となったものの一つが、既存のJISの文字コードとISO/IEC 10646との対応をどうするかだった。JIS X 0208-1990の1区33点「波ダッシュ」に対しては、U+223C、U+223D、U+223E、U+223F、U+301Cが候補となったが、結局U+301Cと対応させることとなった。U+301Cの名前がWAVE DASHだったからである。ただし、ISO/IEC 10646-1:1993のU+301Cの例示字形は、JIS X 0208の「波

  • 安岡孝一の日記: コンピュータのキーボードはなぜQWERTY配列なのか

    どうやってQWERTY配列は主流となったかのコメントにも書いたのだが、「コンピュータのキーボードはなぜQWERTY配列なのか」という問に対して「タイプライターがQWERTY配列だったから」というのは、答として不十分だ。電卓と電話ですらキー配列が違うのだから、タイプライターとコンピュータのキー配列が同じでなければならない理由はない。では、なぜアルファベットに関しては同じなのか。そもそも、どうしてコンピュータの入力インターフェースは、キーボードが主流なのか。A.R.N.[日記]やKameno's Digital Photo Logにもコメントしたが、コンピュータの入力インターフェースがQWERTYキーボードになってしまった歴史的理由の1つには、テレタイプの存在があると考えられる。 1901年にテレタイプの原型を完成した際、Donald Murrayはキー配列として、タイプライターのQWERTY

  • 安岡孝一の日記: QWERTY配列に対する誤解

    知識plusにも書いたのだけど、QWERTY配列に対する誤解は、あまりに多い。とりあえず、橋毅彦の『〈標準〉の哲学』(講談社, 2002年3月)から、以下の部分を取り上げてみることにする。 ショールズは、自分の作りたてのタイプライターでは、キーを素早く叩くと、キーの動きを印字に伝える金属棒(タイプバー)がからまってしまうことに気づいた。何とかタイプバーがからまないような工夫はないものか? そこでショールズは、キーの配列を変え、続けて打たれるようなキーがキーボード上に離れてあるよう配列し直した。その結果、キーを叩くスピードは遅くなったが、タイプバーはからまないようになった。その配列こそが、現在の標準配列として生き残ることになったQWERTYの配列だったのである。 アルファベット2文字の組み合わせのうち、英語では「th」を続けて打つことが最も多いのだが、この2字はQWERTY配列では非常に近

    otsune
    otsune 2006/02/20
    >「印字棒がからむからキー配列を変えた」などというのは、根も葉もないデタラメだ。