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ブックマーク / kaoriha.org (10)

  • 中里一日記: プロにはできない・教えられない掃除法

    プロにはできない・教えられない掃除法 石鹸カスは灯油で拭くと簡単に落ちる。ちなみに私自身は灯油は臭いので使わず、かわりに5-56を使った。 あれこれネットを調べていると、清掃業者や洗剤業者はめったに非極性の溶媒を使わない・売り込まないように見える。労災関係かと思ったが、フッ化水素酸は使うらしいので、おそらく色落ちによるクレームのリスクを最小化するためだろう。 クレームのリスクがないという条件のもとでは猛烈に便利な手法でありながら、プロがそれを教えるとクレームのリスクを負うので世に知られない、という手法がこの世にはたくさんあるのだろう。

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    otsune 2011/07/05
  • 中里一日記: 倫理学といえば

    倫理学といえば 『ハーバード白熱授業』のおかげで倫理学が盛りあがっているらしい。 倫理学には詳しくないが、というより詳しくないせいで、前から気になっていることがひとつある。 人間が因果関係や事実を認識するときには、価値判断がその前提にある。言い換えれば、価値判断と無関係な因果関係や事実がたとえあるとしても、それは人間には認識できない。「大人は質問に答えない」だ。 このことの極端な例は、犯罪事件の報道で使われる紋切り型のひとつ、「犯人はわけのわからないことを言っている」だ。犯人が意図してわけのわからない(わからせない)言葉を発しているケースは稀だろう。多くのケースでは、発語した瞬間の当人にとっては、まったき必然性に満ちた真剣な言葉だろう。ただその必然性が、報道という行為の前提にある社会的な関心や価値の外にあるにすぎない。薬物が見せる幻覚についての一般論ならまだしも、個々の患者が見た個々の幻覚

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    otsune 2010/09/08
  • 中里一日記: 「僕の考えた女の子」を想定してしまう人々

    「僕の考えた女の子」を想定してしまう人々 参考:僕の考えた超人 「僕の考えた女の子」を想定してしまう人々がいる――と書いただけですでに出オチだが強引に続けてみる。 このフレーズで重要なのは、「僕」のところだ。「俺」でも「私」でもない「僕」である。「自分のことを僕と言っていいのは大山のぶ代のドラえもんだけだ」という天下の大暴言に深く共感する私にいわせれば、「僕」という一人称には深い意味がこもっている。 「俺の考えた女の子」の「俺」は、タフな感じがする。「お前はバカか」とあきれてみせれば、「俺の考えた女の子」はあっさりと修正されるだろう。いや、修正させる必要もない。放っておいて、事実とぶつからせてやればいい。「俺」はそういう荒っぽい扱われ方を必要とする。 「私の考えた女の子」の「私」には、オープンな姿勢を感じる。「それはちがう」と指摘すれば、それがもっともらしい指摘なら――この「もっともらしさ

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    otsune 2009/11/30
  • 中里一日記: BLへの統制開始?

    別にいいんじゃない?むしろ、批判される前に先手を打って未成年者規制をした方が、長い目で見ればダメージは少ないと思うよ。 例えば、過激な性教育反対派みたいな団体に一度、目をつけられたら、一生クレームの対象になるよ。目をつけられる前に自主規制をする。これが生き残る道だよ。 どんな理由であれば、子供がフェラチオとか見て喜ぶ親はいないからね。ある程度の対策は必要。 Posted by: / at 2010年01月15日 17:39 お説は飲み屋の馬鹿話でしょうか。 もしお説が正しいとすると、シーシェパードや街宣右翼のような職業的いやがらせ団体が世界を思うがままに支配しているということになりますが、そのようにお考えでしょうか。 職業的いやがらせ団体に「自主規制」などで迎合する企業や業界は、破滅へと真っ逆さまに転がり落ちます。マスコミ業界がかなりその傾向を呈しており、そして実際、営業的にも破滅に向かっ

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    otsune 2009/07/04
  • 中里一日記: 金槌は役に立たない

    金槌は役に立たない あらゆる人々と同じく、プログラマの耳に入る情報も、かなりの部分がテンプレでできている。 「××は役に立たない」というテンプレを聞かずに一週間を終えることはまずない。それでも、××の中身によっては煽られる人がいるのだから面白い(コメント欄)。 登場したばかりの新技術は、それがどのくらい役に立つのか、誰も知らない。だから、「金槌を使えば、ネジ回しなんかなくても、木材に木ネジを打ち込めますよ」というような極論を唱える人が出てくる。実際に木ネジを打っている人がこう主張するならまだいい。しかし、自分では打ちもせずに主張する糞野郎がぞろぞろと出てくるのだから目障りだ。その反動として、「金槌は役に立たない」という声の大合唱が始まる。 だから、「××は役に立たない」という声はいつものことであって、なんの問題もない。そういう声がやかましく聞こえてきたなら、××をかじっておいたほうがいい。

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    otsune 2006/12/16
  • 中里一日記: GNU宣言

    GNU宣言 初めてGNU宣言を読んだのは、いつのことだったか。「これはソースコードからビルドする世界の話だ」というのが、当時の感想だった。もちろん人は普通、ソースコードからビルドなどしない。面倒だからだ。とはいえ、そういう世界では筋の通った話だとも思った。 いま、Stallmanの「フリーソフトウェアと自由な社会」を読んでいる。再びGNU宣言を読んでみて、致命的な問題にひとつ気づいた。 プログラムの使用を制限してプログラムのユーザからお金をとることは、その制限のせいで、使用できるプログラムの種類や方法が減ってしまうので、破壊的行為となる。これは、人類がプログラムから得られる富の量を減らしてしまう。故意に制限すると決定したときには、意図的な破壊という有害な結果をもたらすだろう。 この主張は誤っている。プログラムの使用を制限しないことによって、人類がプログラムから得られる富の量を減らしてしまう

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    otsune 2006/12/12
  • 中里一日記: XMLの「本当のメリット」ってなに?

    XMLの「当のメリット」ってなに? この記事は一応は「XMLのプロ」による記事なのだと思うのだが、それで改めてメリットを紹介するのに、この程度のメリットしか出てこないというのはどういうことなんだか。 では私が答えよう。 私は6つの言語(C++JavaVBAPythonJavaScript、C#)でXMLを触ったことがある。サンプル程度ならもっと増えるが、実用的なものを書いたのは上の6つだけだ。まともにプログラミングなどしたこともない糞コンサルの皆様は、今日のエントリをコピペしておくといいだろう。 まずは弱点から。 1. パースが遅い 構造的な区切りを探すために1文字ずつ文字をチェックする必要があるので遅い。XMLを使うという観点からは、ここが一番のボトルネックになる。 2. データの格納形式を規格の基盤にしている RDBMSが内部でどのようにデータを格納しているかは、RDBMS

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    otsune 2006/08/21
  • 中里一日記: 『Ajax イン アクション』は糞本だ

    『Ajax イン アクション』は糞だ Dave Craneほか著『Ajax イン アクション』(インプレスジャパン)を8割がた読んだ。 突然だが、戦場は4つの基的な要素でできている。 ・飢え ・埃 ・糞 ・シラミ これだけは絶対に忘れないでほしい。飢え、埃、糞、シラミだ。 これらの四大要素があまり目立たない戦場も、ごく一部にはある。米軍の力はあらゆる不可能を可能にするらしく、毎日シャワーを使うことさえあると聞く。だがそういう恵まれた環境は例外だ。戦場は四大要素でできている。四大要素があるのではなく、四大要素でできている。24時間、四大要素のなかで暮らすのだ。 さて私の経験によれば、Ajax開発は、戦場の暮らしに少しだけ似ている。こちらの四大要素は、多様性、非常識、情報不足、テスト困難だ。 現代のほとんどのプログラマは、こういう経験をしたことがないはずだ。匹敵するものがあるとしたら初期の

  • 中里一日記: 萌えるポインタ

    萌えるポインタ 何年くらい前のことだったか。入門書のようなのタイトルを、『萌える××』とするのが流行ったことがある。おそまきながら、このパターンで作ってほしいを思いついた。『萌えるポインタ』だ。 登場人物は以下のとおり。 ・アドレスたん:貧乏なロリ少女 ・ポインたん:アドレスたんがモビルスーツを装着した姿 ・スタックたん:最初はお嬢様だったが、のちには武装ゲリラに ・参照たん:お嬢風のロボ少女 外せないポイントは以下のとおり。 ・モビルスーツのカタログと薀蓄 「IBMのシステム/38は、ハードウェアでポインタを保護しています。この仕組みは普及しませんでした。けれど今でもPOWERシリーズのCPUには、ポインタ保護機構が組み込まれていて、i5/OSはそれを使っているのです」 ・スタックたんの果てしなきゲリラ戦 「スタックたんを愛して助けてくれる人は、今でもたくさんいます。スタックたんは、

  • [日々] Web 2.0

    Web 2.0 バズワードはコンピュータ業界の名物である。 最近のバズワードといえば「Ajax」だった。これがバズワードになったのは、Gmailによるところが大きいだろう。見ることは信じることだ。また、APIと直接に関連しているという点も重要だ。「ソリューション」というのは、「実装については言いたくありません」という意味の専門用語だが、なんらかの「ソリューション」がバズワードになることなどありえない。具体的な実装に近ければ近いほど、それはバズワードになりやすい。 「CMS」(コンテンツ管理システム)もなかなかがんばっている。WikiとblogとDreamWeaverとバージョン管理システムに分断された世界を統合しようとする試みである。現状のCMSはどれも幼稚なので、これからが面白いバズワードだ。美しいデータモデルを作り上げたものが勝つだろう。 対して、「セマンティックWeb」や「Web 2

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    otsune 2005/09/11
    >「ディープリンク禁止」「無断リンク禁止」という、野蛮人の風習がある。
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