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ブックマーク / anime.typepad.jp (15)

  • 『もっとわかるアニメビジネス』解説8

    『もっとわかるアニメビジネス』解説〜第一章アニメーションとビジネス4 アニメスタジオのトップ 東アニに次ぐサンライズの社長は歴代プロデューサー出身。バンダイという親会社があるが、ずっとプロパーが社長となっている。現内田代表も昔はガンダム等のプロデューサーであったが(昔のアニメージュ見るとよく出てます)、どうも制作のトップが代表になるという暗黙の了解となっているようである。 トムスの岡村社長はセガの出身だからゲーム畑。セガからトムスの取締役となり08年代表となった。ちなみに里見会長がサミーの創業者。ジブリは鈴木会長が徳間の編集出身、星野社長が外資系企業からディズニー日本代表、そしてジブリ。会長は出版界、社長が外資系マネージメント界といったところか。 プロダクションIGの石川社長はバイト募集でタツノコ入社、その後独立してIGを立ち上げた。この人は生粋のプロデューサー畑である。A1-Pictur

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    otsune 2011/09/29
  • 『もっとわかるアニメビジネス』解説12

    アニメスタジオの存続・継承〜日1 日はまだアニメスタジオの歴史が浅く、また格的な不況もなかったため存続している会社が多い。しかしながら、よく見ると資が入れ替わっているケースが結構ある。ということで、日のアニメスタジオの存続・継承について目安となる資構成を見て行きたい。 東映アニメーションはずっと東映の子会社である。現在の出資比率は筆頭の東映が33.57%(2011年3月31日現在)、東映ビデオの3.18%、東映ラボテックの2.5%を合わせると39.25%、二位のテレビ朝日15.07%も東映が第二位の出資者(16.09%)なので安定株主が多く、ドラスティックな経営環境の変化はないように見える。 サンライズは1994年にバンダイの傘下入りを果たした。現在はバンナムの資比率が99.5%であるので、こちらも安定していると言えよう。トムスの場合はやや複雑。1995年にキョクイチというセ

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    otsune 2011/09/29
  • 賀正

    明けましておめでとう御座います。 年も宜しくお願いします。 年末年始さぼり続けていたブログ、遂に良心の呵責に耐えきれず書くこととしました(笑)。来なら昨年の10大ニュースなどについて述べなければならぬと思っていたのですが、何やかやとありましてつい延び延びとなっておりました。 まず、アニメフェア関連について。年末に出版社アニメフェア出展拒否どころか同日(一般デーですが)幕張でコンテンツエキスポをやるという発表があり完全な分裂状態となりました。まあ沿線的には近いのでアニメファンに取っては訪れる場所が増え、やる側もひょっとして相乗効果で動員数が増えるかも知れませんが、どうも禍根を残しそうな雰囲気ですな。アニメ業界としては東京都と出版社の義理に身体を引き裂かれそうですが、今後どうなるかはまだ予断を許さないので情報が入り次第お伝えします。 それと『アニメ産業レポート2010年』の件もあってあたふ

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    otsune 2011/01/19
  • 『アニメ産業レポート2010』頒布

    『アニメ産業レポート2010』の一般頒布について 毎年動画協会のデータベースワーキングで作成している『アニメ産業レポート2010』を一般配布するとにしました。就きましてはそのお知らせをします。主な内容は目次で見ると以下の通りです。 1. 2009 年アニメ産業総括 1-1. 市場動向概観 1-2. 注目すべき動向 2. 各分野解説 2-1. TV アニメ 2-2. 劇場アニメ 2-3.OVA 2-4. 配信 2-5. 商品化等二次利用 2-6. アニメーション音楽 3.海外動向 3-1. 世界の中の日のアニメーショ 4.事象・注目分野 4-1. インドアニメーション産業の現状 4-2. TV アニメの歴史を考える 4-3. アニメと地域の新たな関係性を考える 4-4. 日のマンガ・アニメに関する高等教育 - アンケート調査結果から - 4-5. 広告におけるアニメ利用 4-6. 我が国

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    otsune 2010/12/25
  • アニメ関連メディア情報〜日本のアニメ制作企業調査48

    調査を終えて アトリエムサを以て調査を終えた。当はこの他に2社ほどインタビューしたのであるが、掲載の了解を得ることが出来なかった。また、人材育成が進んでいるという話をしばしば耳にした京都アニメーショやPAワークスなど東京以外の会社にも行きたかったのであるが、力及ばず残念であった。 さて、アニメ業界における人材育成であるが、巷で言われているより余程しっかり取り組んでいるように思えた。映画業界などと比べると育成の拠点となるスタジオがまだまだしっかりしているからであろう。 日映画の黄金時代は戦前から1950年代頃までであろうが、その当時は東宝、松竹、東映、日活、大映、あるいは独立プロといった存在が人材育成の場として十分機能していた。映画創生期は別として、その頃まで育った映画監督はほぼ例外なくスタジオで学んでいる。 ところが、1960年代からテレビに押され次第に斜陽化して行く中で、現場人材の採

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    otsune 2010/08/12
  • アニメビジネスがわかる: アニメ関連メディア情報〜日本のアニメ制作企業調査39 企業ヒヤリング10〜Vol.8 スタジオ・ライブ

    企業ヒヤリング10〜Vol.8 スタジオ・ライブ 【選定理由】 日を代表する作画スタジオ。ここから育った原画マンは数知れず業界の「残存率」も高い。代表は様々な所でアニメーターの指導をやっており是非インタビューを行いたいと思った次第である。また、今回のアンケートで最多の原画マンを抱えていたのがライブであった事も付け加えておく。 【企業概要】 1) 企業名:株式会社スタジオ・ライブ 2) 所在地:板橋区若木 3) 設立:1976年7月 4) 代表者:芦田豊雄 5) 資金:10,000,000円 6) 設立の経緯: TCJ映画部(エイケン)の作画出身の代表が虫プロダクションを経て1967月に有限会社スタジオ・ライブを設立。1994年12月に株式会社に改組した。 1) 企業属性: 作画スタジオ。設立当初は作画専門スタジオであったが、後にプリプロダクションや元請などもやるようになった。自社所属の

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    otsune 2010/07/11
  • アニメ関連メディア情報〜日本のアニメ制作企業調査12

    のアニメ企業の従業員5〜従業員の定義 今回の調査ではアニメ業界における「従業員」の捉え方が課題として浮かび上がった。アンケート回答の元請企業に従業員1名という会社があったのがいい例であるが、通常テレビシリーズの制作を丸ごと請負う元請企業が1人ですべての作業をこなしているとは考えにくい。そのため今回の回答した企業も、「従業員」の捉え方の認識がそれぞれで違う可能性が否めないため、あくまでも参考値と考えるしかない。 アニメ業界において、正社員となるのは通常、「管理」「営業」「版権」「制作」までが一般的であり、それ以降の工程に従事する「演出」「文芸(脚等)」「原画」「動画」「美術」「仕上」「特効」「撮影」「CG」「編集」は、契約社員・委託・単価による出来高制が入り組んでいるものと考えられる。 いわば鉛筆一仕事ができる作画職(演出や文芸なども設備を必要としない)は、必ずしも正社員だけが望ま

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    otsune 2010/06/07
  • アニメビジネスがわかる

    〈ビッグサイト3〉 思わずブースに入ってしまったのはこの車のせい。何とTOYOTA2000GT!もちろん、レプリカですが、やっぱりカッコいい。自分にとってはフェラーリより、断然魅力的。007での面影が未だ醒めやらないですな。お値段を聞いたところ880万円とのこと。もちろん、ナンバーありの公道走行可能社です。さらに、驚いたのはこのブースの出展者。まさか、ここで会うとは。先方も驚いておりました(笑)。

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    otsune 2010/05/25
  • アニメビジネスがわかる本161

    明けましておめでと〜ございます(染之介、染太郎の感じです)。 全くご無沙汰してしまったブログですが、取り敢えず再開します。まずはの紹介から。随分と溜まってしまった既読の整理です。 『メイキング・オブ・ピクサー』 ディビッド・A・プライス著/櫻井祐子訳 (早川書房09年3月/2,000円+税) ピクサーを知るための必携書 企業としてのピクサーに言及した書物(ほとんど見かけないが)では一番まとまっているのではないだろうか。ピクサーのみならずアメリカの3Dアニメの発展を知る上で非常に参考になった。その歴史を辿るだけで結構場ボリュームになるのでその辺は勘弁して欲しいが一度手にとって是非確認して欲しい。 『カールじいさんの空飛ぶ家』で10作品連続のヒットを飛ばしたピクサーであるが、これは空前絶後の快挙である。あのウォルト・ディズニーでさえ空前のヒットとなった『白雪姫』以降の作品のBOX OFFI

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    otsune 2010/01/05
  • アニメビジネスがわかる本158

    『マンガ進化論』3(中野晴行/P-Vine BOOKS1,600円) 強力な原作者パワー 映像化権と映像の二次利用権は区別して考えるべきである。もちろん、両方込みで払いきりの場合(買取by out)のケースもあるが一般的には分けて考えられている。もともと映画しかウィンドウがなかった時代には二次利用権などなかったので原作者は原作料を受け取った時点でビジネスは完結していたのだが時代が下がり、中には興行収入BOX OFFICEに原作使用料が連動する原作者(あるいは脚家、監督、俳優)が現れはじめた。 ただし、BOX OFFICE(興行収入)に連動して収入が入る原作者はかつてのステーブン・キングなど、必ずヒットが予測できる超強力な人間だけである。そんなパワーを持つのは世界中でも何人もいないであろう(ハリポタ原作者クラスですね)。従って、中野さんが言うところの印税制云々はビデオ誕生以降のことを指すの

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    otsune 2009/06/15
  • アニメビジネスがわかる本114

    『「パクリ・盗作」スキャンダル事件史』(別冊宝島編集部編/宝島文庫533円税別) 盗作・パクリ事件は著作権を知る上で有効なケースステディ タイトルはおどろおどろしいが、ことの質は著作権にあるので参考になる。全編を通じて著作権問題のオンパレードである。 マンガ、アニメの世界(音楽もそうだが)においてパクリ・盗作問題を語り出すと結論が出ることはない。意識的な剽窃、盗作、パクリ、オマージュ、あるいは書にも登場する「ワン・レイニイ・ナイト・イン・トーキョー」の楽曲のように偶然似ていたことが判例で証明された場合もある。 世界で自分と同じことを考えている人間は何人かいてもおかしくない。また、シンクロニシティという言葉があるように、同期的に似た発想を得られるケースもあるだろう。 さらには、かつて影響を受けた作品の存在を忘れてしまい、自分のクリエイティブであると考える場合もあるだろう。冗談ではなくクリ

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    otsune 2009/04/19
  • 手塚治虫生誕80周年〜ポップカルチャーの元祖、その業績と評価

    〈手塚治虫とアニメ〉アニメの繁栄を築いた手塚治虫 アニメにおける手塚治虫の功績2〜日のアニメの特性を形づくった 私は前著で日のアニメが世界の65%のシェアを持つに至った競争力を、 1)エンタティンメント性 2)経済性 3)生産性 の三つにあると指摘した。 つまり、日のアニメは面白くかつ価格が安い、そして量も豊富ということである。そして、この特性の源に『鉄腕アトム』があるのだ。 日のアニメの面白さは原作であるマンガの持つキャラクター性、ストーリー性に寄るところが大きい。前にも書いたように、日がマンガ大国になったのは手塚治虫を中心に発展したストーリーマンガが優れたエンターテインメント性を持っていたからであるが、アニメはそれをそのまま取り込んだ。 マンガの第一人者である手塚がアニメをはじめたのだから当然のことと言えるが、これによって日のアニメの面白さは保証された。今でも、アニメの原作

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    otsune 2009/03/25
  • 手塚治虫生誕80周年〜ポップカルチャーの元祖、その業績と評価

    〈手塚治虫とアニメ〉アニメの繁栄を築いた手塚治虫 アニメ人材育成者としての手塚治虫2〜虫プロの流れを汲む企業 手塚の流れを汲むアニメ製作・制作会社は非常に多い。その中でも代表的なのは前述したサンライズ、マッドハウス、グループタックなどであるが、これに直系である手塚プロダクションや中小プロダクションを加えると相当な数に上る。 マジックカプセル、オーディオ・プランニング・ユーといった音響会社や京都アニメーションまで加えると虫プロ系の多くの会社が未だにアニメ界の中心に位置しているのがわかる。 さらに、これらの会社から派生した「孫会社」も次第に増えている。スタジオ・ディーン(サンライズから独立。『今日から㋮王!』『少年陰陽師』など制作)、ボンズ(サンライズから独立。『鋼の錬金術師』『桜蘭高校ホスト部』など制作)、マングローブ(サンライズから独立。『サムライチャンプルー』『天保異聞 妖奇士』など制作

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    otsune 2009/03/23
  • アニメ関連メディア情報187

    アニメと音楽ビジネス (10)〜製作費の中から音楽制作費が消えた なぜ1980年代以降主題歌とアニメの内容が分離しはじめたのであろう。主題歌の中にタイトルやキャラクターの名前が出て来ない。『CAT'S EYE』はそのままだが、歌詞は巧みにアニメの内容をはずしているので、この歌だけ聴いてもアニメの主題歌とわかる人は少ないのではないか。 なぜそうなったのかといえばそれはおそらく「制作費」の問題であろう。つまりは音楽制作費が別立てになったためにそのような現象が生じてきたということなのだ。実際『うる星やつら』に関してはサントラも含め音楽制作費に関しては一切レコード会社の方から出ていたはずであるから(と言うか出ていた)。当然番組のOP/EDの利用権はメーカーの手に渡るから、彼らとしてはOP/EDの1分半×2枠が楽曲プロモーションのスポットであると理解する。 多分1980年代から製作・制作費の中から音

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    otsune 2008/10/18
  • アニメビジネスがわかる

    〈ビッグサイト3〉 思わずブースに入ってしまったのはこの車のせい。何とTOYOTA2000GT!もちろん、レプリカですが、やっぱりカッコいい。自分にとってはフェラーリより、断然魅力的。007での面影が未だ醒めやらないですな。お値段を聞いたところ880万円とのこと。もちろん、ナンバーありの公道走行可能社です。さらに、驚いたのはこのブースの出展者。まさか、ここで会うとは。先方も驚いておりました(笑)。

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    otsune 2007/12/03
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