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ブックマーク / koheko.hatenadiary.org (11)

  • 怒りたい人が怒れる環境と出会えばそりゃ怒るだろう - 諏訪耕平の研究メモ

    相も変わらず「怒る」ことについて書いていこうと思いますが。 たとえばtwitterとか2ちゃんの匿名でのヘイトスピーチとかニコニコ動画の罵詈雑言とか,相変わらずネット上には日常あまり触れることのない,あまり上品でない発言が頻見されます。 なぜtwitterで匿名で口汚く相手を罵るのかとか,2ちゃんの人らはなんであんなに文句ばっか言うんだろうとか,ニコニコ動画で投稿者の悪口ばっかり書く連中はだったら見なきゃいいのにみたいな意見が散見されますが,これは僕の最近の仮説でいけば簡単な話で,「みんな文句言いたいから言っている」ということですよね。下位項目も色々あるでしょうけど,僕は最上位項目はこれだと思っています。 なので,twitterの人らは有名人に直接文句言ってみたいわけだし,2ちゃんの人らは普段言えないようなことを言えるというところに2ちゃんの意義を見出しているわけだし,その理屈でいくとニコ

    怒りたい人が怒れる環境と出会えばそりゃ怒るだろう - 諏訪耕平の研究メモ
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    otsune 2011/10/25
  • 大学に関する神話はそろそろ本気で検証したほうがいい - 諏訪耕平の研究メモ

    の小中高ってのはトコロテン式で、学んだことが身に付こうが身に付くまいが次の段階に押し出されるシステムだ。学習内容は積み上げ式だから、当然「落ちこぼれ」が発生する。ある段階で何らかの理由によりつまづいたら、よっぽど幸運にすばらしい教師に巡り合う場合を除いて、その後ずっと落ちこぼれ続ける。積み上がらない。 この方に同意。ここでの議論をややこしくしているのは2点。1,大学は研究機関であるという神話。2,自己責任論。1,この手の話をしていると必ず「大学は自分で勉強するところであって勉強を教えてもらうところじゃない」とか,「大学は研究機関で,教育機関ではない」とか言い出す人がいる。それは神話。大学は自分から勉強するところでもあり,教えてもらうところでもある。また,研究機関でもあり,教育機関でもある。先生がいて生徒がいるのだから,ほっといても大丈夫な生徒はほっといて,ほっとけない生徒は構ってやれば

    大学に関する神話はそろそろ本気で検証したほうがいい - 諏訪耕平の研究メモ
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    otsune 2011/02/21
  • 友人が語った、「一生恨まれても構わない」という覚悟 - 諏訪耕平の研究メモ

    ある友人は今仕事が少しきつい時期だそうだが、「新入社員の頃に比べれば全然楽」と言っていた。それで、「新入社員の頃のつらい経験が今活きているわけだけど、となると、新入社員というのはできるだけつらい思いをしてもらったほうがいいのかな?」と聞くと、友人は少し黙って、「それはちょっと違うんじゃないかと思う」と答えた。 「ああいう思いをするのは自分で最後にしたい」と友人は言うので、「でも新入社員の頃につらい思いをしておかないと後がきついんじゃないの?」と聞くと、「それなりにやるんだと思う」と友人は答えた。 実は、僕もそんな風に思わないでもない。確かにつらい経験というのはその後の人生の糧になるが、じゃあ無理矢理つらい経験をしたほうがいいかというと、そこは少し考え込んでしまう。人生なんてどうせつらいんだから、無理にしなくてもいいんじゃないかという気がする。 でも、最近話題になった餃子の王将にしてもくら寿

    友人が語った、「一生恨まれても構わない」という覚悟 - 諏訪耕平の研究メモ
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    otsune 2010/11/02
  • 「忙しい」は褒め言葉にしちゃ駄目だろ - 諏訪耕平の研究メモ

    ある20代半ばの友人との会話。 友人「最近どう?」 僕「そうねえ,最近はまあのんびりだね」 友人「でも忙しいんでしょ?」 僕「いや,別に・・・好きでやってることだし」 友人「でもほら,やっぱ塾講師とか色々時間とられるしさ,論文書くのも大変でしょ」 僕「まあ大変だけど」 友人「そうかあ。頑張ってるんだなあ」 最近思うことだが,20代においては「忙しい」というのは褒め言葉になっている。彼らはすぐに人を忙しくしたがる。忙しいの対象は,当然仕事である。仕事において忙しい人間は偉い,立派,そんな風潮があるように思う。 まあ無理もないかもしれない。仕事をしているやつが一番偉い。我々が生きてきたここ10年間,そんな風潮を我々はひしひしと感じてきた。忙しければ忙しいほど偉い。始発で会社に向かい,終電で帰るという日々は自慢話となる。「不幸自慢」という言葉があるが,彼らにとって忙しいということは誇るべきことで

    「忙しい」は褒め言葉にしちゃ駄目だろ - 諏訪耕平の研究メモ
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    otsune 2010/07/08
    「仕事も暇なんで自宅の庭のガーデニングに凝ってます」「それは素晴らしい」というイギリス貴族っぽい価値観
  • ここまでお年寄りを堂々と批判している文章はなかなか読めない - 諏訪耕平の研究メモ

    我が国の老人は実に自分勝手で教育がいき届いていない人が多い。 「暇つぶし感覚で」「国民の税金をじゃぶじゃぶ使って」「何の罪悪感もなく」「頻繁に」医療制度を使用する。 うーん,色々と考えさせられる文章でした。どなたかも仰っておられましたが,結局何が言いたかったのかというと少し悩むんですが,文章の端々から鬼気迫るものを感じると。ああ,音だな,と思うし,それなりの経験に基づいているな,とも思うわけです。 かなりショッキングな箇所を引用しましたが,ここ,僕が結構真面目に考えてみたい部分ではあるんですよね。つまり,我が国のお年寄り(60歳以上ぐらいかな)は優秀なのか,そうでないのか。ここは多分タブーみたいなところだと思うので,僕はあまりこの点に真剣に言及した文章を読んだことがありません。あと,倫理的な問題や,心情的な問題もありますしね。僕の両親もこの範囲にそろそろ入りますし,親戚は真っ只中です。正

    ここまでお年寄りを堂々と批判している文章はなかなか読めない - 諏訪耕平の研究メモ
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    otsune 2010/07/02
  • 「居場所」で苦労しないような環境こそ自分の最適な居場所たりうる - 諏訪耕平の研究メモ

    「居場所」ということについてずっと考えてきて,薄々気付いてたんですが,最近,これは認めないと駄目かなと思うようになったことがあります。それは, 「その世界でトップをとるような人間は,最初から輝いている」 ということ。逆に言えば, 「最初駄目で,努力で上を目指していっても,トップにはなりづらい」 ということですね。これには,反対意見多数だと思うので,ぼちぼち,僕がなぜそう思うようになるに至ったかを説明していってみようと思います。 「居場所」について研究してきた僕の最近の関心は,「居場所の獲得の仕方」ということです。これには結構色々思うところがあって,それを論文に盛り込んでみたりもしたんですが,どうも受けが悪い。僕としてはかなり事例を詳細に分析してのそこそこ自信のある仮説だったりしたので,なんで受けないんだろうと思ってたんですけど,そのうち,批判してくる人たちに共通する意見があることに気が付い

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    otsune 2010/05/28
  • 就職率が下がったのは不景気のせいだけじゃなくて大学生の数が増えすぎているから - 諏訪耕平の研究メモ

    今週のモーニング「エンゼルバンク」は良かった。就職率が下がったのは不景気のせいではなくて,大学生の数が増えたからという話。就職数で言えば微増傾向とのこと。それに比して,自営業者の数が減り続けている。以前は自営業というのも重要な受け皿になっていたのに,これが減って,企業もそこまで増えすぎた大学生の面倒を見切れないということで,今みたいな状態になっていると。 公務員は増やすことはないだろうし,自営業も今は大企業のチェーン店とかにどんどん負けて減り続けているという実感もある。じゃあ大企業がすべてカバーしてくれるかというとそこまでは無理ということで,さあどうするかという話ですね。自民党はかなり大企業よりの政策を出してきたはずで,それでもカバーしきれなかったんだとしたら,この先民主党政権ではさらに厳しいですよね。 となると自営業の復権みたいな流れがあったりするのかな。個人的にはそれもいいかなと思いま

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    otsune 2010/01/13
  • ドタキャンばかりする人々と,何年でも無遅刻無欠勤を続ける人々 - 諏訪耕平の研究メモ

    なんか最近よくドタキャンをされる。前からそういう傾向はあったが,ある程度責任ある仕事的なことを任されるようになって,よりドタキャンされることのダメージが増した。先日大学の後輩2人と別々に約束をしていたのだが,2人ともに,なんと2回連続でドタキャンされて,「ああ,これは,サボりだな」と感じた。 ドタキャンしたくなる感覚というのはよく分かる。人は,未来の自分はスーパーマンだと思っているもので,今の自分がやりたくないことでも未来の自分は笑顔でできると思っている。だから,果たせるかどうか微妙な約束も平気でする。約束の日時が迫って,どんどん行きたくなくなっている自分に気づく。過去の自分め,遂行できる約束かどうかも判断できないのかと思う。いくつか理由を見繕ってみて,妥当っぽい理由が見つかれば,心は俄然ドタキャンに傾く。理由が見あたらなければ,しぶしぶ出かける。出かけてしまえば意外に平気なものだ。 僕は

    ドタキャンばかりする人々と,何年でも無遅刻無欠勤を続ける人々 - 諏訪耕平の研究メモ
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    otsune 2009/12/05
  • 学生は教授の研究のために授業料を払っているわけではない - 諏訪耕平の研究メモ

    2〜3日前の読売新聞に静岡産業大学学長の大坪壇先生のコラムが掲載されていました。これが思わず拍手したくなるような内容だったので掲載しておきます。全文掲載はまずいのかなとも思うのですが,これは是非読んでいただきたい内容なので踏み切りました。問題があれば削除いたします。 内容は,「学生は教授の研究のために授業料を払っているわけではない」というもの。そう言われれば多くの人が「そりゃそうだ」と思うんでしょうけど,実際は多くの大学教員が教育よりも研究に時間を割いているというのが現実ですよね。 なんでこういうことになるのかというのを居場所論で考えてみると,要するに大学教授というのはいかに教育を行ったかではなく,いかに研究業績を出したかが大学での居場所につながるのだろうと思うのです。その状況ではある程度仕方がない。教育者が,その教育内容でもって評価されるようなシステムの構築が必要なんでしょうね。

    学生は教授の研究のために授業料を払っているわけではない - 諏訪耕平の研究メモ
  • 「社会の論理」を持ち込む人々 - 諏訪耕平の研究メモ

    「ゼミを何とか改善したい」みたいなことをここのところ結構主張してきて、それはそれなりに賛同を得られるようになってきていた。どの集団にもいいところと悪いところがあるだろうと思う。うちのゼミは、活発な議論が行われるところや、上から研究テーマを強制されることはないといったところは長所だと思うが、できの良くない発表をしてしまうと参加者(主に教授や先輩)から袋叩きにあうことがあって、それが原因でゼミと距離を置く学生が毎年数名出るといったところは短所だと思って、改善を志してきた。 勿論研究を目的に集まっている集団なので、研究ができない人間の居心地が悪いのは仕方ないことだと思うけど、一応教育機関なので、「駄目なやつは切り捨て」みたいなことが許されるのかどうかについては議論があっていいと思う。できないからこそできるようになりたくて院の門を叩くという場合もあるだろうし。最初からできる人間を欲しがるのは研究所

    「社会の論理」を持ち込む人々 - 諏訪耕平の研究メモ
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    otsune 2009/06/18
  • 親を亡くした40歳ニートが生活保護を欲しがった際の人々の反応 - 諏訪耕平の研究メモ

    1 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/02/01(水) 09:15:38.85 id:shtkilVp0 どうしよ・・・ もう40歳近いし 就職とか無理だし 遺産とかも無いし 少しやばいかもしれない とりあえず生活保護だよな これは興味深い。スレのレスと,このエントリへのコメントは同傾向で「働けくず」。一方ハテブコメはそれが半分と,「別に腹は立たない。こういう人もいるんだなという程度」が半分ということで,それぞれの特徴が如実に反映されているのかもしれませんね。ちなみに僕もまったく腹は立たなくて,むしろこの方の切り返しのうまさに感心しました。このブコメとか強く共感します。 kobeni_08 別にこの人はこの人でいいじゃん。この人に気で怒っている(嫉妬している)レスの人たちの方が心配。仕事が楽しくないとか、なんか不満があるはず。だって毎日べて寝て

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    otsune 2009/06/03
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