今回は、DSPとFPGAを比較してみたいと思います。この比較は、言いかえれば、“デジタル信号処理にはソフトウェア処理とハードウェア処理のどちらが向いているか”ということになります。 DSPとFPGAの比較は、いい換えればデジタル信号処理にはソフトウェア処理とハードウェア処理のどちらが向いているかということになるでしょう。つまり所望の機能をソフトウェアで実現するか、専用の回路(ハードウェア)を設計するかということです。 しかし、DSPとFPGAのどちらがデジタル信号処理に適しているのかを公平に比較するのは簡単ではありません。大きな理由の1つは、DSPとFPGAにはどちらも幅広いレンジの製品群があり、次々と性能が向上した新製品が発表されているために、公正に比較対象を選ぶことが困難だからです。 (1)FPGAでDSPを作れるか? (2)DSPでFPGAと同じデジタル信号処理をできるか? 上記の(