精神科医とは何者であるか 頼藤和寛著. 東京:PHP研究所, 1999.7. 刊行年をご覧いただいてお分かりのように、このコーナーで扱うにしては大変新しい本である。これまで一番新しい本が、「学校の管理下の死亡・障害 平成10年版.」だったが、これを抜いて最新記録更新である。どうしてこの本を今回選んだかと言うと、内容の面白さは当然として2005年7月現在この本は新刊としては入手できないようだからだ(絶版なのかどうかは不明。amazonや他のオンライン書店でも「ただいま入手できません」表示がでる)。 まずは著者の紹介から。巻末の著者紹介を引用する。 頼藤和寛(よりふじかずひろ) 1947年、大阪府生まれ。大阪大学医学部卒。麻酔科、外科を経て、精神科へ。現在、神戸女学院大学教授。医学博士。専攻は心理療法、精神病理、性格論。 残念ながら平成13年4月8日に既に亡くなられている。また、産経新聞で長く