大手小売りの丸井グループは6日、今月22日で閉店する京都市下京区の百貨店、四条河原町阪急の跡地ビルに出店することを決めた。週明けに発表する。京都市中心部にある阪急京都線河原町駅に直結するビルで、阪急は1976年に開業したが、節約志向を背景とした百貨店不況で今年1月、撤退を発表していた。 関西での丸井の店舗は、大阪・難波、神戸・三宮に続き3店目となる。ファッションビルなどを首都圏を中心に展開し、若者向けの衣料品に強みを持つ丸井は、地方都市への出店強化を計画していた。 繁華街の好立地で、ビルを所有する住友不動産に対しては、丸井を含む小売り系の数社が出店に名乗りを上げていた。開業日は未定。阪急側と住友不動産の契約は11月末までとなっている。