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ブックマーク / www.cinra.net (3)

  • 原作の強度を薄めず、紛れもない「現在形の表現」として昇華させた作品 | CINRA

    園子温が『ヒミズ』を撮ると知った時、思わず興奮するとともに、古谷実の原作マンガを偏愛し、過去に何度か「古谷実論」を書いてしまった身としては(『ソフトアンドハード』というに入ってます)、一抹の、いや一抹以上の不安をも抱かなかったと言えば嘘になる。大丈夫だろうか? あの園監督印のイキ過ぎスーパーハイテンションでもって、原作のクールネスとリリシズムが損なわれてしまう結果にならないだろうか? この不安は、映画化にあたって物語の舞台が「3.11」の被災地に変更されたというニュースを聞いて更に加速された。オイオイホントにだいじょぶなのか? 俺は別に「震災後の映画」に無理矢理変換された『ヒミズ』なんか観たくはないぞ? というわけで気に入らなかったら奮然と席を立つ気まんまんで試写を観たのだが、映画が終わった時、僕は真底打ちのめされていた。正直言って、園監督の『ヒミズ』は、原作の強度をびたいち薄めることの

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    ownernism 2012/01/16
    まったくこの通りだ。
  • 菊地成孔×佐々木敦『ゴダールシンポジウム』レポート | CINRA

    早稲田大学小野梓記念講堂で文化構想学部表象・メディア論系主催として開催された『ゴダールシンポジウムvol.2』は、昨年同様に映画専門家以外が映画作家ジャン=リュック・ゴダールを語ることによって、広がりをもった見識を可能にする新しい試みだった。今回は「10年代に来るべき音楽のためのゴダールレッスン」をテーマに、著書『ユングのサウンドトラック』の中で音楽の観点から新たに映画を語り直すことに挑んだ菊地成孔と、著書『ゴダール・レッスン』で卓越した映画論を説いた佐々木敦が登場。映画作家ジャン=リュック・ゴダールの「つねに最も新しい」映画における「映像と音楽」の関係はいま我々に何を示すのか、独自の視点で語っていただいた。稿では、第一部に菊地氏、第二部に佐々木氏それぞれによるプレゼンテーション、第三部で両氏によるディスカッションというイベントの構成そのままでレポートする。この貴重な対談が、テン年代を切

    菊地成孔×佐々木敦『ゴダールシンポジウム』レポート | CINRA
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    ownernism 2010/08/19
  • 菊地成孔 1万字インタビュー | CINRA

    インタビューは、「菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール」の新作を発端に、「わかりたいあなたのためのCINRA的・菊地成孔入門」として構想された。博覧強記の音楽家・菊地成孔の正体を見極めよう、という目論見である。しかし、その狙いは見事に外れてしまった。鋭敏な感性と精緻な知性に裏打ちされた、音楽・ダンス・映画等々に関する膨大な固有名詞を台風の様に巻き込んでいく彼の言葉は、吐き出されるとともに地平線の向こうへと消えていった。あっという間に。彼に追いつくことは生半可ではなかったのだ。それでいて、親しみやすいアニキのような雰囲気をたたえた彼。なぜか「一緒に飲みながら話を聞いてる」錯覚にも襲われてくる稿、ぜひ「右手に哲学書、左手にビール」をご用意いただきお読みください。 (インタビュー・テキスト:木村覚 写真:柏井万作) ダンスとダンスミュージックの「特殊域」を模索しています ―菊地成孔とペペ

    菊地成孔 1万字インタビュー | CINRA
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    ownernism 2009/12/08
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