ブックマーク / geopoli.exblog.jp (195)

  • イスラエルはなぜガザのトンネルを必死に潰すのか | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から曇りでありまして、暑さは一段落ですが相変わらず湿気で汗が出ます。台風は来ないんですかね? さて、今夜の生放送(見逃した方もタイムシフトで見れます)の参考のために、とても興味深い記事の要約を。 内容は軍事トンネルの歴史を振り返りながら、なぜイスラエルがガザのトンネルを必死で潰そうとしていたのかを探るものです。 スコットランドの大学の歴史の先生による記事ですが、目の付け所が面白いですね。 === 眼下の敵:なぜハマスのトンネルはそれほどまでイスラエルを恐怖を与えているのか byジェラード・ディグルート ●ルイス・カレロ・ブランコ提督は予測可能性の典型的な例であり、この予測可能性が彼を殺した。カレロ・ブランコ氏はスペインの首相であり、フランシスコ・フランコに後継者として指名されていた。彼はマドリッドにある教会で毎日同じ時間に行われるミサに参加していた。 ●1973年にETA

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    owngoaler 2014/08/09
  • 補給艦を削減するな | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は昨日に比べればほんの少しだけ暑くないですね。それにしても真夏です。 さて、次に出すの追い込みが続く中で、久々の更新は、米海軍の国防費削減に関する話題です。 記事はもちろんアメリカのシーパワー関連の分野で最近積極的な発言を続けている米海軍大学のジェームス・ホームズ教授。 これは純粋に自分のシーパワー用語に慣れるための勉強のために訳したものですので、お読みになった方の中でより正確な定訳や用語などをご存知の方は、ぜひ私にコメント欄で教えてください。 === アメリカは海軍のロジスティクスの優位を明け渡した by ジェームス・ホームズ ●もしアメリカ中国との戦略的紛争において危険な場所から逃れたいと思うのなら――北京政府の西太平洋を支配できるという空想を打ち砕きたいと思うのなら――、米海軍の最速・最大の高速戦闘支援艦を退役させるのはまずい。 ●これを実行してしまうと、アメリカ

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    owngoaler 2014/07/28
  • 集団的自衛権行使容認についての議論の「ウソ」 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から晴れました。台風一過ですっかり真夏です。 というか、台風は当に来たのかどうかが微妙でしたが・・・ 久しぶりの更新ですが、とりあえず現在急ピッチで進めているあるの翻訳が日で一章分おわりましたので、ちょっと時間ができました。 そういえばシーパワーの文献を紹介したら、「ランドパワーやエアパワーはどうよ」という要求が来ましたので、チャンスがあればそのうち紹介したいと思います。 といっても日語の文献のほうをよくしらないので少し調べる必要がありますが・・・ さて、ちょっと遅れましたが、集団的自衛権の行使容認について、あのマイケル・グリーンらがコメントを書いていたので、その記事を簡単に要約します。 === 集団的自衛権の変更についての10個のウソ by マイケル・グリーン&ジェフリー・ホーナン ●7月1日に日の安倍首相は集団的自衛権の行使容認を閣議決定した。もちろんこの決

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    owngoaler 2014/07/13
  • クレフェルト講演会満員御礼:その後の余談 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は最近としては気温が低めで曇っております。 昨日はラジオ出演と講演会の司会という二つの大きな仕事をこなしてきました。ラジオのほうは相変わらずしゃべりが慣れませんが、前回ほどは緊張せずに話せたというか。 さて、クレフェルトの講演会というか、その後に彼との雑談で聞いたよもやま話についてここにメモ代わりに書いておきます。 クレフェルトとは前回の来日の時に自己紹介をしたくらいだったのですが、今回は彼の滞在先までアテンドを務めたこともあって、かなり突っ込んだ話ができました。 まず会場前の打ち合わせの時に、彼の得意な軍隊と女性に関する話になりまして、日自衛隊に女性が積極的に登用されている現状を憂いて、「君たちは国家的自殺(national suicide)に突き進んでいるね」と断言。 また、「女性の役割というのは戦士の家庭と子供を支えるところにある、従軍するところにはない。これはイス

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    owngoaler 2014/07/03
    「俺がパレスチナのトップだったらこうやる」
  • ザカリア:習近平の「モンロー宣言」とサイバー戦争 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から晴れていて蒸し暑いです。 さて、元オフェンシブ・リアリストで現在はCNNの国際政治ニュース番組のホストを務めておりますファリード・ザカリアが面白い記事を書いておりましたので、その要約を。 === 中国のネット上でのスパイ活動は21世紀の新しい問題か Byファリード・ザカリア ●プーチン大統領は、伝統的な国力を押し出して望みを実現する、いわゆる「19世紀型」の国家のリーダーかもしれない。それに対して中国の習近平国家主席は、19世紀型と21世紀型の両方の戦術を使うことにたけていることが段々と明らかになってきた。 ●まず19世紀式の観点から見てみよう。今週締結された中露間での天然ガスの取引に関する条約は、レアルポリティーク(権力政治)という観点からは完全に理解できるものだ。 ●北京はエネルギーの供給を確保しようと長年努力しているし、ロシアのクリミア併合や国際社会の侵略には反

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    owngoaler 2014/05/30
  • ルトワックによる米艦船カウペンスのニアミス事件分析 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝晴れておりましたが、午後に入ってから雲が出てきました。 さて、中国軍機が自衛隊機へ異常接近した事件が発生しましたが、これに関して参考になる米艦船カウペンスと中国軍の艦船のニアミス事件について、戦略家ルトワックが分析したものを要約します。 ちなみにこの記事は今年の最初にウォールストリートジャーナル紙に掲載されたものです。 === 中国のリスクある軍事冒険主義 byエドワード・ルトワック ●米国防省長官のチャック・ヘーゲルは、すでに大々的に報道されている、去年12月5日に発生した米艦船カウペンスと中国の軍艦とのニアミス事件――これは中国側が意図的に90メートル近くまで接近して行く手を妨げようとしたもの――があったことを認めた。 ●ちなみに90メートルというのは、船同士では衝突寸前の超危険な距離である。 ●この事件は明白な疑問を投げかけるものだ。その疑問とは、「中国側の指揮官は

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    owngoaler 2014/05/25
  • ルトワック自身の教えるわかりやすい「パラドックス」 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部はやや雲が出ましたが、なんとか天気の崩れはありませんでした。 さて、またしても久々の更新ですが、今日はここ数日間に連続で話を聞いてきたエドワード・ルトワックの話を。 私が『自滅する中国』を監訳したことはすでにご存知の通りだと思いますが、彼の戦略書としては主著となる『エドワード・ルトワックの戦略論』というを出したことは、私が最近始めた動画生放送でもご紹介させていただきました。 ただしこのは、彼の文体の難しさもあって、非常にわかりづらいところがあり、彼の理論の核心となる戦略の「逆説的論理」(パラドキシカル・ロジック)というものが、正直なところうまく解説されているようには思えません。 ところが彼が口頭で説明すると、このパラドックスというものを実にわかりやすく説明してくれます。 今回の来日では事を囲みながら彼がこの戦略の「逆説的論理」を自身でうまく説明してくれたのでその要約を。

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    owngoaler 2014/05/24
    「最初に何かを成功させると、それは「今日成功したがゆえに、明日は失敗することになる」という戦略の逆説的論理」
  • ミアシャイマーの提案する四つの「対中戦略」 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝からよく晴れましたが、午後から少し雲が出てきました。 さて、久々の更新です。 その理由なんですが、実はミアシャイマーの『大国政治の悲劇』の第二版の翻訳作業が佳境を迎えておりまして、数日以内に完成させないと他の仕事ができないので必死やっていたからであります。 今回の特色は、すでにご存知の方もいらっしゃるように、最後の第十章がすべて今後の中国の分析に書き換えられているところでありまして、当然ですが、いくつか興味深い記述があります。 その中でもとくに気になったのが、今後の中国に対してアメリカやその同盟国たちがとるべき戦略についてのもの。 ミアシャイマー自身によれば四つあるとのことですが、それが書かれた部分を、今回はここで特別に要約して掲載しておきます。 === ●台頭する中国に対処するための最適な「第一の戦略」は「封じ込め」である。これによれば、アメリカは北京政府が領土を侵略し

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    owngoaler 2014/05/17
  • ロシア軍部隊の展開図 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝からハッキリしない天気でして、時々小雨が降りました。 さて、ワシントン・ポスト紙にロシア軍部隊の展開図がありましたので、参考資料としてこちらに貼り付けておきます。

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    owngoaler 2014/05/05
  • ミアシャイマーの「台湾さようなら」論文:その7 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は、今日も朝から晴れております。いよいよ上着を持たずに半袖で家を出れる季節になりました。 さて、ミアシャイマーの台湾論文の最後です。台湾の「3つの選択肢」をまとめております。 === 台湾に「さようなら」を言おう by ジョン・ミアシャイマー さらにいえば、この選択肢を追及することは「台湾中国と常に軍拡競争を行う」という意味になり、両国を激しく危険な安全保障競争へと掻き立てることになる。 いいかえれば、「ダモクレスの剣」は常に台湾の上に吊り下がっている、ということだ。 また、中国が遠い将来においてどれほど支配的になるかを予測するのは難しいが、最終的に台湾中国の猛攻撃に抵抗できないほど強力になることは、十分ありえる話だ。もし中国が超大国になってアメリカ台湾防衛のコミットメントが弱まったら、このような事態は確実に起こりうるだろう。 -:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-

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    owngoaler 2014/05/03
  • プーチンのメディア工作 | 地政学を英国で学んだ

    今日の甲州は霞がかかっておりましたが、それでも朝から晴れておりました。 友人がイギリスから来ておりまして、今日から東京観光を格的に始めるそうです。京都、大阪、山梨と回ってきているのですが、大阪の人はフレンドリーだけと英語が全然通じなかったと言っておりました。 さて、昨日Twitterのほうで紹介した、プーチンのプロパガンダ工作についての記事の要約です。 === 一つの国家に一つの声:プーチン・ロシアにおける報道制御 by マキシン・ディビッド ●ヨーロッパで実際に戦争が起こるかどうかは議論されているが、すでに言葉を使った戦争ロシアで実行されており、これによってプーチンの人気は増加し、西側の人気は下がっていると言える。 ● これはEUがクリミア併合の結果としてドミトリー・キーセリョフという親ロシアテレビ・ジャーナリストの個人資産凍結を示唆していることからも明白だ。 ●クレムリンがプーチ

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    owngoaler 2014/04/17
  • ジェームス・ホームズ:「中国に沖縄取られたら」論③ | 地政学を英国で学んだ

    昨日のホームズ論文の終わりの部分です。 === 中国は日の南西諸島を奪うかもしれない BY ジェームス・ホームズ ●ところがファーネル氏が示しているように、北京政府は琉球諸島全部ではなく、その一部を確保しただけで講和したいと考えている可能性もある。 ●彼らは外洋へのアクセスを熱望しており、諸島のすべてを獲得するよりは、戦略的に決定的に重要になる島を一つか二つ確保するほうがよいと考えているかもしれないのだ。 ●航行可能な海峡の両側を占拠できれば、人民解放軍は太平洋と東シナ海をつなぐ航路を確保できるのだ。北京政府にとってはたった一つの通路さえ確保できれば満足かもしれないのであり、人民解放軍にとっては、日米同盟の包囲網に穴を空けることができれば大目標の達成となるかもしれない。 ●また、これによって台湾のすぐ北側の地域に新しいポジションを得ることになり、北京政府にとっては「ならず者の省」である台

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    owngoaler 2014/04/12
  • ジェームス・ホームズ:「中国に沖縄取られたら」論② | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部はまたしても朝からよく晴れてきました。春らしくなってきましたね。 さて、昨日のホームズ論文の続きです。 === 中国は日の南西諸島を奪うかもしれない BY ジェームス・ホームズ ●このようなロジックは、多くのレベルにおいて見られる。 ●2013年5月に、学者や専門家、軍人たちが北京の人民大学に集結し、中国の琉球諸島の領有権について議論をしている。ほとんどの参加者たちは「北京政府はこの島々の領有権を主張(もしくは最低でもその脅しを)すべきだ」という意見で共通していた。 ●中国共産党はこの会議から距離を置いていたが、人民日報は環球時報の社説や意見記事などでは、琉球諸島を取り戻す努力を支持する動きを支持する意見が掲載された。 ●簡潔にいえば、中国のタカ派的な学者たちは、北京政府に東アジアで動きを起こすように声高に要求しており、指導部もこのような視点が公的に発表されることを認めてい

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    owngoaler 2014/04/12
  • ロバート・カプランの「エネルギーの地政学」 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から快晴です。それにしても最近の朝晩の冷え込みはびっくりですね。 さて、アトランティック誌の元専属ジャーナリストで、以前から古典地政学に関する論文やを多数発表していたストラトフォーのロバート・カプランが、フォーブス誌に「エネルギーの地政学」という興味深い題名の記事を書いていることをTwitterのほうで教えてもらいましたので、さっそくその要約を。 === エネルギーの地政学 By ロバート・カプラン ●地政学とは、地理的な状況において展開される空間とパワーの戦いのことだ。 ●軍事的、外交的、経済的な地政学があるように、「エネルギーの地政学」というものもある。 ●地理の研究においては、消費者に資源をもたらす天然資源と貿易ルートがその中心に位置することになる。近代初期から現代までの歴史におけるあらゆる国際秩序というものは、エネルギー資源を基礎にしたものだ。 ●18世紀と19

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    owngoaler 2014/04/08
  • ウクライナ危機が世界に及ぼす10の変化 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は昼すぎまでスッキリ晴れておりましたが、午後から雲が出てきました。けっこう気温が低めじゃないですか? さて、ロイターの記者がウクライナ危機が今後の世界に及ぼす影響の可能性についてうまくまとめておりましたので、この要約を。 === ウクライナ危機が世界に及ぼす10の変化 BY ポール・テイラー ●クリミア併合によって東西の対立は深まっているが、これが世界各国の政策に及ぼす影響はいかなるものだろうか。以下に10のポイントにまとめてみた。 ①ロシアの影響力低下:一時的にせよ、少なくともロシアの国際政治における影響力は低下する。G8から外され、OECDとIEAへの参加は凍結される。モスクワ開催のサミットも未定になった。 プーチン大統領はBRICSの新興国を使って西側による孤立化を防ごうとしたが、中国とインドが「クリミアはチベットとカシミールでの前例になってしまうのではないか」と恐れて

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    owngoaler 2014/04/02
  • 軍事における革命(RMA)とテクノロジーの話 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部はよく晴れましたが、午後から風が吹いて寒くなりました。 さて、私の長年の研究テーマ(?)の一つであるテクノロジーについて、最近ある文献を読みかえして感じたことがありましたので、それを少し。 RMAといえば、アメリカの戦略関連の文書を読んだことがある人でしたら、割合と馴染みのある言葉かもしれません。 これはRevolution in Military Affairsという言葉というか、コンセプトの頭文字をまとめた略称でありまして、日語では「軍事における革命」という訳語が当てられております。 元々はソ連の軍人たちが1970年代後半あたりにアメリカで進化する軍事技術の質的な面での革命的な向上に注目して、これを論じ始めたのがきっかけだとされております。 80年代半ばにソ連のオガルコフ将軍が「もっとコンピュターなの情報通信関連への分野への投資をしろ!」と何度も進言していたことでピーク

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    owngoaler 2014/03/21
  • クリミアをめぐる駆け引きを戦略的に見る:その2 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は午後から曇りでした。また気温が下がってきましたね。 さて、昨日に引き続き、今日もリアルタイムで状況が動いているウクライナ情勢に関する分析を、すでに流したメルマガから。 前回は、焦点になっているクリミア自治共和国内の人種構成から、 1,ロシア系 2,ウクライナ系 3,タタール人 というパワーの関係があり、これを「バランス・オブ・パワー」の観点から、 「1位のロシア系が3位のタタール人と組んで、2位のウクライナ系を抑え込もうとしている」 という「分断統治」のメカニズムを指摘しました。 もちろんその後に色々新しい動きが出てきましたので、これを踏まえた上で、さらに分析を進めてみようと思っております。 -:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:- まず注目していただきたいのは、西側のメディアで、クリミアの「3位」のタタール人を支援すべきだ

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    owngoaler 2014/03/21
  • クリミアをめぐる駆け引きを戦略的に見る | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から快晴でありまして、暖かい上に風が強い。こりゃ春一番ですな。 さて、すでにメルマガのほうに流したウクライナ情勢に関するものを、参考までにここにも転載してきおきます。 === クリミア半島におけるロシアの動きが非常に勉強になるものでしたので、これについて簡単に分析してみます。 「バランス・オブ・パワー」(Balance of Power)という概念は、多少なりとも国際政治を学んだことのある方でしたら、聞いたことがあるかもしれません。 この概念は「リアリズム」の理論では極めて重要なものでして、国家の大きな動きを教えてくれるものであるとされております。 「お、奥山はまた横文字か・・・」 というツッコミが、今回も入りましたね・・・(苦笑) それでは、横文字はやめて「勢力均衡」、または「合従連衡」(がっしょうれんこう)と言えば、ピンと来る人もいるでしょうか? もちろん論者によって

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    owngoaler 2014/03/19
    「「1位」のロシア系は、「タタール人と連携して、ウクライナ系を抑える」ということになります。こうすれば、クリミア自治共和国内における、ロシア系の「覇権」状態は維持されます。」
  • ロシアが感じる「恐怖感」 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から快晴です。これからどんどん気温が上がるようで、ようやく春が。 さて、ウクライナ情勢を考える上で参考になりそうな文章が、拙訳の『自滅する中国』の中にありましたので、その部分を抜書きしておきます。 ぜひ参考にしてください。 === 『自滅する中国』第三章より ●ロシアも他国の動機をロシア人にしかわからない考え方で常に理解しようとしている。 ●この典型的な例は、NATO(北太平洋条約機構)が冷戦後になってから、五つの元共産主義国家と旧ソ連のバルト三国の参加を認めることによって勢力を拡大した時のことだ。 ●アメリカにとってのNATO拡大は、これらの新しいが不安定な民主制国家を、最も迅速かつ安価に安定化するものであった。なぜならEUへの加盟手続きは、非常に時間のかかるものだったからだ。 ●このためアメリカは「ロシア自身もこのやり方に参加し、そこから利益を得ることができるはずだ」

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    owngoaler 2014/03/16
  • ウクライナ国内の「世界観」の分裂 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から雨が降っております。雪じゃないのがせめてもの救いですが、けっこう寒いですよね。 さて、ウクライナ情勢についてまた興味深い記事の要約を。 これを書いたのはドイツの記者なんですが、ウクライナ内の意識面での分裂状態を指摘していて、個人的には今回色々と読んできたウクライナネタの中では一番おもしろかったです。 === ウクライナの衝突する世界 by ヨッヘン・ビットナー ●先週ウクライナ東部を取材して回ったが、私は単純だが見落とされがちな事実に気付かされた。それは、今回の危機ではクリミア半島をめぐるもの以上のことが争われているということだ。 ●それは、同じ国に住んでいるにもかかわらず全く別々の世界に住んでいる、パヴェルとオスタップの若い二人の男たちの戦いでもあるということだ。 ●私はクリミア自治共和国の首都であるシンフェロポリに住むパヴェルに会ったが、彼はロシアの軍服を着ており

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    owngoaler 2014/03/05