ブックマーク / geopoli.exblog.jp (195)

  • 北京は大戦略を3回変えた | 地政学を英国で学んだ

    8月、米国家情報局長室は、中国が「トランプ大統領ーー北京が予測不可能と見ているーーの再選を望んではいない」と公式に発表している。しかし、この評価は話の半分しか伝えておらず、中国の公開情報によれば、その実態はもっと複雑であり、さらに注意して見ていく必要がある。 たしかに中国の指導者たちは、最近のドナルド・トランプ大統領の攻撃的な態度から解放されたいと望んでいるかもしれないが、同時に彼がアメリカの国力を弱め、その衰退を加速させたとも考えている。

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    owngoaler 2020/10/24
  • 日本人の対中意見は、実は長年にわたって悪かった | 地政学を英国で学んだ

    先進国の中で北京が新型コロナの流行をうまく処理できなかったという感情が高まっている中で、中国とその指導者である習近平に対する日人の否定的な意見が今年も上昇していることが、今回発表された新しい調査で判明した。 ピュー・リサーチ・センターが火曜日遅くに発表した調査によると、調査対象となった14カ国の過半数が中国に対して好ましくない意見を持っており、オーストラリア、イギリス、ドイツ、オランダ、スウェーデン、アメリカ韓国スペイン、カナダでは、10年以上前に世論調査を開始してから否定的な意見の割合が過去最悪を記録している。

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    owngoaler 2020/10/16
  • サイレントインベージョンの邦訳版、いよいよ発売! | 地政学を英国で学んだ

    すでにTwitterなどではお知らせ済みですが、近年のオーストラリアの対中姿勢を劇的に変えたこ最も影響力のあるとして有名なあの『サイレントインベージョン』の邦訳版となる『目に見えぬ侵略』がいよいよ発売となりまして、おかげさまで発売即日から増刷決定しました。当にありがとうございます。

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    owngoaler 2020/06/04
  • 香港取材の感想:その2 | 地政学を英国で学んだ

    デモのやり方として、香港の学生たちは腕にラップを巻いたり、ガスマスクをしたりという催涙弾対策をしていることを説明しましたが、おそらく今回のデモで最も革新的なのは、それがSNSを活用して行われているという点でしょうか。

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    owngoaler 2019/08/08
  • 香港取材の感想 | 地政学を英国で学んだ

    かなり以前から計画していたこととはいえ、今回の香港滞在はタイミングよく香港一斉ゼネスト(8月5日)に日程をあわせることができました。

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    owngoaler 2019/08/07
  • 丸山穂高議員を辞職させてはならない | 地政学を英国で学んだ

    すでにニュースでは大騒ぎですが、丸山穂高議員(日維新の会を除籍)が、北方領土問題にからめて、今月11日に北方四島ビザ交流の訪問団の一員として国後島を訪れてました。 そして同島の施設「友好の家」で行われた懇親会の中で、元国後島民の大塚小彌太団長に対して、「戦争しないとどうしようもない」などと、酔った勢いでまくしたてたとのことです。 これに対して「けしからん」という意見があふれ、さっそく日の維新の会は人からの離党届を受けて除籍、野党六党は辞職勧告、与党側は「けん責決議案」を提出するとなっておりますが、人は辞職する意志はないとして、大手メディアでは炎上案件となっております。

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    owngoaler 2019/05/22
  • 社会的な背景と軍隊 | 地政学を英国で学んだ

    その論拠として、クレフェルトは現在(つまりが書かれていた2000年当時)の先進国以外で、当に戦争が起こっていた国々における、当に生きるか死ぬかの戦闘が行われている戦争では、女性は戦闘部隊にほとんど参加していないことを挙げております。

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    owngoaler 2019/05/18
  • 女性を戦闘部隊に入れてはいけない? | 地政学を英国で学んだ

    参考になるというのは、なんといってもブログで以前にも紹介したことのある、マーチン・ファン・クレフェルトのものです。

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    owngoaler 2019/05/17
  • カナダは中国の圧力に耐えきれるのか : 地政学を英国で学んだ

    今日の札幌市内は、極寒の雪景色でした。 さて、数日前のエントリーに引き続き、NHKのBSのドキュメンタリーである「静かなる“侵略”」について再び書こうと思ったのですが、今回は別のことを書きます。 それはなんといっても個人的に気になっている、ファーウェイのCFO、孟晩舟(メン・ワンジョウ)女史のカナダにおける逮捕・拘束案件についてです。 もちろん私がこれに注目するのは、彼女が拘束されているのが私の昔の留学先だった場所であり、彼女は私が何度も行き来したことのある地域に住居を構えている、という個人的な理由もあります。 ただしなんといってもこの一件のインパクトが大きかった理由は、私が翻訳してきた文献の中でも、とりわけ国際関係論の「リアリズム」と呼ばれる理論の正しさを証明しつつあるように見えるからです。 すでにご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、私は2007年に、ジョン・ミアシャイマーというシカ

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    owngoaler 2018/12/14
  • 防衛省は戦略環境の変化に応じて陸自から海自に予算を移せ : 地政学を英国で学んだ

    冷戦中の陸上自衛隊(陸自)が地位を得たのは、その規模の大きさと、ソ連による北海道への上陸侵攻作戦への日のこだわりのせいだった。同時に、陸自は長年にわたって予算獲得における影響力も長年にわたって獲得してきた。しかし、北朝鮮のミサイルから中国の海洋侵略まで、日が直面する脅威の性質は変化した。そのため、陸自の役割と重要性は薄れつつある。

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    owngoaler 2018/08/30
  • 中国のシーパワー論を支える5つのアイディア | 地政学を英国で学んだ

    中国のシーパワーの可視化 By ジェームズ・ホームズ 海軍力を増強させるあたって、中国は様々なアイディアを使っており、それは時代の新旧だけでなく、洋の東西をも問わないものだ。 そして中国の海軍面での野望を理解しようとしている米軍のリーダーたちは、たとえば現代の車にもれなく備わっている「クランプル・ゾーン」(crumple zones:クラッシャブルゾーン) という防御システムを思いうかべることによって、この戦略をイメージできるかもしれない。 また、中国がシーパワーを蓄える際に研究している思想の中身や、人民解放軍海軍やその他の兵力が作戦・戦略面での目標を達成するために準備している実際の兵力や方法論を見ることによって、米軍のリーダーたちはその海洋戦略を理解できるはずだ。 過去の偉大な思想家たちの考えは、中国の戦略、作戦、そして戦術面の異なる面を浮き彫りすることによって、この理解の助けとなるだろ

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    owngoaler 2018/07/12
  • リアリズムで世界を見よう | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝こそ梅雨空でしたが、午後から気持ち良く晴れました。 さて、前々回の番組の時にも触れた、スティーブン・ウォルトがフォーリン・ポリシー誌に掲載した優れた記事の要約です。 結論からいえば「リアリズムの視点を忘れるな」ということですが、たしかにウォルトをはじめとするリアリスト系の学者たちは、全員ではないにせよ、文の後半に書かれていること(中国の台頭、NATO東方拡大の間違いなど)に関して、90年代の後半から一貫して否定的でしたね。 その証拠はブログでも試訳として公開したこのエントリーにありますので、ご参照ください。 以下の意見記事も、ちょっと長いですが勉強になりますのでぜひお読みください。 === 世界はあなたに「リアリスト」のように考えることを求めている by スティーブン・ウォルト 18-5/30 現在のアメリカにおける対外政策の考えにおいて皮肉なものの一つは、リアリズム

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    owngoaler 2018/06/25
  • 米朝首脳会談における核兵器の役割 | 地政学を英国で学んだ

    最近番組で米朝首脳会談が実現した最大の要因として「北朝鮮が核武装したから」という指摘をしたわけですが、 それに対して、 「核武装がスゴイという分析は単純すぎる」というものや 「アメリカには露中に対抗するという奥深い戦略がある」 「むしろワナとして北朝鮮を国際社会に組み込んだのだ」 「むしろ勝ったのはアメリカだ」 という批判がありましたが、これらに対していくつか反論をしてみたいと思います。 まず「単純すぎる」という主張に対して私が言いたいのは、たしかにその通りかもしれないが、それでも全体的な問題の核心は核兵器にあり、この最大の問題から目をそらせてはいけないということです。 日人としては目をそむけたいのかもしれませんが、核兵器というのは当にすさまじい効力を持っておりまして、現在の国際社会で「大国」と呼ばれる国は、もれなく核武装をしております。そしてパキスタンのような核武装を達成した国はアメ

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    owngoaler 2018/06/19
  • 米朝会談は終わった。勝ったのは中国だ。 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は雲が多めながらなんとか晴れました。 さて、昨日のトランプ大統領と金委員長との会談を受けて、ワシントン・ポスト紙のジョッシュ・ローギンの記事が参考になりましたので要約です。 ======== 米朝首脳会談の最大の勝者は中国だ By ジョッシュ・ローギンJune 12 トランプ大統領と北朝鮮のリーダーである金正恩委員長との首脳会談は、習近平国家主席の想像をはるかに越えた(北京側の視点からみれば)良い形で終わった。 たった一日の会談のあと、トランプ大統領は米韓軍事演習を停止することに合意したわけだが、これはまさに北京政府が首脳会談前に提案したことを正確に行っただけだ。トランプは在韓米軍の撤退を公言したわけだが、これは中国にとって巨大な「戦略的棚ボタ」となるものだ。 トランプ氏は中国北朝鮮に対する経済制裁をダメにしているが、それに対して自分が何もできないことを認めている。そしてト

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    owngoaler 2018/06/13
  • 男はなぜセクハラをしてしまうのか | 地政学を英国で学んだ

    さて、前回の番組でも触れた、セクハラ問題についての最新研究の知見をまとめたワシントン・ポスト紙の記事を要約しました。 男をセクハラに駆り立てるものは何か?:人間の「業」を科学的に説明 Byウィリアム・ワン 2017年12月22日 セクハラをしたと非難される人物の数は増える一方であり、その性暴力やセクハラの詳しい内容も段々と明らかになってきている。ニュースやツィッターで報じられるその詳細などを見るにつけ、われわれはここで、一つのひどい疑問を問うべきであろう。 それは「この男性たちはなぜこのような行動をするのか」というものだ。 もちろんこのような行動のうちのいくつかは、その男性のガサツな性格や、完全な女性蔑視によるものだと片付けることもできるだろう。ところが、これらの行動のどれだけの量が、その男性自身の性格によるものであったり、彼のいる文化的な環境によるものなのだろうか? ある男性が他の男性よ

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    owngoaler 2018/01/13
  • リベラリズムの終わり? | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は、久々に曇って夕方には冷たい雨になりました。 さて、今回も以前紹介した記事の要約です。ちょっと長いのですが、その内容はかなり考えさせてくれるものです。 なぜアメリカではトランプが選出され、欧州では反EUの機運がここまで高まってきているのか、その原因をリベラル派の無理な考え方にあると分析した記事です。 === リベラリズムの終わり? by ダミール・マルージック 2017年11月1日 「べつに私はトランプ支持者というわけではないんですよ。ただ、あなたが擁護しようとしている土台そのものすべてを、あなた自身がぶち壊しにしているんですよ」 このようなこじれた感情のおかげで、私は過去10ヶ月間において私よりもはるかに執拗にトランプ大統領に反対している人々と、無数の議論を行うはめになった。 私はワシントンDCに住んでいる。この地域に住む人々は、先の大統領選で90.9%という圧倒的な割合

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    owngoaler 2018/01/09
  • なぜ知識人は独裁者が好きなのか | 地政学を英国で学んだ

    新年あけましておめでとうございます。2018年もがんばって行きますのでブログともによろしくお願いします。 From Benito Mussolini to Hugo Chavez: Intellectuals and a Century of Political Hero Worship, by Paul Hollander 連続殺人で有罪となり収監された殺人犯は、実は自分の犯罪歴しか知らない女性たちから求婚されることが多い。この奇妙な現象が示しているのは、自己欺瞞が人間の行動の決定にどこまで深く染み込んでいるかという事実だ。 このような求婚をしてしまう女性というのは、「この殺人犯の心の奥底には人知れぬ善い面があり、自分だけがそれを表に引き出すことができる」と考えているとみられる。 よって彼女たちは、「自分は他の女性とは異なる<違いのわかる女>であり、連続殺人犯に対する一般女性の態度は退

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    owngoaler 2018/01/05
  • ウォルトの説く「自滅するアメリカ」 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から小雪が降っております。 今年も残りわずかとなりましたが、みなさんはいかがだったでしょうか。 私はおかげさまで5冊(4thターニング、ルトワック、クラウゼヴィッツ、ミアシャイマー2冊)も出版できまして、まさに「レコードイヤー」となったわけですが、とくに後半にあまりブログを更新できなかったのが心残りでした。 来年もすぐに孫子やクーデター、それにグレイやルトワックなどの4冊のの出版がすでに決定しておりまして、日の戦略に関する議論にわずかながらでも貢献できればと考えております。 さて、今年最後の更新は拙訳『米国世界戦略の核心』でも有名なハーバード大学教授のスティーブン・ウォルトがフォーリン・ポリシー誌のブログに書いた記事の要約です。 国際関係論という学問では基である「バランス・オブ・パワー」(勢力均衡)という概念を中心に、アメリカの対外政策のまずさを指摘した興味深いもの

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    owngoaler 2017/12/31
  • ISの無人機は恐ろしい? | 地政学を英国で学んだ

    By W.J. ヘニガン2017-9/27 米軍関係者によれば、米軍の空爆と現地の武装勢力は、シリア東部における「イスラム国」(IS)のドローン計画を阻止したが、対テロ専門家たちはISによる安価なテクノロジーの画期的な使用のおかげで、似たような空からの攻撃が世界中で行われるようになると警告している。 ISの中でも特殊な訓練を受けた隊員たちは、四つのプロペラのついた小型ヘリ(クアドコプター)や飛行機型の無人機を何機か(ときには十何機も同時に)飛ばし、米軍の支援を受けた地上の武装勢力を偵察するためのリアルタイムの動画を撮影したり、イラクやシリアで簡易な爆弾を落としたりしている。 地上での作戦をネットで購入したリモコン式のこのような機器を使いながら回避することにより、ISのドローン部隊は、戦場における非対称的な戦術をはじめて成功させることになった。これは、アメリカのプレデターやリーパーのようなド

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    owngoaler 2017/10/26
  • なぜ北朝鮮に文句を言わないのか | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は曇っておりまして、かなり涼しくなってます。 さて、久々にコメントを。 つい先日の話ですが、夏休みがもう終わろうという8月29日の早朝に、北朝鮮が津軽海峡上空を越えて弾道ミサイルを発射しました。 これによって全国瞬時警報システム(Jアラート)というシステムが作動し、主に東北を中心に携帯電話などから警告が鳴り響いたり、鉄道各社が運行を見合わせるなど、一時的に日各地で混乱が発生しました。 もちろんこのニュースを聞いて 「またミサイル発射実験か」 と感じたかたもいらっしゃるとは思いますが、今回が前回までと違ったのは、北朝鮮が予告なしに実験を行い、しかもJアラートが実際に鳴らされたという点です。 とりわけこのJアラートの作動は、それを聞いたほとんどの国民に対して「警戒すべきだ」という心理的なインパクトを与えたように思えます。 幸か不幸か、私の住んでいる地域ではJアラートは発動しなか

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    owngoaler 2017/09/01