『撥鏤』と書いて「ばちる」と読みます。物差しのことです。これ以上ない位の美しい物差しです。 只今、奈良の国立博物館で、毎年恒例の「正倉院展」が開催されていますね。 毎年、テレビで案内される度に一度は行ってみたいな、と思う展覧会ですが、まず無理。 まほ嫁は人込みが、超が30個付く位苦手なので、あの人の頭を見る度に腰が引けて、吐き気を頭痛を想像してしまうからです。 (めげずに行けたのは、若冲だけね。笑) さて今回、テレビで案内されていた中で、実物を見てみたいなぁ~と思ったのは、『撥鏤(ばちる)』という物差し。 実際に聖武天皇が身近に置いて使用していた厨子の中に収められていたもので、正式名称は 『紅牙(こうげ)撥鏤尺』 30cm位で、染め上げた象牙を掘って、文様を生みだす技法で造られた赤みがかった朱色の物差しです。 撥鏤 写真では全然美しさが出ないし、柄も見えなくて、ダメダメですねぇ、、、、。載