タグ

トルコに関するoyoyomのブックマーク (23)

  • 1人の男の野望の人質となったトルコ 独裁政治目指すエルドアン大統領、再選挙で2度目の賭け | JBpress(日本ビジネスプレス)

    トルコは1人の男の野望の人質になっている。レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の野望だ。有権者が6月に新イスラム主義の与党・公正発展党(AKP)を過半数割れに追い込み、AKPに4度目の勝利を与えるのを拒んだ後、エルドアン氏はこの国を事実上乗っ取り、新たな総選挙に向かわせる。 6月の選挙結果はハングパーラメント(絶対多数の政党が存在しない議会)を生み出した。 だが、そのメッセージは、トルコ国民の大多数はワンマン支配を望んでいないというものだった。 昨年、それまで概ね儀礼的だった大統領の座に就いて以来、エルドアン大統領はすでに、議会、内閣、そして司法などの制度機構から権力を奪い取ってきた。 エルドアン氏が公言する目的は、束縛を受けない権力を求める自身の傲慢な好みに沿って憲法を作り変えるために、AKPの圧倒的多数を獲得することだった。 気まぐれなスルタン エルドアン氏が散々分裂させてきたこの

    1人の男の野望の人質となったトルコ 独裁政治目指すエルドアン大統領、再選挙で2度目の賭け | JBpress(日本ビジネスプレス)
  • トルコ大統領の思い上がった野望に国民がノー エルドアン氏率いる与党AKPが過半数割れ | JBpress(日本ビジネスプレス)

    昨年、トルコの首都アンカラ郊外に新築した大統領公邸の内部に立つレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領〔AFPBB News〕 一方には、12年にわたり10回連続で選挙に勝った、才能に溢れ、時として改革派の政治家がいる。 もう一方には、スルタンになりたいと思っている、傲りと妄想に取りつかれた人物がいる。この人物はトルコ人を家父長の私財――いわゆる「我が国民」――として扱い、この国がエルドアン氏とトルコを貶めているという巨大な陰謀を撃破すると語っていた。 昨年、首相から大統領に転じたエルドアン氏は、6月7日の総選挙の対象者ではなかった。だが、有権者が放ったメッセージは、同氏に向けられたものだ。 エルドアン氏率いる公正発展党(AKP)は、憲法を改正し、議院内閣制から大統領が行政権を持つ大統領制へ移行できるだけの絶対多数を得られないどころか、過半数さえも失うことになった。大統領制へ移行すれば、エ

    トルコ大統領の思い上がった野望に国民がノー エルドアン氏率いる与党AKPが過半数割れ | JBpress(日本ビジネスプレス)
  • トルコリラ急落、大統領の「傲り」に批判:JBpress(日本ビジネスプレス)

    トルコリラが対ドルで史上最安値を更新し続けた後、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が誰に責任があると思っているのかは明白だった。 「『あなたが中央銀行を叩き過ぎている』と人に言われる」。エルドアン氏は先週末、トルコ南東部の街ガズィアンテプで開かれた政治集会で、こう語った。 「中央銀行を呼んで、この問題を解決させればいい・・・私が解決しなきゃいけないのか?」 しかし、多くのアナリストや専門家は、リラの急落――今年に入って対ドルで10%以上値を下げた――は大部分においてエルドアン氏自身の所業だと話している。 誰も大統領に真実を語らなくなった エルドアン氏が大統領に権力の集中化を図り、様々な分野で伝統的な考え方と決別するにつれ、同氏の行動の影響は国内政治の範囲をはるかに超え、経済に及んでいる。 「エルドアン氏の権限が強まるにつれ、その傲りも高まり、今では、トルコ経済に何が起きているのか、真

    トルコリラ急落、大統領の「傲り」に批判:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • 社説:警察国家に向かうトルコの民主主義:JBpress(日本ビジネスプレス)

    レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領はほとんど自制心を見せることなく、トルコを自分を中心に築かれた権力国家に変えつつある。 近年、メディアを抑圧し、抗議者を取り締まり、独立した司法を弱体化させ、国内の民主的な自由と多元主義を破壊してきた。 半年前に国家元首である大統領に選ばれてからは、個人的な権力の増強に取り掛かり、この激しい気質を新たなレベルに引き上げた。エルドアン氏がさらに大きく前進することを許されたら、トルコはもう民主主義国に求められる基的な基準を持たなくなるだろう。 大統領の権力拡大でトルコの世界的な評判に傷 2011年以降、エルドアン氏の率いる公正発展党(AKP)は個人の自由を制限する措置をあまりにたくさん講じてきたため、個々の弾圧を区別するのは難しい。だが、今後数日内に議会に提出される法案は警察に大きな権限を新たに与えるものであり、不安の種だ。 この法律は、銃を使う警察の

    社説:警察国家に向かうトルコの民主主義:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • トルコの大統領:頂点を極めるエルドアン氏:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2014年8月16日号) トルコのためには、大統領職は主に儀式的な存在のままの方がいい。 トルコ首相のレジェップ・タイイップ・エルドアン氏は確実に、選挙で勝つ方法を知っている。公正発展党(AKP)の設立に一役買った13年前から、同氏は8回連続して勝利を収めてきた。 8月10日には、トルコ初の直接選挙の大統領選を52%という圧倒的な得票率で制し、連勝記録を9に塗り替えた。概ね投票率が高く、概して公正だった選挙の結果を考えると、気でエルドアン氏の民主的な信任に異議を唱えることなど、誰もできないだろう。 在任11年に及ぶ首相としての功績も、それと同じくらい輝かしい。AKPが政権を握った2002年11月以降、経済成長率は平均およそ5%で推移してきた。インフレは抑制された。軍もしっかりした文民統制下に置かれた。トルコのクルド民族の権利拡大については、エルドアン氏は過去のどの政治

    トルコの大統領:頂点を極めるエルドアン氏:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • 社説:民選「君主」の時代を迎えたトルコ:JBpress(日本ビジネスプレス)

    トルコ初の直接選挙による大統領選挙は、保守派政党・公正発展党(AKP)党首で2003年から首相を務めてきたレジェップ・タイイップ・エルドアン氏に予想通りの勝利をもたらした。 これはダイナミックな経済開発とトルコの特色を備えたイスラム主義の融合が数百万人の有権者にとって魅力的な組み合わせであることを裏付けた。 だが、10日の選挙結果は、エルドアン氏が民主主義の原則を守り、法の支配を尊重し、困難な時期にうまく経済を舵取りし、可能ならば、トルコのパートナー諸国や近隣諸国との関係を改善するために新たな権力を使うという十分な確信を与えてくれなかった。 称賛すべきことに、エルドアン氏は勝利宣言で国民の調和を打ち出し、政治的な忠誠心、宗教思想、民族的な背景が何であれ、すべてのトルコ市民は1つの国の息子であり娘だと宣言した。 豊かになる一方、自由を失っていったトルコ しかし、エルドアン氏によるトルコ政治

    社説:民選「君主」の時代を迎えたトルコ:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • トルコ首相、イスラエルのガザ攻撃を非難:JBpress(日本ビジネスプレス)

    トルコはパレスチナ自治区ガザの死者を悼む3日間の服喪を宣言した。一方、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相は22日、ガザの紛争の犠牲者との連帯を示すためにパレスチナのストールを肩にかけて国会に臨み、間近に思えたイスラエルとの和解への期待を打ち砕いた。 今年に入ってからというもの、エルドアン氏を含めたトルコ、イスラエル両国の有力者は、2011年に格下げされた両国外交関係の全面正常化は決まったも同然だと示唆してきた。 だが、トルコがイスラエルによるガザ攻撃を痛烈に非難したことから、イスラエル沖のガス田とトルコを結ぶガスパイプラインに関するエネルギー協力への道を開いた関係改善は議題から消え去った。 トルコとイスラエル、外交関係正常化への努力も水の泡 エルドアン氏は22日、来月の大統領選挙を前に首相として最後の国会演説になると語った演説で、同氏の政敵はイスラエルに従属し、国際的な陰謀に加

    トルコ首相、イスラエルのガザ攻撃を非難:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • トルコ市場、エルドアン勝利を見込んで急騰:JBpress(日本ビジネスプレス)

    トルコのエルドアン首相は地方選挙を控え、ツイッターに続いてユーチューブも遮断していた(写真はトルコ・イスタンブールで携帯電話を使う反政府デモ参加者)〔AFPBB News〕 トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相の政治的将来を決定するかもしれない選挙の直前に、政府によるツイッター遮断を受け、権威主義的な首相に対する国際世論の評価が一段と低下した。 だが、トルコの熱した政治と減速する経済、新興国市場の先行きを巡る継続的な不確実性にもかかわらず、この1年間、もっぱらトルコを避けてきた外国人投資家が思い切ってトルコに戻ってこようとしているのかもしれない。 3月第5週にトルコ資産は急騰を演じ、主要株価指数は1月初旬以来の最高値を更新、指標となる2年物トルコ国債の利回りは3月初旬以来の低水準まで下がり、通貨リラはドルに対して2.3%上昇した。3月27日になって政府の新たな締め付け――今度はユ

    トルコ市場、エルドアン勝利を見込んで急騰:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • トルコ、シリア戦闘機を撃墜 領空侵犯を主張

    シリアとの国境に近いトルコのアクチャカレ(Akcakale)で警備にあたるトルコ兵(2012年10月4日撮影、資料写真)。(c)AFP/BULENT KILIC 【3月24日 AFP】トルコ政府は23日、同国の領空を侵犯したシリアの戦闘機1機を撃墜したと発表した。トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相は、今後も領空侵犯を繰り返せばシリアに「痛烈な」反撃を加えると警告した。 シリア政府は、戦闘機がトルコとの国境近くで反体制勢力を爆撃中に撃墜されたと主張。「目に余る侵略行為」だとして、トルコを非難している。 トルコ軍の声明によると、同軍はトルコ領空に接近中のシリアのミグ23(MiG-23)戦闘機2機に対して方向転換するよう「4回」警告したが、うち1機が拒否したので複数の戦闘機を緊急発進させた。 同ミグ機はグリニッジ標準時(GMT)23日午前11時

    トルコ、シリア戦闘機を撃墜 領空侵犯を主張
  • トルコを覆う不確実性:あらゆることが起こり得る:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2014年3月1日号) 新たなスキャンダルがレジェップ・タイイップ・エルドアン首相の政府を飲み込み、不確実性がトルコを覆っている。 アンカラにあるトルコ与党・公正発展党(AKP)部のロピーに飾られた枯れかけたゆりの花束は、同党に相応しい象徴だ。レジェップ・タイイップ・エルドアン首相は、密かに録音された会話が2月24日に動画共有サイト「ユーチューブ」にアップされてから、自身の政治生命のために戦っている。 エルドアン首相は一連の会話の中で、自宅に隠していた数百万ユーロの現金をどのように処分するかについて、下の息子ビラル・エルドアン氏と話し合っていたとされる。 この会話は12月17日に交わされたと言われている。12月17日というのは、今や近年の歴史の中で最大とのレッテルを張られている汚職調査の一環として、エルドアン内閣の数人の閣僚の息子と何人かの仕事仲間の自宅に警察の強制捜

    トルコを覆う不確実性:あらゆることが起こり得る:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • トルコ経済:手本とされた経済モデルの化けの皮:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2014年1月11日号) 政治の混乱が経済の病理を露呈させた。 2013年12月中旬に検察当局が政府に近いところで起きた収賄と汚職に対する一連の捜査を開始してから、事態が手に負えなくなりつつあるという感覚がトルコを支配している。 たとえ正式な訴追と有罪判決が実現しなかったとしても、国内外の投資家を不安にさせるだけの材料が出てきた。この事件は、トルコの警察と司法の独立性、そして法律を執行する両機関の能力に深刻な疑問を投げかけた。 トルコは突如として、同国が12年前に影の中に置き去りにしようとした国のように見える。インフレ率は7%を超えて推移しており、通貨は下落傾向にあり、経常収支の赤字は国内総生産(GDP)比7%前後となっている。民間貯蓄、外国からの投資、輸出はいずれも減少している。 利上げを嫌うエルドアン首相 何をすべきなのか? どんな正統派エコノミストに聞いても、恐ら

    トルコ経済:手本とされた経済モデルの化けの皮:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • トルコの汚職:アラブへの道:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2014年1月4日号) レジェップ・タイイップ・エルドアン首相が率いるトルコ政権は、複数の重大な疑問を突きつけられている。 3年前、アラブの春が突如として中東を席巻した際、希望に満ちた民主運動家たちは手を探し、穏健なイスラム教を繁栄と民主主義に結びつけているように見える国として、トルコに引かれた。 不幸なことに、アラブ諸国はトルコがたどった道を進まなかった。その代わりに、トルコの方が汚職と独裁政治へと続く、昔ながらのアラブの道を歩み始めている。 トルコでは2013年12月後半、違法な金の譲渡と建設業界から支払われたとされる賄賂に関する捜査の一環として、担当検察官が数十人の身柄を拘束した。容疑者の中には、与党・公正発展党(AKP)に近い実業家のほかに、官僚や政治家、3人の閣僚の息子が含まれている。 この措置を受け、最も順調な時でさえ好戦的なレジェップ・タイイップ・エルド

    トルコの汚職:アラブへの道:JBpress(日本ビジネスプレス)
  • トルコの報道の自由を蝕むエルドアン首相

    (2013年8月6日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) エルドアン首相の攻撃はとどまるところを知らないように見える〔AFPBB News〕 英エコノミスト誌が2011年のトルコ総選挙で自身の対抗馬の支持を表明した時、レジェップ・タイイップ・エルドアン首相は無理もない憤りに駆られて選挙戦に火を付けた。 問題の社説が掲載された日にコンヤで開かれた集会では、何万人もの支持者がエルドアン氏が同誌の傲慢さをあげつらうのを見て歓声を上げた。エコノミスト誌はトルコの世俗派の野党だけでなくイスラエルとも共謀していると首相はほのめかした。 エルドアン氏はプロボクサーのように敵をにらみつけ、支持表明を利用して政敵にジャブを放った。その時の選挙で3度連続の勝利を収めて以来、そして何より、強権的な首相の振る舞いに抗議する6月の全国的な市民のデモ以降、エルドアン氏はボクサーがグラブを外して素手で殴りかかるように手段

  • 慎重姿勢に転じるトルコ首相 かつての神通力に陰り?

    (2013年6月28日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 概ね平和的な抗議行動と、往々にして暴力的なデモ鎮圧がほぼ1カ月続いた後、トルコに落ち着きが戻ってきた。デモの規模は小さくなり、デモに対抗してレセップ・タイイップ・エルドアン首相が呼びかける大規模集会の頻度も下がった。 問題は、エルドアン首相が今回の対立で勝利を収めたのか、一見するより弱くなったのか、ということだ。 強硬一辺倒の姿勢に変化 6月下旬、その手がかりとなる出来事があった。トルコの欧州連合(EU)加盟交渉を巡り、トルコ政府が長く待ち望まれた交渉再開の一時延期を受け入れたのだ。トルコの政府高官らは当初、いかなる延期にも断固反対していた。今では、交渉再開は少なくとも10月まで待たねばならなくなった。しかも再開されるのは、すべてのEU加盟国政府がゴーサインを出した場合に限られる。 トルコの通貨リラと株式市場が圧力にさらされているた

  • トルコのデモ:エルドアン首相の弾圧の代償

    (英エコノミスト誌 2013年6月22日号) 警官隊の暴力的な戦術はタクシム広場などのデモ開催地をデモ隊から取り返したが、トルコの評価に対する代償は高いものになる。 6月16日、イスタンブールで開かれた集会に集まったレジェプ・タイイップ・エルドアン首相の支持者ら〔AFPBB News〕 5月31日以降、トルコを激しく動揺させたデモは次第に収まりつつある。トルコのほぼ全域が落ち着きを取り戻した。 レジェップ・タイイップ・エルドアン首相は、しっかりと主導権を握っているように見える。6月半ばの週末にアンカラとイスタンブールで行われた公正発展党(AKP)の集会に集まった多数の参加者から判断すると、エルドアン氏の支持基盤はかつてないほど忠実で情熱的だ。 しかし、その対価はいかほどなのか? エルドアン氏は、トルコを地域の大国に変え、政治的イスラム主義と民主主義の組み合わせが完璧に機能することを証明した

  • トルコの騒乱:民主主義者か、スルタンか?

    (英エコノミスト誌 2013年6月8日号) レジェップ・タイップ・エルドアン首相は、トルコの街頭に繰り出したデモ隊を蹴散らすのではなく、その声に耳を傾けるべきだ。 催涙ガスが漂うタクシム広場で、互いに助け合いながら前進するデモ参加者〔AFPBB News〕 頭から血を流す人々、催涙ガス、高圧放水砲――。その光景は、カイロやトリポリといった、非人道的な独裁国家の首都にしか見えない。 だが、これはカイロのタハリール広場ではなく、欧州最大の都市にして民主国家トルコの商都であるイスタンブールのタクシム広場の光景なのだ。 この抗議活動は、アタチュルク以降最も重要なトルコの指導者、レジェップ・タイップ・エルドアン首相に対する不満の高まりを示している。暴動は野火のようにトルコ全土に広がった。これまでに4000人以上が負傷し、900人以上が逮捕された。3人の死者も出ている。 反政府デモのきっかけになったの

  • 社説:爆発したトルコ国民の怒り エルドアン首相の不寛容は破滅の元か

    (2013年6月4日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 機動隊はデモ隊を解散させるために催涙ガスや放水砲を使った〔AFPBB News〕 イスタンブール中心部に残る数少ない公営公園を再開発から守るための数百人規模のデモが、ほんの数時間で街全体を揺さぶり、野火のように全国に広がったことは、レジェップ・タイップ・エルドアン首相について多くを物語っている。 タクシム広場の近くにあるゲジ公園で機動隊が見せたおぞましい過剰反応が「火花」だった。 だが、エルドアン氏は、火が付く「火薬」が存在しなければ、デモが全国に広がることはなかったということを熟慮する必要がある。この火薬は、エルドアン氏人と、次第に権威主義的になる彼の態度が社会に残してきたものだ。 ところが、ネオイスラム主義の首相は、実態のない陰謀を激しく批判し、混乱を煽っている「街頭の無法者」や「過激派」の道具かのようにツイッターを糾弾し、諜報

  • トルコ反政府デモで900人超を拘束、米国やEUは懸念表明

    6月2日、トルコの最大都市イスタンブールや首都アンカラで反政府デモが3日目に突入し、参加者が放火するなどして警察と衝突した。内相によると、これまでに各地で90以上のデモが発生し、計939人が拘束された。イスタンブールのタクシム広場で撮影(2013年 ロイター/Murad Sezer) [イスタンブール/アンカラ 2日 ロイター] - トルコの最大都市イスタンブールや首都アンカラで2日、反政府デモが3日目に突入し、デモ参加者が放火するなどして警察と衝突した。内相によると、これまでに各地で90以上のデモが発生し、計939人が拘束された。 過去数年で最大規模となった今回のデモは、政府によるイスタンブールのタクシム広場の再開発計画に対する抗議活動が発端となり、イスラム色の強いエルドアン政権に対する反政府デモに拡大した。ただ、デモの中心地となっているタクシム広場では、警察が1日夜に装甲車を撤収させた

    トルコ反政府デモで900人超を拘束、米国やEUは懸念表明
  • トルコで反政府デモが拡大 発端は公園の存続運動

    This copy is for your personal, non-commercial use only. Distribution and use of this material are governed by our Subscriber Agreement and by copyright law. For non-personal use or to order multiple copies, please contact Dow Jones Reprints at 1-800-843-0008 or visit www.djreprints.com. http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324182504578520124001261076.html

    トルコで反政府デモが拡大 発端は公園の存続運動
  • トルコ、イラク北部クルド自治区で資源開発へ 米国政府とイラク中央政府の反対を押して協定締結

    (2013年5月14日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) トルコは中東地域で影響力を高めている(写真はレジェップ・タイイップ・エルドアン首相)〔AFPBB News〕 トルコが米国政府とイラク中央政府の意向を無視し、イラク北部とエネルギーに関する取引で合意した。米国は、このような取引はイラクをさらに分断しかねないと警告しているが、トルコ政府はこれを自国の将来にとって非常に重要な取引だと考えている。 トルコの複数の政府高官が確認したところによれば、イラク北部クルド自治政府(KRG)とトルコ政府は今年に入り、トルコ国営のエネルギー会社がイラク北部の油田やガス田の権益を取得するための極秘の包括協定を締結した。 また彼らによれば、この取引はまだ機密性が高いため、イラク自体の緊張が高まっている中で今週行われるトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相の訪米が終わるまでは、その存在が公にされない可