ニューデリー(CNN) アジアを歴訪中のオバマ米大統領は8日、ニューデリーのインド議会で演説し、インドの国連常任理事国入りを支持すると表明した。 大統領は演説の中で、「今後何年かで国連安保理が改革され、インドが常任理事国に含まれることを期待する」と述べた。 米国によるインドの常任理事国入り支持は、米印の関係強化を強調する新たな展開だが、実現は容易とは言えない。オバマ政権当局者らも、これまで日本、ドイツ、ブラジルの常任理事国入りをたびたび支持してきたにもかかわらずいずれも実現していないことを認めている。 オバマ大統領はこのほか、さまざまな観点から両国の良好な関係をアピールした。インドはもはや新興国ではなく経済大国であると称賛し、米印関係は「21世紀の決定的なパートナーシップの1つ」と位置づけた。インドが民主主義国家であることも評価し、民主主義体制に移行中の国々の手本になるとも語った。 対テロ