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2013年7月5日のブックマーク (3件)

  • 安倍首相の「第4の矢」を放つのは時期尚早

    (2013年7月4日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 安倍晋三首相は第4の矢をいつ放つべきなのか〔AFPBB News〕 今は、安倍晋三首相の第4の矢を射るのに適した時期なのだろうか? 1目から3目の矢に非常に大きな重点が置かれてきたため、多くの人は第4の矢のことをすっかり忘れている。 この矢には、来年4月から2段階で消費税を2倍の10%まで引き上げることが含まれている。 一部の人の見るところ、長年にわたる赤字の後で日の財政を立て直す取り組みの開始を告げる4目の矢が最も重要な矢だ。それをいつ射るかを決めるのは、首相が下さなければならない最も難しい決断になる可能性がある。 まず、これまでの話を整理してみよう。安倍氏は12月に政権を握った直後に、1目の矢を放った。道路や橋を改修するための1100億ドル(国内総生産=GDP=の2%に相当)の景気刺激策だ。 一番盛大に放たれた2目の矢

  • 東南アジアの煙害:野焼きがもたらす深刻な被害

    (英エコノミスト誌 2013年6月29日号) 森林火災が記録的な大気汚染をもたらしている。しかも収束のメドは立っていない。 カネになるヤシ油農園を開拓するためにインドネシアが工業規模で豊かな森林の伐採を始めた1980年代半ば以降、東南アジアではほぼ毎年、「煙霧」が発生するようになった。伐採された森林を片付ける最も安価な方法は野焼きで、それによって鼻を突くような不快な白煙が発生し、風で運ばれ、数百または数千平方マイルもの地域を覆い尽くすことがある。 以来数十年にわたり、野焼きや森林火災を止めるための国内規制および国際規制がいくつも敷かれたが、どれも効果がないようだ。この2週間余りの煙害はこれまででも特に深刻で、住民の肺や喉、気分のみならず、外交関係や、環境イメージの向上を図るインドネシアの取り組みにまで重大な悪影響を及ぼしている。 さらに悪いことに、厳しい非難の声が上がっているにもかかわらず

    oyoyom
    oyoyom 2013/07/05
  • 米テスラの挑戦、大衆市場の開拓なるか

    (2013年7月4日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 数年前、自動車業界の名門一族の御曹司であるビル・フォード氏は、礼節を保ちながらも電気自動車会社テスラ・モーターズを酷評した。当時、ロータス製の車体を基にテスラが生産していたツーシーターは、確かに人目を引いた。 だが、フォード氏によれば、グローバルなサプライチェーンから世界中の規制当局への対応に至るまで、すべてをマスターして格的な自動車会社を築くことは、とにかく新興企業の手に負えることではなかった。 今月、欧州向けの出荷が始まるテスラ・モーターズの「モデルS」〔AFPBB News〕 今月、テスラのセダンタイプの電気自動車「モデルS」が欧州で船から荷降ろしされ始めるのを機に、フォード氏は考え直した方がいいかもしれない。 昨年暮れにフル生産が始まったモデルSは、運転する人の優美なスタイルと環境意識、ハイテク精通度合いを示す象徴がすべて1