これが浄土真宗の葬式や朝晩の勤行で読まれる正信偈の全文と、読み方です。 蓮如上人は、朝晩の勤行で『正信偈』を拝読することに定められましたので、もう何百年にも続いている浄土真宗の習慣です。 しかし、せっかく読んでいても『正信偈』に親鸞聖人が何を教えられているのか知らなければもったいないことになってしまいます。 『正信偈』にはどんなことが教えられているのでしょうか? 正信偈とは 『正信偈』の「偈」はうた、ということですので、『正信偈』は、正しい信心のうた、ということです。 「信心」とは、何かの宗教で神や仏を信じることだと思う人が多くありますが、親鸞聖人の教えられた信心は、そのような信心とはまったく異なります。 そもそも信心とは、心で何かを信じることです。 信じるというのは、頼りする、あてにするということです。 人は何かを信じなければ、生きてはいけません。 例えば、いつまでも元気でいられると、自
