外来で使えるお金が、月に6000円までに制限されること。 患者さんを何もしないで看取った場合、国から2000円の「ご褒美」がもらえること。 入院した患者さんの扱いは、よく分からない。 後期高齢者医療制度が始まって1ヶ月が経ったけれど、現場の理解だって、まだこの程度。 これから起きる問題を見極めようにも、それ以前の混乱が大きすぎて、まだ外来には何も伝わらない。 現状 「75歳になった人は見殺しに」なんてメッセージが力強く伝わるこの制度は、 だから全然普及していない。 今はまだ移行期間だからなのか、患者さんは旧制度と新制度、どちらか一方を選択できて、 地元医師会も「もう少し様子を見ましょう」なんて、外来主治医制度に名乗りを上げていない。 ソフトウェアのアップグレードに似ている。「人柱」になる人達がまず試して、 その制度が「いい」ものなのかそうでないものなのか、見極めがつくまでは、 普通の人は怖
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世の中には 相手を排除するために 「周囲の助け」の存在を前提として 相手を挑発して暴行を引き出して被害者ぶる人もいる。 まあ、よくあるチンピラの類の手法。 挑発はどちらに転んでも自らに有利な二択を相手に仕掛ける手段となる。 相手が挑発に乗った場合、その時点で自らが「被害者」であることが確定する。さらに、 「周囲の助け」を得られれば、それにより相手を排除できる。 「周囲の助け」を得られなければ、それにより「被害感情」を増幅させて扇動に利用できる。当然、助けなかった「周囲」も「被害感情」による批判対象。*1 相手が挑発に乗らなかった場合、 相手を一方的に痛めつけることができる(痛めつけてやったと思い込むことができる)。 自己欺瞞の壁が分厚い人はこれを無自覚にやる。 挑発は対立を煽る行為。問題解決のために対立を避けねばならない状況に置かれた人には取れない行為。 その一方で、問題解決が目的ではなく
細切れ雇用の果て 39歳、全財産100円 2008年04月30日02時58分 「恥ずかしながら、これが私の全財産でして」 生活費にも困り、「もやい」に相談に来た男性(右)。農家から寄付された米を受け取った=東京都新宿区、上田幸一撮影 4月15日夜、東京・飯田橋近くのNPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」。男性(39)は財布の中身を見せて、うなだれた。 財布には小銭ばかりで100円ほど。前日に古本屋で本を売った400円の残りだ。飯田橋までの電車賃もぎりぎりだった。 都内の電気工事会社の下請けで働くこの男性は、生活困窮者を支援する「もやい」に助けを求めていた。 「いつお金が入りますか」 「4月18日です」 「いくらぐらい?」 「たぶん、3万〜4万円」 「その額でいつまで」 「次の給料日は5月20日」 「それじゃあ、苦しいですねえ。どうしますか」 「18日までしのげれば、アルバイトでなん
図書館戦争のアニメを見ていて原作を読んだことはない。で、このアニメは見ていて高品質だしいいかんじなんだけど、でも根っこの部分でイライラが募ってあんまりしあわせになれなさそうだなーという感覚があることについては以前に書いた(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20080418#p2)。で、具体的にどのへんについてそういう感覚を持っているのか、ということを、ちょっと考えたので書き出し。 図書館戦争がどういう話だったなら我々が幸福になれるのかというのはハッキリしていて、つまり、原案:押井守氏、監修:伊藤和典氏、脚本:とり・みき氏、監督:神山健治氏で、2 クールのシリーズで展開すればいいのだ。主人公の声は田中敦子氏。同室の友人の声は榊原良子氏。 あらすじはこうだ(「人狼」冒頭ナレーションの改変)。 あの決定的な敗戦から十数年が経った正化 30 年代。高度情報化社会から
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