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2009年2月6日のブックマーク (3件)

  • 「誰かが助かれば、他のみんなはどうなるのか」再考――選択肢式ゲームの構造論(メモ)―― - BLUE ON BLUE(XPD SIDE)跡地

    選択肢式ギャルゲーにおいてよく議論される問題として「あるヒロインを選択した場合、その他のヒロインはどうなるのか」というものがある。これは、選択肢によって個別ストーリーへと進み、他のヒロインが後景化するタイプのゲームにおいて前景化する問題である。これについては「多世界解釈=遡及的過去生成」説と「同一世界解釈=確定的過去共有」説が有力な説として浮上し、それがある種の対立関係にあるものとして語られてきた、という過去があった。ひらたくいえば、前者は「あるひとりのヒロインが選択されると、そのヒロインルートがひとつの確定的現実として観測され、他のヒロインたちは自動的にドラマを保有しない脇役へと後景化する」というアクロバティックな解釈であるが、後者は「あるひとりのヒロインが選択されると、他のヒロインたちはそれぞれのドラマを保有したまま、主人公と結ばれないことによるバッド/ノーマルエンドへと向かう」という

    「誰かが助かれば、他のみんなはどうなるのか」再考――選択肢式ゲームの構造論(メモ)―― - BLUE ON BLUE(XPD SIDE)跡地
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2009/02/06
    なんという不自由! ここに書いてある考え方でいくとCCもkanonも「異性を誰も選ばない&誰 も 選 べ な い」ということか。プレイヤーの主体性の欠如、または剥奪(ベタレベルで)。/選ぶと捨てるは表裏一体の筈。
  • 運の良さについて - レジデント初期研修用資料

    ずいぶん昔、アポロ宇宙船の特番を見た。 あまりにも多くの「運」が、あのミッションの成功を支えていた。 アポロは運がよかった アポロ8号は、月着陸船のコンピューターが着陸寸前に故障したのに、マニュアル操作でどうにか着陸できた アポロ12号は、大気圏を突破する時に雷に打たれて、電気系統を全部吹き飛ばされたのに、 何とか復活して、月まで行って、生きて帰った アポロ13号の不運は映画にまでなった。月着陸船に詰め込まれていた、メモ帳だとかダクトテープだとか、 様々な余剰物資が、あの生還を支えてくれた アポロ13の爆発は、これもたまたま、「外側」を向いていた。あのときもしも、爆発が内側を向いていたなら、 乗組員はその場でなくなっていた。運がよかった アポロ宇宙船にしても、サターンロケットにしても、あるいはロシアのソユーズにしても、 成功したプロジェクトというのは、どこか「運がいい」要素を持っていて、基

    p_shirokuma
    p_shirokuma 2009/02/06
    原因と結果、という思考形式では「運の良さ」にアプローチしにくいが、因果因縁、という思考形式なら「運の良さ」への違和感が少なくなる、と感じながら合掌。
  • 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』にみるオタクナルシシズム - シロクマの屑籠

    俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫) 作者: 伏見つかさ,かんざきひろ出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2008/08/10メディア: 文庫購入: 31人 クリック: 1,322回この商品を含むブログ (475件) を見る 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』(略して『俺妹』)という作品が、ライトノベル界隈で話題になっているようだ。売れ行きのほうもけっこうなものらしく、地方の国道沿いの書店でも見かけるようになってきた。 さて、この『俺妹』という作品、オタク向けの消費コンテンツとしてみればかなりあざとい。オタクのナルシシズムを充たすうえで最適のキャラクターと物語が展開されている。オタクな自意識・オタクな後ろめたさを持った読者を、気持ちの良いナルシシズムの境地へといざなう、魔法のライトノベルとさえ言えるだろう。 「ところで、ナルシシズムって何?」という人もいるか

    『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』にみるオタクナルシシズム - シロクマの屑籠
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2009/02/06
    id:crow_henmi ご安心を。今後、その辺りのメカニズムは小骨も残さないほど解剖し尽くそうと思ってますよ。度し難い程の現代日本人のナルシシズムの構図は、そろそろきちんと再整理されるべきでしょう。