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ブックマーク / essa.hatenablog.com (10)

  • 原油高と同じくらい深刻な「ホワイトカラーの仕事破壊」 - アンカテ

    人は海外からやってくる危機には敏感に反応する。原油高とか円高とか新型インフルエンザとかはよく報道されるし、政府の対策が不適切だったら批判も高まる。 私は「成長戦略」として語られている問題も来は、そういう種類の問題だと思う。 しかし「成長戦略」という言葉はヌルい。ヌルすぎる。なんか、やってもやらなくてもどうでもいいけど、やるとちょっとボーナスが増えるみたいから、気がむいたらちょっとやってみるか、みたいな感じ。 当は、これは原油高に匹敵するような日にとって大きな問題だと思う。原油は間接的にあらゆる製品の材料になっているから、原油の高騰はどんな産業にとっても大問題だ。 それと同じように、今、ホワイトカラーの労働力の単価が急激に落ちている。日は直接間接にホワイトカラーの労働の成果を海外に売ってってる国だから、これは、逆に言えば、あらゆる資源が高騰しているということだ。 「成長戦略」と

    原油高と同じくらい深刻な「ホワイトカラーの仕事破壊」 - アンカテ
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2009/12/19
    この視点を個人の適応という観点からみれば、コンピュータの端末に成り下がる可能性の高い職種/産業やコンピュータでいずれ代替可能な職種/産業には未来は無いということになる。途上国の人材には太刀打ち不可能。
  • 田舎の人は循環する時間という「宗教」を信仰している - アンカテ

    田舎でコンビニを開いた都会育ちの人が思ったこと - G.A.W. 私は、中学生の時に一緒にバンドをやっていた友人に「おまえは東京へ行く人間だからな」と言われたことがある。 ギターを弾いて作詞作曲をするくらいには好奇心の強い少年だったその友人は、一方でこの文章にうまく書かれている田舎のしがらみのまっただなかにある家に生まれた人で、その屈とした気持ちを何かの時にそういう言葉で私にぶつけてきた。 ただ、それは、そんなに強い言葉ではなく、その後もバンドは続いたし、別の高校に進学した後も友人関係は続いた。 彼の予言通りに、私は東京の大学に進学して東京で就職して、しばらくして連絡は途絶えてしまったけど、その言葉は今でも時々思い出す。 最後に会った時、地元の大学に進学した彼は、私よりずっとオシャレな、「今風の大学生」をやっていた。すごくいい車で私を駅まで向かえに来てくれて、服も車も単に高いだけでなくけ

    田舎の人は循環する時間という「宗教」を信仰している - アンカテ
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2009/05/06
    田舎者の一人としては、「変化無き循環」は信じないが「世代と役割の循環」は信じているし、引き受けようとは思う。単に変化に対する拒否反応というなら、田舎か否かではなく頑迷か否か次第のような気が。
  • グーグルにNO!と言えるニッポン - アンカテ

    Google の中の人への手紙 (日のストリートビューが気持ち悪いと思うワケ) - higuchi.com blog でもね、この日でのストリートビューは、僕は生理的にダメ。ここまで無邪気に踏み込んではいけないと思うのです。 きっと、セルリアンタワーの中の人も同じように感じていると信じて、なぜこれがダメなのか、海の向こうの人にも分かりやすいように説明を試みますんで、聞いてください。で、リエゾンとして、正しいローカライズについて、きちんと向こうの人を説得してくれるとうれしいです。 私自身は正直言って、この感覚にはピンと来ない所もあります。でも、おそらく、そういう自分の感覚は、日人の標準とは相当ずれてるんだろうなと思ってます。 でも、感覚が違うならそれをちゃんと説明すべきだと思っていた所で、このエントリを目にしました。そこで、すぐに Global Voices のサルツバーグさんにメール

    グーグルにNO!と言えるニッポン - アンカテ
  • 公開できない「暗部」のある組織はもうもたない、でもそれだけのこと - アンカテ

    新聞紙が売れなくなってしまって、 ネットメディアを収益の柱にしようとしていたのに、 ネットユーザーによって、売り上げを完全に止められてしまってるわけです。 しかも、これがいつ終わるのかというと、 誰も知らない。 誰に聞けばいいのかわからないし、 誰を説得すればいいのかもわからない。 特定のリーダーがいない組織との争いの 経験がある人は少ないですからねぇ。。。 んでも、こういったゲリラ戦に対処しなきゃいけない時代なんですよね。 これを書いている方は、「ネットは怖い」というイメージを強調したい人なのかもしれませんが、私はちょっと違うと思います。 同社は6月23日、同コーナーを中止・削除し、監督責任者や担当者らを処分すると発表したが、25日の株主総会で、それまでの常務デジタルメディア担当が社長に、同デジタルメディア局長も取締役に昇格する人事を可決・承認(27日に役員報酬の一部返上を発表)。これが

    公開できない「暗部」のある組織はもうもたない、でもそれだけのこと - アンカテ
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2008/07/10
    さすがにessaさんは、巧い。
  • 『いい学校・いい会社・いい人生』という物語 - アンカテ

    今は新卒一括採用ゲームでの勝利が人材価値を保証しない。叩き上げで獲得した専門性が人材価値をもたらす時代だ。なのに教育界や親がいまだに『いい学校・いい会社・いい人生』である。教育界はこの「勘違い」で飯をう利害当事者だし、親はかつての常識から抜けられない。 これが某全国紙に載らなかったことは残念だ。 というのは、私は中学生くらいの子供を持つ母親と話す機会がけっこうあるのだけど、30代くらいのお母さんたちは、ここで言う『いい学校・いい会社・いい人生』という価値観を固く信じている。 その信念をどれくらい自分の子供に押しつけるかということには大きな個人差、バラツキがあるけど、彼女たち自身はこれを固く信じていることがかなり多い。『いい学校・いい会社・いい人生』つまり自分の子が「ブランドつきのいい子」のまま育てば、幸せが約束されているという信念はまだまだ根強い。 日の中である時期までそれは確かな真実

    『いい学校・いい会社・いい人生』という物語 - アンカテ
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2008/06/18
    先行きの見えない社会のなかで、受験や会社によって安全を保障するような神話にしがみつきたい気分がまだ残っている。これを思い出した→http://d.hatena.ne.jp/p_shirokuma/20071226/p1
  • 人類は新しい「公共空間」に適応するしかない - アンカテ

    インターネットの普及が、「うわべ」と「コッソリ」の間を、パブリックとプライベートの境目を、奇妙な形に捻じ曲げてしまった。炎上は、この捩れがもたらす混乱として在る。私が居酒屋で友人に話すならば何ら問題にならないような話も、ブログに書けば炎上の火種になる。では、居酒屋でその話を聞かされた友人は、私の悪事を咎めなかった不道徳な人間として責めを負うべきなのか。 これは極めて重要な問題提起だと思う。 「『うわべ』と『コッソリ』の間を、パブリックとプライベートの境目を」うまく区別できないこと、人間社会の中にあるその構造をシステム化できないことは、インターネットの欠陥であると私も昔から思っていた。 しかし、この欠陥は、待てば自然と技術が進歩して正されるような性質の問題ではないことにだんだんと私は気がついた。 デジタルな情報というのは、コピーすることがローコストであり、しかも、そのコストは年々低下していく

    人類は新しい「公共空間」に適応するしかない - アンカテ
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2007/12/08
    こういうのを読みながら未来を想像するのはとても楽しいこと。
  • 誰もが最高級品を使える経済 - アンカテ

    みなさんは、最高級のワインを飲んだことがありますか? イタリアンでもフレンチでも最高級のレストランで事をしたことはありますか?最高級の寿司は?一見さんお断りの料亭とかは? 身につけるものはどうですか?万年筆とか時計とかスーツとかとかカバンとか、何か最高級品を身につけていますか? 私は、残念ながら、そういうものには一切縁がありません。当だったら、このエントリの書き出しは、「○○産の○○年ものを飲んだことがありますか」みたいに固有名詞を使いたかったのですが、まるで見当がつかない。いいかげんな知識を元にネットで検索してデッチ上げることは得意な方ですが、そのための手掛かりとなる知識もありません。最高級品には全く縁の無い生活をしています。 でも、そういう私でも、世界最高レベルの職人が作ったものを二つだけ使っています。それも常用しています。 そして、その二つは、おそらく、これを読んでいるみなさん

    誰もが最高級品を使える経済 - アンカテ
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2007/08/20
    時代最高水準の技術でつくられた既製品を使うという事と、希少性やら権威性やら歴史性やらが上乗せされている奢侈品の保有・消費を混同する人も現れるかもしれない文章。
  • 「公」というものを制御不能であるけど善なるものとして認識する - アンカテ

    アレントは、人間の活動領域を「公的領域」と「私的領域」に分け、現代社会の問題を「私的領域」による「公的領域」の侵蝕であるととらえた。 「私的領域」とは、人間の生存に必要な生産活動を行う場ということである。アレントはアテネの都市国家における「家」を「私的領域」の代表としたが、現代に生きる我々は企業をイメージするのがいいと思う。生産活動にはエンジニアリングと指揮命令系統が必要である。この中では、人間は命じられた通りに言いつけられた仕事を確実にこなさなくてはならない。 「公的領域」とは政治の場であるが、政治エンジニアリングや指揮命令系統ではなく、対等な立場の人間同士の議論によって行うべきだというのがアレントの主張である。人間同士の議論には、必然的に予測できない部分があって、エンジニアリングによって事前にシステムを決定することはできない。そこには別の方法論が必要であり、指揮命令系統ではなく個々の

    「公」というものを制御不能であるけど善なるものとして認識する - アンカテ
  • 働かなくても食っていける社会がもうすぐやってくるよ―アンカテ(Uncategorizable Blog)

    昨日のエントリを書くために自分の過去ログを検索していて再読したが、道に落ちてる直径30cmのケーキに出くわしたアリさんモデルという表現は、実に、今、WEBで起こっていることの質を表現していると思う。 Skypeやグーグルが何でもかんでもタダで提供するのは、第一には自分たちだけではとてもいくれないからだ。 そして、これはそんなに特殊なことでも不思議なことでもない。 書でいわれる「リアル社会」を、私はかねがね「脳化社会」と呼んできた。ネットの社会は、私から見れば、「リアル社会」がより純化したものである。 「リアル」な社会とは、養老氏の言い方で言えば「脳化社会」、つまり、シンボルの操作で回っている世界である。だから、現代の労働は大半がシンボルの操作である。 そして、純粋なシンボルの操作であるプログラミングという作業においては、生産性の個人差が非常に大きく、今までの社会は生産性の低い方の人間

    働かなくても食っていける社会がもうすぐやってくるよ―アンカテ(Uncategorizable Blog)
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2007/01/31
    keywords:穀物、資源、環境、淘汰
  • mixiが2ちゃんねるを駆逐できない理由 - アンカテ

    J0hn D0e の日誌 - ネットにはサザンクロスシティという居心地の悪い街「しか」存在できないのかというエントリは、銀座のどまん中でなければ無人島に一人に通じる話で、やっぱり同じようなことを考える人はいるのだなあと思った。 それで、これに対する今目に見える対策としては、やはりSNSだろう。特に、FOF(友達友達まで公開)というアイディアにはなるほどと思わされた。mixiが大盛況なのもうなずける。 しかし、これはどうにも質的な解決には思えないのだが、そのあたりがised@glocom - ised議事録 - 10. 倫理研第7回:共同討議第2部(2)で議論されていた。 加野瀬: 共通IDで討議の空間をつくっても、おそらく不満が生まれて匿名空間に流れると思います。実例を挙げれば、2ちゃんねるSNS板にはmixiのスレッドがアホみたいにあって、2ちゃんねるのことを「悪口で繋がる自由」と

    mixiが2ちゃんねるを駆逐できない理由 - アンカテ
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2006/03/31
    当初、くだらねぇと思っていたけど、素面の時に再読してみたい気持ちにふと駆られた。
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