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ブックマーク / jp.ign.com (12)

  • 日本の文化的植民地となった昭和66年のアメリカを描く中国産ゲーム『昭和米国物語』が発表!

    『Dying: 1983』や『DYING: Reborn』を手掛けた中国の開発スタジオNEKCOM Gamesによる新作RPG『昭和米国物語(Showa American Story)』が発表された。プラットフォームはPS4/PS5/PC。 舞台は昭和66年のアメリカで、強大な経済力を手にした日文化的植民地となっている。言うまでもなく架空の設定だが、日経済がピークを迎えていた昭和末期、多くのアメリカ人が恐れていたような実態がもしも当に起きていれば、というような設定と言えるだろう。鯉のぼりや招きに地蔵、それからラムネのような飲み物といった日的な要素で彩られたアメリカ。自由の女神が着物を身に纏ってしまう「if」の世界線は日人にとっても感慨深いものがありそうだ。 だが、作はそんな世界設定を真面目に描くというよりも、B級映画のような雰囲気だ。この世界には10年ほど前からゾンビや化け

    日本の文化的植民地となった昭和66年のアメリカを描く中国産ゲーム『昭和米国物語』が発表!
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2022/01/08
    続報待ち
  • 『Apex Legends』の「能力主義」に対する批判――競技性の低いゲームがランク制度を採用するとき

    ここ1週間ほど『Apex Legends』をプレイしている。人として大切なものをはるか昔に忘れたパスファインダーで縦横無尽にマップを駆け巡り、1v3を仕掛けて勝てるのはシルバーまでで、とうとうゴールドからスタックするようになり、ともにプレイしている友人たちのねばり強い説得に折れて、ジブラルタルに転向した。のべ15時間ほどプレイしてプラチナまで上がったが、あとはグラインド――堅実なプレイを固持してRNG(ランダム生成)の神に供物を捧げる行為――を続ければ、マスターくらいまでは上がると思う。どうすればランクが上がるのかは、わかっているからだ。 このゲームの戦闘は、抜群に面白い。すべての武器の使用感が洗練されていて、それぞれに強みがあり、理想的な地形や交戦距離に武器の特性がぴたりとはまったときなどには、こたえがたい快感をもたらしてくれる。キルタイムの長さとキャラクタースプライトの移動の速さが、空

    『Apex Legends』の「能力主義」に対する批判――競技性の低いゲームがランク制度を採用するとき
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2022/01/04
    我が家で一番Apexに詳しい人に読んでもらって、この文章の当否について聞いてみよう。
  • Nintendo Switchで「強引移植」が増えつつある?人気ゲーム機の光に付随する“影”

    Nintendo Switchの販売台数は2020年12月末時点で7987万台を越えており、大ヒットしたWiiを超える勢いを持っている。今後もさらなる展開が行われることを考えると、いまのNintendo Switchはかなり脂が乗っている状態といえるだろう。 ゲーム機が売れればソフトも売れる。少し古いゲームだとしても改めてNintendo Switchで出せば売れるし、インディーゲームを手軽に遊ぶハードとしても人気があるわけで、多くの作品がこのハードにやって来ているわけだ。 2021年2月、PCで展開されている『リーガルダンジョン』というインディーゲームがNintendo Switchに移植された。作は警察官として捜査書類を読み、犯罪者を検挙するため意見書を作るアドベンチャーゲームだ。 文字を読んで推理をしていくゲームなので人を選ぶようだが、嗜好に合う人からは評価されている作品である。ゆ

    Nintendo Switchで「強引移植」が増えつつある?人気ゲーム機の光に付随する“影”
  • 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』レビュー かつて監督自身が引き起こした巨大な「インパクト」にケリをつけた作品

    筆者は、『新世紀エヴァンゲリオン』にハマった世代だ。だから、ニュートラルに『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を評価することはできない。主観的な印象としては、10点満点中で350万点ぐらいの作品なのだが、『新劇場版』から入り、『破』が一番好きだという観客にとっては意味不明で3点ぐらいの作品なのではないかと危惧もしている。 だから、レビューは、いわゆるニュートラルで客観的なレビューではないかもしれない。かつて、『新世紀エヴァンゲリオン』にハマり、人生の道すら踏み外してしまったかもしれない一人の人間として、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に向き合って絞り出した感想のようなものだ。 ネタバレを遠慮なく行ってしまうので、未見の方がレビューを読むことは推奨しない。まずは自分の眼で見に行くことを強くオススメする。 世界を終わらせる物語ではなく、生命を育もうとする物語を描く 初見の印象は、大満足で、期待

    『シン・エヴァンゲリオン劇場版』レビュー かつて監督自身が引き起こした巨大な「インパクト」にケリをつけた作品
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2021/03/12
    「理解」できる部分もあるけれども、EoEの浜辺の光景をすっとばしたレビューのような気がして、それゆえ自分の解釈とはかなり食い違っていて居心地はあまり良くなかった。
  • EpicによるAppleとGoogleへの宣戦布告は、ゲーム業界のあり方を大幅に変えることになるかもしれない

    5年前の時点では、『フォートナイト』が世界でもっともプレイヤーの多いゲームのひとつになるなどとは誰も想像していなかった。Epic Gamesによるカートゥーン調TPS『フォートナイト』は、年月を経るなかでマルチプレイのタワーディフェンスゲームからバトルロイヤルゲームへと変わっていったうえに、いまや大作映画の上映の場であり、人種間の関係性にまつわる議論の場であり、人気ラッパーのコンサート会場でもあるSNSプラットフォームへと変貌を遂げた。急激な成長に伴って『フォートナイト』という看板タイトルは、その原点である単なる1ゲームという枠を超越し、いまやEpicの利益を代弁するロビイストの役割をも担う存在になっている。 8月13日、Epicは自分たちの財布に手を突っ込んでいる企業たちのうちAppleGoogleに『フォートナイト』を通じて事実上の宣戦布告を行い、今後ゲーム流通の在り方を大幅に変

    EpicによるAppleとGoogleへの宣戦布告は、ゲーム業界のあり方を大幅に変えることになるかもしれない
  • アメリカの開発スタジオはいかにして時代劇風の侍ゲームを作ったのか?『Ghost of Tsushima』開発者インタビュー

    IGN JAPANのレビューで9点を獲得し、世界各国のメディアでも高く評価されている『Ghost of Tsushima』はすでに、PS4のスワンソング(最後の傑作)と呼ばれ始めている。1274年の対馬を描き、侍を主人公にした「時代劇風オープンワールドゲーム」である作。大きな特徴はなんといっても、アメリカの開発会社であるサッカーパンチ・プロダクションズが、日を舞台とした作品を手掛けたことだろう。 インタビューでは、『Ghost of Tsushima』のクリエイティブ・ディレクターであるネイト・フォックス氏がどのような時代劇に影響を受けたのか、『Ghost of Tsushima』でどのようなゲームを目指したのかなどについて訊いた。さらに、SIE JAPANスタジオの日語版制作チームが作にどのように貢献したのかも伺った。 まずはフォックス氏が日歴史や侍に興味を持ったきっかけに

    アメリカの開発スタジオはいかにして時代劇風の侍ゲームを作ったのか?『Ghost of Tsushima』開発者インタビュー
  • ビデオゲームへの偏見とそれへの批判:東洋経済オンライン『スプラトゥーン』の「中毒性」ついて

    東洋経済オンラインに「『スプラトゥーン』の中毒性が極端に高い理由」という記事が掲載されている。このような記事は相手にしないほうがいいと言われるかもしれないが、ゲーマーでない人からあらぬ誤解を受ける可能性がある。ゆえに誰かが一度きちんと否定する必要があると考え、この原稿を書くことにした。 その記事では、任天堂が展開しているNintendo Switch向け対戦アクションゲームスプラトゥーン2』が「家族の絆をも壊すゲーム設計を採用している」と書かれている。毎日遊ばせたくなるような仕掛けがあり、中には「ギア」というガチャのようなシステムがあって、それのせいでやめられないのだ……、と。しかし、これは明らかに間違っている。いや、間違っているだけならまだマシで、問題は“読者の不安を煽るような記事”にしかなっていないところだ。 ゲームを正確に捉えられていないゲーマーとしての失望 『スプラトゥーン2』(

    ビデオゲームへの偏見とそれへの批判:東洋経済オンライン『スプラトゥーン』の「中毒性」ついて
    p_shirokuma
    p_shirokuma 2019/02/04
    ゲームプレイヤーから見れば当たり前のことが書かれているが、こういう事もちゃんと書かれないとやっていない人達には伝わらないので、積極的に書いていただくのが良いと思う。
  • 【電遊奇譚:其十三】ロンドンのルイージマンション

    私の母は私がゲームをプレイしているときに死んだ。部屋でコンピュータに向かっているとき、階下がやけにざわついているものだから、様子を見に降りた。すると私の母は、私たち家族が20年間事をともにした台所机のそばに石のように転がっており、そのまわりに数名の水色の服を着た男たちがいて、さかんに彼女の身体に「蘇生」を行っていた。そのうち担架が搬入され、彼女の身体が運ばれていった。しばらくして電話が掛かってきた。救急車に同乗した父だった。「お母さんは死んだ」と彼は言った。「そうか」と私は答えた。それから私はいったん家の外に出て、なぜか大学に電話をかけた。「しばらくのあいだ顔を出せないと思います」私は最も懇意にしていた事務員の女性にそう告げた。 どうして、と彼女は言った。 「母が死にました」と私は答えた。 どうして、と彼女は言った。 「頸を吊ったんです」と私は答えた。 彼女は言った。「いまは自分のことだ

    【電遊奇譚:其十三】ロンドンのルイージマンション
  • 香港ガリ勉眼鏡っ娘ゲーマー、爆誕の巻!紅白機と灰機と、ささやかな奇跡の物語

    皆さんこんにちは。私は、姓は歐陽(オウヨウ)、名は宇亮(ウリョウ)と言い、14年前から日に住んでいる香港出身の女子ゲーマーで、IGN JAPAN編集部の1人だ。オランダ人のクラベ氏は去年からゲーム少年の人生回顧録を執筆しているが、同じく海外出身でありながらヨーロッパとは違うアジア・香港で生まれ育ったゲーマーの生涯を、私と日との物語を通して紹介していきたい。 香港の典型的な風景 先に断っておくが、おそらく多くの日人と同じように、私から見てもクラベ氏はゲーム好きとしてかなり恵まれている。家が裕福で、親の反対や偏見もなく、自由にゲームを楽しめるのみならず、写真まで撮ってもらえる。まさにゲーマー・パラダイスだ。ところが、私は全く違った。つまり、家が貧乏で、親がゲーム反対で、ゲームをプレイしているときの写真など1枚もないのだ。しかし、こんな環境でも、ちゃんと純粋培養のゲーム少女ができた。そして

    香港ガリ勉眼鏡っ娘ゲーマー、爆誕の巻!紅白機と灰機と、ささやかな奇跡の物語
  • 【電遊奇譚:其六】 小学生の雀鬼が麻雀を辞めるまで

    とある自動車整備会社の二階で「スターフォックス64」をプレイするとき、小学生の私が握っていたのはニンテンドー64ではなく、プレイステーションのコントローラーだった。そのあと隣の部屋で、エンカン服を着た大人たちに混ざって麻雀をしているとき、私は勝負事のおもしろさを学んだ。この文章はその経緯の素描である。 スターフォックスと麻雀卓 私の記憶にあるこの場所はいつもたくさんの人がいて、ブルーカラーもホワイトカラーも一緒くたになって酒を飲んでいた。どういう経緯があったのかはわからないが、自営業を営む私の両親は、もっとも懇意にしている得意先であったこの自動車会社の二階にある、オフィス兼堂のようなところに、幼い私を預けることがあった。その場所にはしっかりとした革張りの応接椅子や伝票の束、台所とホシザキの冷蔵庫、永遠に若いままの水着姿で私たちに微笑みかけてくれるビール広告の美女のポスターなどがあったが、

    【電遊奇譚:其六】 小学生の雀鬼が麻雀を辞めるまで
  • 【電遊奇譚:其三】銀河系の片隅の戦争と友情

    僕は、敵に背を向けることなく胸をはって邁進し、暗雲に 閉ざされても晴れることを疑わず、正義が破れても悪が 勝つとは夢想だにせず、斃れるのは再起するため、敗れるのは よりよき戦いを戦うため、眠るのは目覚めるため、と 固く信じていた男だ。 ――ロバート・ブラウニング「アソランドウのエピログ」平井正穂訳(一部抜粋) 眠い目をこすりながら「The Conference Room」に入室したとき、すでに議論は大詰めを迎えていた。私がヘッドフォンをつけて着席すると、さいきん伸び始めたばかりの若いフリートコマンダーがこう叫んだ。「じゃあ、おれたちはもう駄目ってことかよ?」 私は会議室に並んだ名前のアイコンを確認した。会長は今日も不在で、副会長のJamesは口を開かず、指揮官長のRobが若いフリートコマンダーをなだめていた。私があいさつをすると、みんなそれぞれに答えてくれ、兵站部長のMarrが会議の経緯を

    【電遊奇譚:其三】銀河系の片隅の戦争と友情
  • jp.IGN.com - 「バトルガレッガ Rev.2016」 レビュー(今井晋)

    私がゲームセンターに足繁く通うようになり、格的にシューティングゲームにのめり込んだのは2000年代を遥か過ぎた半ばの頃であったと思う。どちらかと言えばケイブ系シューティングゲームを好む私にとって、「バトルガレッガ」は近寄りがたい存在であり、限られたスコアラーのみが触れられる、当時から既に神格化された存在であったように思える。 アーケードゲーム出身のこの奇妙なサウンドトラックは、控えめに言っても私のゲーム音楽観を変えたと思う。 しかし、そんな私でもその「特別さ」だけははっきりと認識していたわけだ。それにはちょっとした事情がある。大学の学部生の頃、私はスタジオ練習よりも部室でダラダラするタイプのサブカル臭にまみれたバンドサークルに所属していた。「ロッキング・オン」の悪口を言いながら、サークル仲間と格ゲーをプレイするような退廃的な日常ではあったが、社会では役に立たないけど、人生にとっては大切な

    jp.IGN.com - 「バトルガレッガ Rev.2016」 レビュー(今井晋)
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