先月、企業が大都市圏でアルバイトやパート従業員を新たに募集した際の時給の平均は、人手不足を背景に平成18年以降で最も高くなったことが民間の調査で分かりました。 求人情報サイトを運営する会社、「リクルートジョブズ」は毎月、企業が首都圏、関西、東海でアルバイトやパート従業員を新たに募集する際の時給を調査しています。それによりますと、先月の時給の平均は去年の同じ月より8円高い961円で、調査を始めた平成18年以降で、最も高くなったということです。 業種別に見ますと、飲食店などの「フード系」が937円で去年の同じ月より10円上昇したほか、「営業系」が23円上がって1119円、「製造・物流・清掃系」が8円上がって950円などとなっています。 1年前と比べた時給の上昇幅は、工場で生産活動に従事する人や、居酒屋での調理係などで、大きくなる傾向が見られるということです。 調査した会社の宇佐川邦子リサーチセ